気になるタンスのイヤな臭い…効果的な取り方のポイントをご紹介
タンスを長く使っていると、臭いが気になってきてしまいますね。消臭剤などで簡単に何とかできるレベルであれば問題ないですが、タンスの臭いは独特でツンとしたものであることも多いです。しかも、その臭いがタンスの中にしまってある服にも移ってしまうことに悩んでいる人は多いでしょう。
そこで、この記事ではタンスの臭いの取り方や、タンスの臭いが移ってしまった服の対処法などをご紹介していきます。タンスの臭いに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてくださいね。
1.タンスの臭いの取り方について
使い続けているとだんだん気になってくる、タンス独特のツンとした臭い、早めに何とかしたいですよね。そこで、ここではタンスの臭いを取るのにおすすめな方法をご紹介していきましょう。
1-1.温めた牛乳を使った臭い取り
タンスの臭いを取るために牛乳…? と、疑問に思う人も多いでしょう。でも、牛乳は臭い消しのために活用されているものなのです。レバーの臭み抜きをしたことがある人は、そのときに牛乳を使うことをご存じでしょう。また、その他にもニンニク料理を食べた後の口臭予防として牛乳を飲むのが良いといわれているなど、牛乳はイヤな臭いを消すために良い効果を期待できるといえます。
まず、タンスの中に入っている服などを全部出しましょう。そしたら、タンスの中に収まる大きさのカップに鍋などで沸騰させた牛乳を注(そそ)ぎ入れます。このカップを、そのままタンスの中にしばらく入れておくだけでOKです。こうすることで、牛乳に含まれている成分が持つ臭い消し効果を期待できるでしょう。
1-2.重曹を使った臭いの取り方
重曹といえば、掃除において万能といわれていますね。そんな重曹も、タンスの臭いを取るために活躍してくれるのです。
まず、紙コップ半分くらいの重曹と、ガーゼまたはいらなくなったハンカチを用意してください。そのガーゼ、またはハンカチでコップに入っている重曹をくるみます。後は、これをタンスに入れておくだけでOK。不思議とタンスのイヤな臭いを取ってくれるでしょう。
1-3.外気にさらして臭いを取る
タンスのイヤな臭いは、外気にさらすだけでも取ることができます。中にしまっているものを取り出したら、後はベランダなどに置いて風にさらしてください。これだけで、ある程度臭いを取ることができるでしょう。どうしても臭いが強烈すぎる場合は、汚れていない雑巾や布巾をかたく絞り、それで最初にタンスの中を拭きます。この後、風にさらしてみてください。こうすれば、より強い臭いでも取りやすくなります。
1-4.タンスの臭い取りに固形せっけんが大活躍!
意外かもしれませんが、実は固形せっけんがタンスの臭いを取るために大活躍してくれます。まず、次のものを用意してください。
- バケツ
- 塩素系漂白剤
- 手袋
- 雑巾
- 固形せっけん
- カッター
- セロハンテープ
- 不織物ラッピングバッグ
- タンス用のシート
以上のものを用意したら、まずタンスの中身をすべて取り出し、引き出しを抜きましょう。そして、バケツの中に塩素系の漂白剤を入れて、100倍~200倍の水で薄めます。ここまで終わったら手袋を付けて、雑巾をバケツの中に入れ、かたく絞ってください。その雑巾で、空(から)になったタンスの引き出しを十分拭きましょう。拭き終わったら、そのままベランダなどでタンスの引き出しを天日干ししておきます。水気がしっかり乾くまで、天日干ししてくださいね。ベランダに天日干しできるほどのスペースがない…という場合は、日当たりの良い窓際に干しておけばOKです。
タンスの引き出しを乾かしている間に、固形せっけんを細かくスライスしておきます。カッターを使って、ケガに気をつけてスライスしていきましょう。ちなみに、固形せっけん1個あたりで引き出し3段分の消臭ができます。引き出しの数に応じて、用意するせっけんの数を調整してください。
次に、不織物ラッピングバッグの底とサイドを切って1枚に広げます。その後、スライスしたせっけんをくるむのに丁度良いサイズを意識して、四角形に切りましょう。四角形になった不織物ラッピングバッグの真ん中にスライスしたせっけんを置いてくるんだら、後はセロハンテープで止めて完成です。
乾いたタンスの引き出しに、タンス用のシートを敷いたら、中に手作りしたスライスせっけんをくるんだものを入れましょう。必要に応じて、防虫剤なども入れておくことをおすすめします。これで、タンスのイヤな臭い対策がバッチリできるでしょう。
2.タンスの臭いが服についてしまったら?
衣替えやイメチェンなどで、ずっとタンスにしまっておいた服を久しぶりに着ようと思ったら、タンスのイヤな臭いがしみついていて着るに着られない…。そんな経験をしたことがある人は、多いでしょう。こんなとき、どうすれば服についてしまった臭いを改善できるのか、その方法をご紹介していきます。
2-1.ひとまず洗濯してみよう
タンスから久しぶりに出した服は、どうしてもタンスの臭いや湿気(しけ)た臭いがしみついてしまいがちです。そのまますぐに着るのではなく、まずは洗濯してみましょう。それで臭いが取れれば、そのまま着てOKです。
2-2.洗濯しても臭いが取れない…そんなときは?
タンスの臭いが強烈だったりすると、洗濯をした後もその臭いが残ったままになってしまいます。これでは、外に着ていくことができないですね。そこで、そんなときにおすすめな臭いの取り方をご紹介しましょう。
ドライヤーを活用する
まず、衣類をハンガーなどに吊(つる)します。そしたら、ドライヤーの温風を、衣類の外側と内側、両面にしっかり当てましょう。だいたい5分~10分当てればOKです。
スチームアイロンを活用する
アイロンの蒸気を衣類の外側と内側、両面に当ててあげてください。これでも、衣類のイヤな臭いを取る効果を期待できます。
ビニール袋と脱臭剤を活用する
まず、衣類が入るだけの大きなビニール袋を用意しましょう。そこに、衣類と脱臭剤を一緒に入れ、そのまま半日程度放置します。これで半日経(た)ったころには衣類のイヤな臭いが取れるでしょう。
3.いらなくなったタンスの処分方法
タンスの臭いがどうしても気になるから、いっそ新しいものに取り替えたい…。そう考える人もいらっしゃると思います。そんなときに困るのが、いらなくなったタンスの処分ですね。そこで、ここではいらなくなったタンスの処分方法についてご紹介しましょう。
3-1.粗大ゴミとして出す
タンスは大きさのあるものなので、ゴミとして処分する場合はそのまま粗大ゴミとして出す必要があります。粗大ゴミの出し方は、各自治体によって違ってくるので、まずは自分の地域の自治体に確認しましょう。その後、自治体で決められた方法に従って処分してください。ただし、粗大ゴミとして出す場合は準備なども必要ですし、自分で指定された場所までタンスを持っていかなければならないので、なかなか大変です。
3-2.出張買い取りを行っているリサイクルショップを利用する
まだ使えるタンスなら、そのままゴミとして捨ててしまうのはもったいないですね。といっても、リサイクルショップに自分で持ち込むのも大変でしょう。そこでおすすめなのが、出張買い取りを行っているタイプのリサイクルショップを活用することです。このようなリサイクルショップなら、業者のスタッフさんが直接自宅までタンスを取りに来てくれるので、自分で運ぶ手間なども省けます。電話一本だけでいらなくなったタンスを買い取ってもらうことができるため、お得ですね。なかなか時間がない人や、自分でタンスを持っていくのが困難という人は、ぜひこうした業者を利用することをおすすめします。
まとめ
タンスの臭いの取り方などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか? タンスの臭いは、衣替えや部屋の掃除のときなどに、どうしても直面する悩みの1つでしょう。しかし、さまざまな工夫をすることで、不快な臭いを防ぎ、快適な状態を維持できます。日頃からタンスの臭い対策を心がけて、衣替えやイメチェンをしたいときでもすぐに服が着られるようにしておきたいですね。