【必見】洗濯機の運び方を知っておこう!安全に運ぶためのコツと注意点
洗濯機の運び方にはコツがあることをご存じですか? 引っ越しの際、業者に依頼せず自分で運んだ方が費用の節約になります。軽トラのような車があればその方法も可能でしょう。しかし、洗濯機のように大型のものを自分で運ぶときは注意が必要です。階段はどのように運ぶのか、横にしても大丈夫なのか、分からないこともたくさんあるでしょう。
「洗濯機を1人で運びたい」「水の処理はどうすればよいのか?」「腰痛にならないように気を付けることは?」そんな人たちのために、洗濯機の運び方と処分方法をまとめてみたいと思います。
1.洗濯機を運ぶ際のコツ
洗濯機を自分で運ぶ際には、いくつかのコツを知っておくと便利です。ぜひ参考にしてみてください。
1-1.前日までに水抜きを行う
洗濯機を運ぶ際は、水抜きをしておかなければなりません。最低でも引っ越しの前日までにはやっておきましょう。全自動洗濯機とドラム式洗濯機では水抜きの方法が異なるため注意が必要です。
まず、全自動洗濯機の場合。不要なタオルと水を受けるための洗面器を用意し、水道の蛇口を締めてください。洗濯機のドアを閉めて電源を入れます。ドライコースを選択して10秒くらい経過したら電源を切りましょう。
次に、給水ホースを外して水を抜き出します。続けて、排水ホースも同様に水抜きを行いましょう。この順番は必ず守ってください。再び洗濯機のドアを閉めて脱水ボタンを押し、脱水が終了したら洗濯槽内に残っている水分をタオルできれいに拭き取ります。排水口から排水ホースを抜いて洗面器に置き、洗濯機を少し傾けながらホース内に残っている水を抜き出しましょう。
ドラム式の場合は、最初に給水ホースの水抜きを行います。次に糸くずフィルターの水抜きをして、最後に排水ホースの水抜きを行ってください。
1-2.運ぶ際のコツ
洗濯機を運ぶときは、両サイドから2人で持つようにします。ドラム式の場合は、ドラムを固定するためのネジが必要になるでしょう。運ぶときは床や壁を傷付けないように、養生することを忘れないでください。トラックに積むときは必ず縦にしましょう。横にすると機械部が壊れる可能性があります。
1-3.新居に設置する
洗濯機を新たに設置する方法も知っておきましょう。設置場所に置いたらガタガタしないか確認するようにしてください。ドラム式洗濯機の場合は、水準器を見て水平か確認するようにしましょう。洗濯機を蛇口につなぎ、電源が入るかどうかチェックして完了です。
2.洗濯機を運ぶ際の注意点
洗濯機を自分で運ぶ際には、いくつか注意するべきことがあります。安全で確実に運ぶために気を付けましょう。
2-1.できるだけ斜めにしない
洗濯機を運ぶ際に注意したいのが、斜めにしないということです。階段や狭い廊下を運ぶ際に多少傾くくらいなら問題ありません。しかし、急角度に斜めにするのは危険です。
ドラム式の場合はさらに注意が必要で、運ぶ際には輸送用のネジが必要になります。ドラムの部分はとてもデリケートで、運ぶ際にはきちんとネジで固定しておかないと故障の原因になることも。運び出す前に忘れずに準備しておきましょう。ネジは購入時に必ず付いてくるはずなので確認しておいてください。
もしネジが見当たらなければ、購入した家電量販店やメーカーに連絡をして取り寄せておく必要があります。業者に依頼した場合も、ネジがなければ運搬を断る可能性があるでしょう。
2-2.設置するときの注意点
新居に洗濯機を設置する際は、注意点がたくさんあります。たとえば、今使っている洗濯機が新居に入るのかという問題もあるでしょう。洗濯機の大きさを測り、ドアからきちんと入るのか確認しておく必要があります。
また、洗濯機の大きさによっては蛇口の部分に本体が当たったり、洗濯機置き場の形状が合わなかったりしてうまく設置できない可能性も。蛇口の位置までしっかり確認しておくようにしましょう。最後に、設置した後は水もれをしていないかきちんと確認するようにしてください。
2-3.腰痛に注意する
洗濯機のような大型のものを運ぶ際には、腰痛に注意が必要です。持つときのポイントとしては、なるべく洗濯機を体と密着した状態を保つようにすること。腕の力だけで持とうとせず、おなかにのせるようにして支えると腰への負担を減らすことができるでしょう。
また、腰を曲げた姿勢で持ち上げるのは危険です。まずは片ひざを付いて、腰だけに負担がかからないように意識しましょう。万が一、ぎっくり腰になってしまうと引っ越しどころではなくなってしまいます。最後まで気を抜かず、できる限りの腰痛防止対策を考えましょう。
3.洗濯機の処分方法
引っ越しを機に新しい洗濯機に買い替えを検討しているなら、不要になった洗濯機を処分しなければなりません。洗濯機の正しい処分方法をご紹介しましょう。
3-1.小売店に処分を依頼する
買い替えの場合は、新しい洗濯機を購入する小売店に処分を依頼することができます。その際は、リサイクル料金と収集運搬料金が発生することになるでしょう。料金はお店によって異なるため、あらかじめ問い合わせておくことをおすすめします。新しい洗濯機の購入と古い洗濯機の処分を同時にできるため大変便利でしょう。
3-2.リサイクルショップやネットオークションで売る
比較的状態のよい洗濯機は、処分するより売る方がずっとお得です。近所にリサイクルショップがある場合は持ち込んでみるのもよいでしょう。ただし、古いものや状態の悪いものは買い取ってもらえない可能性があります。再び家に持ち帰らなければならないこともあるため、面倒に感じることもあるでしょう。
少しでも高く買い取ってもらいたいなら、洗濯機をきれいに掃除して付属品をそろえておくのがポイントです。ネットオークションで売る方法もありますがある程度の知識は必要になります。また、買い手が見つかるまで手元に置いておかなければならないため「すぐに処分したい」という人には不向きでしょう。
3-3.不用品回収業者に依頼する
ほかにも処分したいものがある場合は、不用品回収業者に依頼する方法がおすすめです。不要な家具や家電を回収、買い取りしてもらえるため、確実に処分できるでしょう。メリットは、自宅まで回収に来てもらえるという点。自分で重たい思いをして運ぶ必要はありません。
また、分別も業者がやってくれるため、引っ越し前の手間を大きく省くことができるでしょう。ただし、中には悪質な営業をしている業者もあるということを忘れてはいけません。事前に複数の業者に見積もりを依頼するなどして比較するのがおすすめです。良心的な業者を見極めるためにも、実際にその業者を利用した人たちの口コミなどを参考にするのもよいでしょう。
まとめ
「費用を節約するために引っ越しを自分でやりたい」という人は多いと思います。しかし、洗濯機などの大型のものを運ぶ際には注意が必要です。失敗すると故障の原因にもなるため、ぜひこの記事を参考にしてコツを知ってください。