プロジェクターの買取方法とは! 廃棄より買取に出したほうがお得?!
プロジェクターの買取処分にお悩みですか?最近、プロジェクターはビジネス用も家庭用もいろいろな種類が出ています。年々、高性能化・軽量化・低価格化が進んでいるのです。そのため、少し前にプロジェクターを買ったばかりの人でも、新製品が出ると欲しくなってしまいますよね。けれども、まだ使用できるプロジェクターをごみとして廃棄するのはもったいないものです。そこで、ここではプロジェクターの買取についての知識や買取業者の選び方をご紹介しましょう。
この記事を読むことで、プロジェクターの買取はどのようにすればいいのかがおわかりいただけるでしょう。ぜひ、お役立てください。
1.プロジェクターとは
そもそも、プロジェクターとはどのようなものなのでしょうか。買取に出す前に、種類や人気機種、最近の傾向などの知識を学んでおくと役立ちます。
1-1.プロジェクターとはどのようなものか
プロジェクター(projector)とは、ディスプレイやモニターの一種です。画像や動画などの映像を、大型スクリーンに投影するための機器で「映写機」と呼ぶこともあります。企業ではプレゼンテーションや会議などに、家庭ではホームシアターとして使用するのが一般的です。
1-2.プロジェクターの種類
プロジェクターは、大きく分けると「液晶」「DLP」「LCOS」の3種類があります。それぞれ、どのような違いがあるのでしょうか。
1-2-1.液晶プロジェクター
プロジェクター内部に3つの液晶パネルがあるので3LCD方式とも呼びます。放電光を光源とするランプの光を、「光の三原色」である赤(R)・緑(G)・B(青)の3つに分解し、それぞれの色に液晶パネル(LCD)を割り当てて各色の映像を作るのです。それらをプロジェクターの内部で1つのカラー映像にしてレンズからスクリーンに投影します。
液晶プロジェクターは「明るく、安定した映像を楽しむには最適」といわれているのです。リーズナブルなモデルから高性能モデルまであり、最も家庭で普及しているタイプとなります。
1-2-2.DLP式プロジェクター
「DLP」とは、デジタル・ライト・プロセッシングのことです。半導体の上に、画素数分の小さな「DMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)」という反射型ミラーの表示パネルを使用しています。鏡に光を反射して、その光の反射角度により映像を表示するのです。DMDを1枚使用したホームシアター用プロジェクターや、3枚使用した大型スクリーン向け(ビジネスなど)のプロジェクターがあります。
DLP式プロジェクターは、はっきりとした映像が作れ、経年による劣化が少ないのが特徴です。液晶プロジェクターと同様に、リーズナブルなモデルから高性能モデルまでそろっています。
1-2-3.LCOSプロジェクター
「LCOS(リキッド・クリスタル・オン・シリコン)」プロジェクターは、反射型液晶プロジェクターとも呼びます。
原理は液晶プロジェクターと似ていて、光の三原色である赤(R)・緑(G)・B(青)に分け、シリコン基板の上に設置した反射型液晶パネルで各色の映像を作るのです。それを、プロジェクター内部で1つのカラー映像にしてレンズからスクリーンに投影します。
LCOSプロジェクターは、高解像度でコントラストがはっきりしているので映像が美しいのが特徴です。ただし、製品は高価で機種も限られています。
1-3.プロジェクターの用途・主な使い方
1-3-1.プロジェクターの用途とは
プロジェクターは、主にビジネス現場や家庭で使います。
- ビジネス:会議やセミナーなどで映像を用いたプレゼンテーションをするときに使用します。室内が真っ暗ではなくても使えるプロジェクターが多く、画質はそれほど重視しません。Wi-Fiや有線LAN端子をそなえているモデルもあります。
- 家庭:部屋を真っ暗にしてホームシアターで使用します。コントラストが高く画質にもこだわったモデルが多くそろっているのです。コンポジット端子かHDMI端子を搭載しています。
1-3-2.プロジェクターの主な使い方
ビジネスの現場では、パソコンとプロジェクターを接続しパソコンのデータや映像などをプロジェクターでスクリーンに投影します。家庭では、HDMI出力端子搭載のHDDレコーダー・パソコン・ゲーム機などと接続し、映画・ゲームやインターネットの動画、DVDなどいろいろな映像をスクリーンに投影して使うのです。
1-4.プロジェクターの人気や最近の傾向
プロジェクターは年々進化をしています。昔はプロジェクターというと「高価なもの」というイメージがありましたが、最近では高性能化と低価格化が進んでいるのです。一番リーズナブルな製品は2万円から入手できます。人気があるのは5万円クラスのモデルで以下のような特徴を持つものが人気です。
- 液晶タイプ:リーズナブルで使いやすいので、初めてプロジェクターを使用する人にもおすすめです。売れ筋ランキングのトップ10のほとんどが液晶プロジェクターとなっています。
- 4K対応タイプ:4Kやフルハイビジョンに対応する高解像度の機種が増えています。価格は10万円以上と高価ですが、美しい映像で映画を鑑賞したいという人に人気を集めているのです。
- モバイルタイプ:ビジネスに便利なのが手のひらサイズで1キロ以下という軽量のプロジェクターです。スマートフォンやタブレット、パソコンの画像・映像を大画面で映せるので会社内だけではなく営業先などでもプレゼンテーションをすることができます。
2.プロジェクターの買取について
最近は、使用していない製品を買取するサービスが注目を集めています。まだ使用できる製品をごみとして廃棄することなく、お金に換えられるのでお財布にも環境にもうれしいサービスなのです。買取とは具体的にどのようなサービスなのでしょうか。
2-1.買取とは
「買取」とは、お客さんが不要になった製品をお金で買取するサービス(業者)のことを指します。ひとくちに「買取業者」といってもさまざまな種類があるのです。
- ブランドの洋服や小物などを買取
- 書籍やDVD、CDなどを買取
- 家電や家具・生活用品・スポーツ用品・楽器などを買取
- ベビー服や子ども服などを買取
- 宝石や美術工芸品など高額のものを買取
上記のように、アイテムを1〜2種類だけ専門に買取する業者もいれば総合的に取り扱う買取業者もいます。一般的には、買取対象になる製品を業者が査定して、売る人が見積金額に納得すれば買取契約成立となり、業者はお金を支払うのです。また、買取業者の中には査定した結果「買取対象にならない製品」を有料で回収してくれる業者もいます。
2-2.買取のメリット・デメリット
買取業者を利用するメリットとデメリットをご紹介しましょう。
2-2-1.買取のメリット
- 捨てるのはもったいない製品をお金に換えられる
- いつ売れるかわからないインターネットオークションよりも、早く確実に売れる
- 複数の製品を買取してほしい場合、業者が訪問査定をしてくれることもある
- 引っ越しのときにさまざまな製品をまとめて買取に出せば運ぶ荷物が減る
- 買取業者は買取した製品をメンテナンスして再販売しているので廃棄ごみを減らすことができ環境にやさしい
- 粗大ごみは自分で手配をした後に収集場所まで運ばなくてはならないが買取業者は自宅に来て収集・運搬してもらえる
- 買取業者は都合のいい日時に来てもらえる
- 買取と回収の両方を依頼できる業者もいる
2-2-2.買取のデメリット
- 買取対象にならない製品もある
- 悪質な業者もいるので慎重に業者を選ぶ必要がある
2-3.プロジェクターの買取は?
もちろん、プロジェクターは買取できます。プロジェクターは中古でも需要が高いのです。「ホームシアターで使いたいので安く入手したい」「会議で使いたいので高機能ではなくてもいい」と、プロジェクターの中古を探している人はよく見かけます。ただし、買取可能な製品と不可能な製品があるので注意が必要です。
2-3-1.買取できないプロジェクターとは
- 古い製品(製造から3年以上経過した製品)
- ランプなどの消耗品が入手できなくなった製品
- 故障している製品
- 傷や汚れなどが目立つ製品
2-3-2.付属品について
プロジェクターの買取の場合、本体だけではなく付属品も必要です。リモコンや電源テーブル、コンピューターケーブルなどの付属品がないと買取を断られることもあるので注意してください。
3.プロジェクターの買取方法について
プロジェクターを買取に出すにあたり、知っておきたい基礎知識をご紹介しましょう。
3-1.どこで買取してくれるか
プロジェクターの買取を行っているのは、リサイクルショップや不用品買取業者です。プロジェクターは一般的な生活家電と異なり、査定をするには専門知識を必要とします。そのために、買取対象製品とはしていないこともあるのです。事前に確認してみましょう。
3-2.買取の前にチェックしておくべきこと
プロジェクターは中古でも需要があります。ただし、「2-3-1.買取できないプロジェクターとは」でご紹介したように、古い製品や故障していう製品は買取対象にはなりません。そのために、プロジェクターを買取に出す場合は、事前に以下のこと確認してください。
- 水銀灯を使用するプロジェクターは、メニューや設定で「ランプの使用可能時間」を確認する
- スクリーンに投影できるか、音声は問題なく出るか接続して状態を確認
- レンズに傷が付いていないか、汚れていないか
- 製造年から何年経過しているか
- 使用に必要な付属品はそろっているか
- 目立つ汚れや傷はないか
3-3.査定について
買取業者によって査定方法は異なります。一般的には、申し込みをするときに、売りたいプロジェクターの写真を撮り(正面・背面・側面など)、製品情報と共にメールや申し込みフォームから送るのです。業者はそれを元に仮の査定金額を出します。その後、実際に製品を見てから正確な買取金額を出すのです。仮見積もりを正確に出してもらうためには、できるだけ具体的に正確な情報を伝えてください。査定の流れは、「4-2.流れ、申し込み方法」でもご紹介しています。
3-4.買取相場、手数料など
プロジェクターは、リーズナブルなものから高性能で高額なものまで幅広くあります。元の値段・状態・製造年などによって買取金額は異なるのです。また、買取できなかった場合に回収を依頼するときには回収処分料が発生します。
3-5.高額査定のコツ、高額査定商品とは
3-5-1.高額査定のコツ
-
買取に出す前に掃除をする(全体の汚れやホコリを取る・レンズをきれいにふくなど)
-
付属品や取り扱い説明書を用意する
-
購入時の外箱があれば、それに入れる
3-5-2.高額査定商品とは
-
未使用の製品
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製造年から1〜3年ほどの新しい製品
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高性能で高額の製品
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BluetoothやWi-Fiなどで接続できる製品
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HDMIやDVIなど、デジタル入力ができる製品
-
高機能で軽量のビジネスモデル
3-6.回収方法など
買取業者は以下のような方法で、査定・買取・回収を行います。
- 店頭持ち込み買取:利用者が直接業者の事務所に持ち込みをして、査定・買取・回収をしてもらう方法です。もし、買取不可な製品でも有料で回収はしてもらえます。
- 宅配買取:利用者が電話やインターネットフォームで申し込みをした後に、買取してほしい製品をこん包し業者に送る方法です。業者は製品を査定し金額を利用者に連絡します。折り合いが付けば、そのまま回収となり業者は利用者にお金を振り込みます。
- 出張買取(訪問買取):利用者が電話やインターネットフォームで申し込みをし、予約した日時に業者が自宅に出張して査定をする方法です。
業者によってはすべての方法を行っていることもあります。プロジェクターの中古品以外にも買取をしてほしい家電などがある場合は、出張買取をする業者を選ぶほうがおすすめです。不要なものが1度に片付くので引っ越しなどのときに利用すると便利でしょう。
3-7.注意点
「3-3.査定について」でもご紹介したように、プロジェクターの中古品を査定に出すときには業者に正確に情報を伝えることが大切です。もし、汚れや不具合があった場合も隠さずに伝えましょう。業者が実際に製品を見たときにマイナスポイントを発見すると買取不可になることもあるのです。仮見積もりの申し込みときには、マイナス面も含めてできるだけ正確に製品の情報を伝えましょう。
4.プロジェクターの中古品買取業者選び
買取業者はインターネットで検索するとたくさん出てくるので何を基準に選んでいいのかわからなくなりますよね。そこで、ここではプロジェクターの中古品を買取してくれる業者の選び方をご紹介しましょう。
4-1.業者選びのポイント
- ホームページに事業所の所在地・電話&FAX番号・メールアドレスなどを明記している
- 古物商の番号を取得している(買取して再販する業者には必ず必要)
- 買取実績がある(買取した件数や買取した料金などをホームページに掲載している)
- 無料相談・無料相談・無料見積もりを行っている
- 対応するスピードが速い
- 買取・回収方法が自分のニーズに合っている
- 買取不可能な製品でも有料回収してくれる
- 回収費用が安い
- プロジェクターを買取対象にしている
- 出張買取を希望するときは自分の住所が「出張買取対象エリア」であるか確認する
4-2.流れ、申し込み方法
一般的な買取業者の申し込み方法や買取までの流れをご紹介しましょう。
- ホームページの「申し込みフォーム」や電話で買取査定の申し込みをする
- 製品名・製造年・メーカー名・状態など製品情報と写真を業者にメールで送る
- 業者は送ってきた情報をもとに仮の査定金額を出し利用者に伝える
- 仮見積もりに利用者が納得すれば回収日時を決める
- 予約日時に業者が訪問して最終的な査定金額を決める
- 利用者が納得すればその場で現金で支払い搬出する
※宅配買取の場合は「3-6.回収方法など」でご紹介した流れになります。
4-3.注意点
最近、違法な不用品回収業者によるトラブルが増えています。小型トラックで「不用品を無料で回収します」とアナウンスしながら周回している業者には注意してください。呼び止めて引き取ってもらおうとするとお金を請求してくる業者が多いのです。そのような業者は身元不明の違法業者なので利用しないようにしましょう。
5.プロジェクターの買取〜よくある質問〜
プロジェクターの買取についてよくある質問をご紹介しましょう。
5-1.古いプロジェクターの廃棄
Q:古いプロジェクターは、買取不可能と聞きました。どうやって廃棄すればいいでしょうか。
A:プロジェクターは、粗大ごみで捨てることができます。自治体のホームページに粗大ごみセンターの連絡先や手配方法などが掲載しているので確認してください。自治体によっては、「小型家電」として回収していることもあります。
5-2.付属品がない場合の買取
Q:リモコンやコードなどの付属品が見つかりません。ないと買取不可能でしょうか。
A:メーカーや製品によっては、付属品の在庫がないこともあります。その場合は、買取不可能になる可能性もあるのです。業者に確認してください。
5-3.買取希望品がたくさんある場合
Q:事務所を移転するのでプロジェクターだけではなく、いろいろな備品も処分したいです。買取業者に依頼できますか。
A:家電や事務所備品などを幅広く扱っている買取回収業者なら可能です。買取するものは現金にでき、買取対象ではないものは回収処分してもらえるので移転のときには便利でしょう。
5-4.未使用のプロジェクターの買取
Q:事務所に未開封・未使用のプロジェクターがあります。使わないので買取に出したいのですがいくらになるでしょうか?
A:未開封・未使用の場合、高額の買取対象になります。ただし、製品・メーカー・元の値段・製造年によって買取金額は異なるのでひとくちに「◯◯◯円になります」とはいえません。5年以上の製品で最近のニーズに合わない機能の場合は、未開封・未使用でもあまり高値にならないこともあるのです。まずは、業者の無料見積もりを利用しましょう。
5-5.ビジネス用プロジェクターの買取
Q:ビジネス用プロジェクターをコンパクトな最新機種に買い替えます。プロジェクターの中古が複数台あるのですが買取可能でしょうか。
A:製品の製造年や機能、状態にもよります。基本的にはビジネス用プロジェクターは中古でも需要はあるのです。ただし、最近ビジネス用プロジェクターは進化しているのでより高性能で軽量化しています。現代のニーズに合わないものだと、高い金額での買取は望めないでしょう。
6.まとめ
いかがでしたでしょうか。プロジェクターの買取について、いろいろなことがおわかりいただけたかと思います。プロジェクターの中古品を買取に出すときには「3.プロジェクターの買取方法について」で取り上げたことを読んで、できるだけ高額で売れるようにしてください。また、処分を急ぐあまりに身元不明な業者を利用するのはやめましょう。「自分に合った方法で買取回収を行っている」「信頼できる」「サービスがいい」業者を選んでくださいね。