お得に処分!洗濯機などの家電リサイクル料金や買い取りのコツ
洗濯機は、約10年に1度は買い換える家電とされています。洗濯機の寿命が来て壊れてしまった際や、新しい洗濯機に買い換えたくなった際に困るのが、古い洗濯機の処分方法ではないでしょうか。そこで今回は、洗濯機のリサイクル方法や、家電リサイクル法・料金などについてご紹介します。
洗濯機の処分方法に悩んでいる方、リサイクル料金を知りたいという方はぜひ最後まで読んでみてください。洗濯機をよりお得に、楽に処分するための方法を見つけられるはずです。
1.家電リサイクル法について
1-1.家電リサイクル法について
洗濯機をはじめ、さまざまな家電は、リサイクルすることによって資源の再活用やゴミの量の削減につながります。壊れた家電の中にも、まだ使える金属や電子部品が残っているのです。このような資源性のある家電のリサイクルを義務付けた法律を「家電リサイクル法」と言います。
1-2.家電リサイクル法の目的・必要性
洗濯機などのまだ使える家電をリサイクルすれば、資源の有効活用になります。また、家電の中から金属や電子部品を取り出して加工することで、新たな資源を生み出すことも可能なのです。家電をリサイクルに回せば、ゴミの量も減らせます。資源の有効活用とゴミの量の削減が、家電リサイクル法の主な目的です。
1-3.家電リサイクル法の対象家電とは?
家電リサイクル法では、以下の品目が対象となっています。
- 冷蔵庫(冷凍庫)
- 洗濯機(乾燥機)
- エアコン
- テレビ
上記の家電は、定められた方法によってリサイクルに出す必要があるのです。
1-4.小型家電リサイクル法との違い
上記以外にも、リサイクルに出すべき家電はたくさんあります。たとえば、電気ポット・電子レンジ・炊飯器などの電気機器や、スマートフォン・携帯電話などの通信機器、ほかにもビデオカメラ・デジカメ・ゲーム機など多種多様です。これらの家電は小型家電リサイクル法に定められています。小型家電リサイクル法の対象家電は、自治体に処分方法がゆだねられているのです。リサイクルボックスを設けている地域や、いったん粗大ゴミや不燃ゴミとして回収してから、小型家電をよりわける地域もあります。小型家電の処分方法については、お住まいの自治体に確認してみましょう。
2.洗濯機のリサイクル料金について
2-1.洗濯機のリサイクル費用は?
洗濯機のリサイクル費用は、2,500円程度です。メーカーや型番によっても料金が変わりますので、詳細はメーカー別リサイクル料金一覧でご確認ください。小売店などで運搬を利用する場合には、収集運搬費用(数千円)がかかります。
2-2.リサイクル料金はなぜ必要?
洗濯機をリサイクルするためには、洗濯機を解体して、パーツを抜き出したり、金属を再加工したりといった費用がかかります。これらの人件費や作業料として、リサイクル料金が必要なのです。
2-3.リサイクル料金はいつ支払うか?
リサイクル料金は、処分する時に支払うことになっているのです。実は、リサイクル法の法案を決めている時に「購入時に、本体の価格に上乗せすればよいのでは?」という案も出ました。しかし、家電は長期間使うものであるため、先に支払っておくと、数年後には処分料金が変わってしまう可能性があります。また、メーカー等が倒産してしまった際に、再び処分料金を払う必要が出てきてしまうでしょう。そのため、処分時に排出者が支払うこととなりました。
3.洗濯機のリサイクル料金の支払い方法
3-1.料金の支払いについて
リサイクル料金は、郵便局での振り込みや、小売業者で支払うことになります。別途、収集運搬料金が数千円かかることがあるので、事前に小売業者に確認しておきましょう。自分で回収場所まで運ぶ場合、運搬料金は不要です。
3-2.必要な書類
郵便局や小売業者に置かれている「家電リサイクル券」という振込用紙のような紙に、必要事項(洗濯機の型番・メーカーなど)を記入し、料金を支払うことになります。事前に型番やリサイクル料金を調べてメモしておきましょう。
4.洗濯機の処分方法について
4-1.処分方法とは
洗濯機は、リサイクル料金を支払った小売業者・販売店に回収を依頼したり、自分で回収場所へ運ぶなどの方法があります。また、回収業者へ回収料金を支払うことによって、回収と運搬を行ってもらうこともできるのです。
4-2.リサイクル料金以外の費用について
前述のとおり、回収・運搬を依頼する際は、収集運搬料金が発生します。金額は業者によって異なりますが、数千円程度が目安です。また、回収業者を利用することで、洗濯機をはじめとした家電を回収してもらうことができます。回収費・出張費が発生することがありますので、事前に確認しておきましょう。洗濯機以外の不用品もまとめて依頼すれば、1点ずつリサイクル料金を払うよりもお得になることもあります。
4-3.注意点
リサイクル料金を支払って、洗濯機を処分する方法をご紹介してきましたが、実は、まだ使える洗濯機や、中古需要のある洗濯機を買い取りに出すという方法もあります。せっかく買い取りに出せる洗濯機を、お金を出して処分するのはもったいないことです。次項では、洗濯機をお得に買い取りに出すための方法をご紹介します。
5.洗濯機のリセールについて
5-1.買い取りのメリットとは
洗濯機を買い取りに出すことによって、以下のようなメリットがあります。
- リサイクル料金が浮く
- お金をもらえる
- リサイクル料金の支払いや、収集運搬の依頼などの手間を省ける
5-2.買い取り時のリサイクル料金は?
洗濯機が買い取り可能な場合、普通、リサイクル料金はかかりません。ただし、出張費用や運搬料金と相殺されることはありますので、事前に料金を確認しておきましょう。
5-3.買い取り査定のポイント
当然、すべての洗濯機が買い取り可能なわけではありません。買い取り可能な洗濯機の特徴と、高額買い取りのポイントをご紹介します。
5-3-1.買い取り可能な洗濯機の特徴
下記のような洗濯機は、買い取りしてもらえる可能性が高くなります。
- 通常使用ができる(故障していない・機能に欠陥がない)
- 製造年度が浅い・新しい
- 美品である・目立つ傷やひどい汚れがない
- 人気メーカーのもの
- 定価が高いもの
5-3-2.高額買い取りのポイント
洗濯機を1円でも高く買い取りしてもらうには、なるべくきれいに掃除しておくことをおすすめします。新品でも汚れていては査定に響く可能性があるでしょう。また、フィルターや給排水ホースなどの付属品もそろえておくことをおすすめします。
5-4.買取業者の選び方
買取業者を選ぶ際は、買い取り専門の業者を利用することをおすすめします。査定についてのノウハウが豊富であれば、洗濯機を適切な価格で買い取りしてくれるはずです。また高額の出張費や手数料がかかり、買取価格を超えてしまっては元も子もないでしょう。
5-5.注意点
買取業者に依頼する際は、悪質なところを避けるよう気を付けましょう。買取価格に納得できないのに無理やり買い取ろうとしたり、説明もないままに不当な回収料金を請求したりといった業者にひっかからないように注意してください。料金や回収方法については事前に確認しておきましょう。
6.洗濯機のリサイクルについてよくある質問
Q.職場やお店で使っていた洗濯機の処分方法は?
A.企業などの家電は、産業廃棄物扱いとなります。専門の業者に回収を依頼するか、買い取りを依頼するなどの方法で処分してください。
Q.自治体では洗濯機を回収してくれないのですか?
A.洗濯機をはじめ、家電リサイクル法の対象家電は、粗大ゴミや不燃ゴミとしては回収してもらえません。ただし、自治体によってはリサイクルセンターのあっせんや、回収場所の紹介をしている場合もあります。HPや電話で問い合わせてみるとよいでしょう。
Q.洗濯機の寿命はどのくらい?
A.洗濯機の平均寿命は約8年と言われています。洗濯回数にして約2500~3000回です。毎日洗濯するとして3000回÷365日≒8年となります。当然、2日に1回しか洗濯をしないからといって倍の16年使えるわけではありません。使用を始めてから10年を過ぎたら、買い換えを検討したほうがよいでしょう。
Q.人気の洗濯機メーカーは?
A.日立・Panasonic・TOSHIBAなどが人気です。人気メーカーの洗濯機は、中古品であっても買い取り可能である可能性が高くなります。
Q.洗濯機を長持ちさせるコツは?
A.洗濯機を買い換えたら、なるべく上手に使って洗濯機の寿命を延ばしましょう。洗濯機を長持ちさせるには、以下の方法がおすすめです
- 適量で洗濯する(洗濯物を多く入れすぎない)
- 洗剤の量を守る
- フィルター・配管などをこまめに掃除する
- 屋内で使用する
7.まとめ
いかがでしたか? 洗濯機のリサイクルや処分方法についてご紹介しました。リサイクル券を購入したり小売業者に運搬を依頼したりするのはやや面倒ですが、貴重な資源や地球環境を守るためにも、必ず正しい手順で洗濯機をリサイクルに出しましょう。時間がない方や、洗濯機をお金に変えたいという方は出張買い取りや回収を検討してみてください。