布団の洗濯はどうすればいい? 上手なクリーニングの方法を伝授!
布団の洗濯でお悩みではないでしょうか。布団は大きいため、洗うだけでも大変です。しかし、いつでもキレイで清潔な布団で気持ちよく眠りたいことでしょう。キレイな布団を維持するためには、普段からこまめに洗濯することが大切です。そのためにも、正しい洗濯やクリーニングの方法を知る必要があります。そこで、今回は、布団の洗濯について詳しく解説しましょう。
この記事を読むことで、布団の洗濯について詳しく分かります。まずは、記事をじっくり読んでみてください。
1.布団を洗濯する前に確認することは?
最初に、布団を洗濯する前に確認することについてお話します。
1-1.洗濯表示をチェックしよう
布団が洗濯できるかを洗濯表示でチェックしてください。通常は、布団の端にタグで縫いつけてあったりシールで貼られていたりします。「丸洗いOK」「手洗い可能」などの表示があるものは、洗濯可能です。「洗濯不可」「ドライクリーニング」などとあるものは、業者に依頼してクリーニングしてもらいましょう。
1-2.布団の大きさは?
布団の大きさには、主に以下の3つがあります。
- シングル:1人用
- セミダブル:1~2人用
- ダブル:2人用
1-3.洗濯やクリーニングの頻度は?
布団の洗濯やクリーニングは、半年に1回程度が好ましいでしょう。頻繁に洗濯やクリーニングを繰り返すと、表地や中綿が傷んでしまいます。普段から布団が汚れないように気をつけることが大切です。
1-4.自分で洗うことはできる?
シングルサイズの布団ならば洗濯機で洗うことができるものもあります。洗濯表示を確認し、洗濯可能となっているか確認してください。ただし、セミダブル以上になると、家庭用の洗濯機では対応できないでしょう。自分で洗いたいときは、洗濯機で洗う以外の方法を考えてみてください。
2.布団を洗濯機で洗う方法
布団を洗濯機で洗う方法を、自宅・コインランドリーでそれぞれ解説します。
2-1.自宅の洗濯機で洗う
布団は、自宅の洗濯機で洗うことができるものもあります。具体的な方法は、以下を参考にしてください。なお、敷き布団は厚みがあるため、自宅の洗濯機は使用できません。
<掛け布団>
- 掛け布団をたたんで洗濯ネットに入れる
- 洗濯槽に水を張り、洗濯洗剤を溶かす
- 洗濯ネットに入れた布団を洗濯槽に投入し、水分を吸収させるように上から押す
- 「毛布モード」もしくは「弱水流モード」などで洗濯し、すすぐ
- しっかり脱水したら形を整えて干し、完全に乾燥させる
<毛布>
- 軽くブラシをかけて表面の汚れを落としたり髪の毛などのゴミを取り除いたりする
- 毛布をたたんで洗濯ネットに入れる
- 洗濯洗剤を投入する
- 「毛布モード」もしくは「弱水流モード」などで洗濯し、すすぐ
- しっかり脱水したら形を整えて干し、完全に乾燥させる
2-2.コインランドリーで洗う
布団はコインランドリーで洗うと楽に洗濯できます。自宅の洗濯機と違い、大容量であるため、布団の種類によらず簡単に洗濯することが可能です。コインランドリーで布団・毛布を洗う手順は、以下を参考にしてください。
- 布団・毛布をたたんで洗濯槽に投入する
- 洗濯槽のフタをしめてお金を入れる
- スイッチを押してスタートさせる
- 洗濯が終わったらすすぎ・乾燥させる
- すべて終わったら布団・毛布を取り出す
2-3.洗濯機で布団を洗うときの注意点
自宅の洗濯機で布団を洗うときは、洗濯機の対応可能容量を確認し、容量オーバーにならないように気をつけましょう。布団は水を吸うと重くなり、洗濯機に大きな負担となる場合があります。無理をして布団を詰め込んだ結果、洗濯機が故障することもあるので注意しましょう。また、布団の大きさに合った洗濯ネットを用意することで、洗濯時の偏りや毛羽立ちを防ぐことができます。品質よく洗い上げるためにも、洗濯ネットは必ず使用してください。
3.洗濯機が使えない場合の洗い方
洗濯機が使えない場合の布団の洗い方を解説します。
3-1.洗濯機が使えない布団とは?
以下のような布団は、洗濯機が使えません。手洗いもしくは、クリーニングしてください。
- 洗濯表示に「洗濯機使用不可」がある
- 大きすぎて洗濯機に入らない
- 素材がデリケートで傷む可能性が高い
3-2.洗濯機が使えない場合の布団の洗い方
洗濯機が使えなくても、「水洗い可能」「手洗い可能」などの表示があれば洗うことができます。洗うときは、バスタブを利用しましょう。バスタブにお湯(40℃程度)を張り、洗濯洗剤を溶かして布団を沈めてください。後は、バスタブの中で踏み洗いをして汚れを落としましょう。汚れを落とした後は、洗剤成分が完全に抜けるまでお湯を換えてすすいでください。最後に、水気をできるだけ絞り、バスタブのふちにたたんでかけておきましょう。持ち上げられる程度に水分が抜けたら、外に干して完全に乾燥させてください。
4.布団をクリーニングに出す場合
自宅で水洗いできない布団は、クリーニングに出しましょう。手順や業者の選び方・注意点を解説します。
4-1.布団をクリーニングに出す手順
布団をクリーニングに出すときは、以下の手順を参考にしてください。
- クリーニングしたい布団のシミや汚れなどをチェックする
- クリーニング業者に布団を持ち込み、相談する
- クリーニング方法・費用・納期を確認し、納得できたら依頼する
4-2.クリーニング業者の選び方や注意点
布団のクリーニングで満足するためには、信頼できる業者を選ぶことが大切です。そのためには、以下のポイントを参考にして業者選びをするといいでしょう。
- 布団のクリーニングで多数の実績がある
- クリーニングの品質に定評がある
- 明確でリーズナブルな料金システム
- できるだけ早く仕上げてくれる
- スタッフの受け応えがいい
- 顧客からの評判がいい
- 万が一過失があったときの補償がしっかりしている
なお、料金の安さを重視しすぎたために、仕上がりの悪さに不満を持つこともあります。特に大切な布団のクリーニングは、信頼第一で業者を選んでください。
5.布団をキレイに保つコツ
普段から布団をキレイに保つためのコツについて詳しく解説します。
5-1.布団に入る前に入浴する
布団に入る前に入浴を済ませ、体をキレイにしておきましょう。余分な皮脂や体の汚れ・汗が布団につくことを防ぐことができます。朝入浴する人も、シャワーだけでも浴びておくといいでしょう。また、布団に入る前には、きちんと汗が引いたことを確認してください。
5-2.湿気を逃がす
布団の湿気がこもっていると、汚れがつきやすくなります。1日寝るだけでもコップ1杯分の汗をかくと言われているので、天気のいい日に干したり布団乾燥機を使用したりして湿気を逃がしてください。
5-3.カバーをこまめに交換する
シーツやまくらカバーは肌が直接触れるため、汚れやすいものです。特に、まくらカバーは、皮脂で汚れやすいので気をつけましょう。シーツを汚れたまま放置するとダニやカビが布団に繁殖しやすくなるため、できるだけ毎日交換してください。
5-4.清潔なパジャマを着る
シーツをこまめに交換しても、パジャマが不潔であったら意味がありません。寝ている間は想像以上に汗をかいているため、パジャマも汚れています。パジャマは毎日洗濯し、清潔なものを用意しましょう。
6.布団の洗濯に関するよくある質問
最後に、布団の洗濯に関するよくある質問に回答します。それぞれ目をとおし、参考にしてください。
Q.洗濯機で洗うと布団がボロボロになりませんか?
A.洗濯機の使用方法や布団の材質によっては、表面の布や中綿にダメージが加わり、ボロボロになることがあります。心配ならば、手洗いするかクリーニング業者に依頼しましょう。なお、すでに破れがあったり中綿がひどく偏っていたりなど、布団が寿命を迎えているものは、洗うこと自体がNGです。買い替えを検討してください。
Q.布団を洗濯すればダニが発生しなくなりますか?
A.洗濯をすればダニが死滅しますが、今後の発生を食い止めることは難しいでしょう。ダニは、どんなにキレイな部屋にも存在します。布団を洗濯してキレイにしても、いつの間にか潜り込んでしまうものです。ただし、こまめに洗濯・乾燥させることでダニの繁殖を抑えることはできます。
Q.布団の洗濯に向かない時期は?
A.梅雨など、雨や湿気が多い時期は、布団の洗濯に向きません。布団を洗った後に、しっかり干して乾燥させることが難しいからです。湿気が布団に残ったままでは、汚れがつきやすく、カビやダニが繁殖しやすくなります。布団の洗濯は、冬場など、できるだけ空気が乾燥し晴れが続く時期に行うといいでしょう。
Q.複数枚の布団を効率よく洗濯する方法は?
A.クリーニング業者に依頼してください。自宅やコインランドリーでは、複数枚の布団の洗濯は効率が悪いからです。洗濯機で洗うと1枚ずつ洗うことになるため、手間や時間がかかりすぎます。
Q.業者に布団のクリーニングを依頼した場合の日数は?
A.一般的には、10~14日程度です。素材がデリケートなものや、汚れ・シミがひどいものは日数が多く必要となります。オプションにより急ぎでクリーニングしてもらえることもあるので、早く仕上げてもらいたい場合は検討してみてください。
まとめ
今回は、布団の洗濯について詳しく解説しました。布団が汚れていると、ダニの温床になってアレルギー症状を引き起こす可能性があるので注意してください。汚れた布団も、きちんと洗濯すればキレイになって再び気持ちよく使うことができます。まずは、正しい洗濯方法とコツを覚えてください。また、洗濯できない布団については、クリーニングに出しましょう。なお、布団にも寿命があります。なお、洗濯やクリーニングでも汚れが落ちない・傷みが目立つなどのものは、思いきって処分をし、買い替えることも考えてください。