化粧品の収納方法! 100均ケースや仕切りボックスなどグッズで簡単分類
化粧品は、種類が多く形もバラバラで、収納に困りがちなものです。メイクボックスがごちゃごちゃしていて片付かない・化粧品をおしゃれに収納したいけれど全然うまくいかない……、という方もいらっしゃるかもしれません。今回は、化粧品をスッキリ収納するポイントや、片付けの考え方・化粧品の減らし方・便利グッズなどをご紹介します。
片付け初心者の方や、化粧品をスッキリ片付けたい・収納したいと思っている方にはぴったりの内容ですので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
1.化粧品の収納について
まずは、化粧品の収納で困ることや、化粧品を置く場所などについて見ていきましょう。
1-1.化粧品収納は大変!
化粧品の困りごとについて見ていきましょう。解決方法については、次項以降でご紹介します。
1-1-1.化粧品は種類が多い
化粧品には主に以下のようなものがあります。
- スキンケア用品(化粧水・乳液・美容液・日焼け止め)
- ファンデーション・チーク類
- 口紅(リップ)
- アイメイク(アイライナー・マスカラ・ビューラー・アイシャドウ)
- コットン・綿棒類
また、以下のようなものを化粧品と一緒に置いているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
- ヘアケア・ヘアメイク用品
- 香水
- ハンドクリーム・ボディークリーム類
- コスメ類のプレゼント
- アクセサリー
- お風呂用品(入浴剤・パックなど)
- マニキュア・除光液
- 薬・サプリなど
1-1-2.化粧品は大きさがバラバラ
化粧品は、上記のとおり種類が多いだけでなく、大きさもバラバラです。中には大きくて高さのあるボトルやビンや、横に倒したくない液体類、小さくて奥(下)のほうへもぐってしまうものもあるでしょう。
1-1-3.化粧品は汚れやすい
化粧品は、液体(リキッド)・粉末(パウダー)など、汚れやすいものが多くあります。うっかりふたを閉め忘れたり、収納箱の中で倒れたりして、ほかのものにまで汚れが移ってしまうこともあるでしょう。
1-2.化粧品を置く場所
化粧品を置く場所は、ライフスタイルによってさまざまでしょう。一般的な置き場は、自室・リビング・洗面所です。ドレッサーがある方は、そこにひとまとめにしたほうがよいでしょう。いずれにせよ、化粧品は、家の各所に散らばらないよう、なるべく一か所に集めるのがおすすめです(理由は後述)。
2.化粧品収納の基本
次に、化粧品収納の基本をお教えします。化粧品の分類方法や収納場所の考え方を知ることが重要です。
2-1.化粧品以外のものをどうするか?
化粧品の収納をする前に、上記でご紹介したような化粧品以外のものの取り扱いを考えましょう。「化粧品以外が混ざっているのはよくない」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、そのような収納になっているということは、“戻しやすい”もしくは“自分の中でそういう分類ができている”ということです。化粧品類という枠を少し広げて「薬局っぽいもの」などいった大きなカテゴリーにしてもよいでしょう。ただし、種類(量)が多すぎて、ごちゃごちゃになってしまっている場合は、やはり化粧品とそれ以外に分けることをおすすめします。
2-2.化粧品の分類方法
上記でご紹介した「薬局っぽいもの」の中で、さらに「きれいになるためのもの」「元気になるためもの」など目的別に分けてもよいでしょう。分け方は自分で決めてOKです。そして、化粧品を分類する際も、種類で分けましょう。あまり細かく分ける必要はありません。たとえば「肌」「目」「口」「ほか」くらいでOKです。「ほか」が多ければさらに分けても結構ですが、分類数はあまり多くなりすぎないほうがよいでしょう(5前後くらい)。なぜなら、分類数が少ないほうが、片付ける際にあまり考えなくてすむので、スッキリした状態をキープしやすくなるためです。
2-3.化粧品はなるべく一か所に
化粧品にかぎらず、同じ種類のものはなるべくひとかたまりにしておくと、散らかりにくくなります。「あの化粧品はこっち、その化粧品はあっち。」という状況だと、取りに行ったり元の場所に戻したりする際に、頭を使うことになります。頭を使う収納=片付けにくい収納です。「化粧品類は問答無用でここに戻す」という一か所をぜひ決めてください。
3.化粧品を減らす
化粧品をスッキリ整理する一番の近道は、化粧品の数を減らすことです。今持っている化粧品を一度すべて精査し、本当に使っているかを考えましょう。手放すべき化粧品のヒントをご紹介します。
3-1.消費期限が過ぎている化粧品
化粧品には消費期限があることは有名です。時間のたった化粧品は、油分が酸化したり、においが出てきたりして、肌に悪影響をおよぼすこともあります。主な消費期限は以下のとおりです。
- マスカラ・リキッドアイライナー:3か月
- スキンケア系(化粧水類):6か月
- リップ系:6か月
- 日焼け止め・リキッド下地:6か月
- アイシャドウ・チーク:1~2年
基本的に、リキッド系は消費期限が早めであると思っておきましょう。また、日焼け止めはひと夏で使いきり、来年には持ち越しません。意外にパウダー系にも消費期限があるので、あまり長く使いすぎないようにしましょう。
3-2.使っていない・使いこなせない化粧品
好みやライフスタイル・服装・体質(肌質)が変わったりして、使わなくなる化粧品が出てくるでしょう。また、派手すぎて使うのに尻込みしてしまったり、使い方や難しい・メイク落としが面倒といった理由でしばらく使っていない、という化粧品もあるかもしれません。使用頻度の低い化粧品は、消費期限までに使いきれないことがほとんどなので、手放す候補となるでしょう。
3-3.プレゼントでもらった化粧品
プレゼントでいただきやすいコスメセット・ギフトセットなどは、使わないものが多く入っています。自分で選んでいない化粧品は、好みに合わないことも多いでしょう。使っていないプレゼントの化粧品は、手放す候補となります。
3-4.コレクション・限定品など、買って満足した化粧品
期間限定の化粧品やクリスマスコフレなど、パッケージやデザインがかわいくて、つい買ってしまったというものもあるかと思います。また、新色が出るとそろえてしまうという方もいらっしゃるでしょう。きちんと使っている場合や、観賞用として十分役目を果たしていれば別ですが、買ったきりそのまましまいっぱなしという化粧品は手放すことをおすすめします。
4.化粧品の収納方法・実践のポイント
次に、化粧品の収納方法について具体的にご紹介します。
4-1.メイクボックス選びは、化粧品を減らしてから
化粧品の数を減らすことで、メイクボックスの選び方も変わってきます。先に容器(収納スペース)を決めると失敗しやすいでしょう。主役はあくまで中身(化粧品)だからです。先に化粧品を厳選してから、それに見合うメイクボックスを選ぶようにしましょう。最も大きいもの・背が高いものに合わせて選ぶこともできます。
4-2.化粧品はとにかく立てる
残す化粧品を決めたら、上記でご紹介した種類別に分けます。その中で、立てられるものはすべて立てましょう。立てることで見やすく使いやすく戻しやすい収納になるためです。また、残り少ないリキッド系・クリーム系の化粧品は、逆さ向きにして立てることで、重力によって最後まで出やすくなります。アイシャドウ・ビューラーなど、一見立たなそうな化粧品でも、仕切り付きのペン立てや100均の収納ケースを使うことで立たせることが可能です。
4-3.メイクボックスの中に流れを作る
化粧品を使う順番に合わせて、メイクボックスの中に並べると便利です。たとえば、メイクの順番が
- 「コットン・化粧水」
- 「下地・ファンデーション」
- 「アイメイク」
- 「チーク・リップ」
という方は、メイクボックス内のエリアを4つくらいに区切り、使う道具を寄せて配置します。上記でご紹介した「種類ごとの分類」に“使う順番”という考えを追加するイメージです。
4-4.使ったらすぐきれいにする
メイク中にメイク道具が汚れてしまった場合は、すぐにきれいにしましょう。そのためには、ウェットティッシュなどを1セット収納するか手元に置いておくと便利です。わざわざ掃除するのは面倒でも、すぐ手が届くところに掃除道具があれば楽でしょう。
5.化粧品収納用品~便利アイテム・グッズ
化粧品の収納に便利なグッズなどをご紹介します。
5-1.仕切り付きケース・アクリルケース
無印良品や100均(ダイソー・セリアなど)で購入できます。必ず中身を厳選し全体の量を把握してからケースを選びましょう。仕切りが動かせるものも便利です。異なる大きさの化粧品を収納するには、”ぴったりサイズ”を目指さないのがポイントになります。なぜなら、ぴったりサイズを目指すと、ケースの種類が自然と多くなって、収納が煩雑になってしまうためです。大小2種類、もしくは大中小3種類の大きさに対応するケースがあれば十分でしょう。
5-2.かご・バスケット(持ち運びケース)
化粧品の量や種類が少ない方は、かごやバスケットにひとまとめに入れるだけでもOKです。専用の持ち運びケースでなくてもよいでしょう。取っ手のあるものなら、家のどこにでも持って行けるため、日差しや照明を変えてメイクすることも可能です。ただし、前述のとおり、最終的に戻す場所は家の中の一か所に決めておきましょう。
5-3.化粧品ポーチ
ポーチも立派な収納用品になります。ほとんどメイクをしない・化粧品の数がとても少ないというミニマリスト派な方は、専用の収納スペースを作らないという手もあるでしょう。化粧品ポーチにひとまとめに入れておき、必要なときに取り出して使います。出かける際も、ポーチをバッグに入れるだけなのでメイク直しにも便利でしょう。ズラッと美しく陳列された化粧棚も魅力的ですが「化粧品はこれだけ」というスタイルもおすすめです。
5-4.厚紙
倒れやすい化粧品の収納には、厚紙が便利です。たとえばペンシル型のものを1本だけ立てたい場合には、厚紙を幅5センチ×高さ10センチくらいの長方形カットし、1辺1センチ(ペンが1本入るくらいの幅)×高さ10センチの四角柱のようなものを作ります。セロハンテープなどで底をしっかり接着すればペンシル専用の収納スペースの完成です。
5-5.収納用品の注意点
メイクボックスや化粧品収納用品を選ぶ際は、取り出しやすく戻しやすいものを選びましょう。かわいい柄の箱や缶は、おしゃれではありますが、ふたを開けたり閉めたりとワンアクション余分に発生してしまいます。このひと手間が、化粧品収納スペースがごちゃごちゃになる原因になることもあるのです。化粧品の収納は、「取り出しワンアクション」を意識しましょう。
6.化粧品収納でよくある質問
Q.いつも化粧品を使いきれないのですが
A.種類が多すぎる可能性があります。一つの化粧品をどのくらいで消費するのかを計算し、必要以上に持たないようにしましょう。購入日をメモしたりネット通販の履歴をチェックしたりすると便利です。
Q.朝と夜の化粧品収納のポイントは?
A.朝行うメイクと、夜のスキンケア用品は、なるべくまとめて収納したほうがよいでしょう。夜のうちに、朝に片付けきれなかったメイク用品を元に戻す習慣を付ければ、毎朝いい気持ちでメイクをすることができます。
Q.化粧品を大量に手放したいが、フリマなどに出せる?
A.衛生面から、中古化粧品のリセールは難しいでしょう。ただし、以下のものは売れる可能性があります。
- 人気ブランド
- 定価が高いもの
- 未開封品
- 直接肌にふれないもの(香水など)
- 限定品・パッケージに価値があるものなど
基本的には、開封したクリーム系・ファンデーション・リップ類は、リセールは不可であると考えたほうがよいでしょう。
Q.化粧品をおしゃれに収納したいのですが
A.化粧品をおしゃれに見せる収納にするには、見せるか隠すかのいずれかです。化粧品そのものがおしゃれなデザインの場合は、見せる収納でもOKでしょう。しかし、見せる収納は出しっぱなしという印象にもなってしまうので、バランスには注意してください。それ以外の場合は、引き出しや戸棚にしまうなど、なるべく化粧品本体を表に出さないことがポイントになります。
Q.収納スペースを決めたのに、使った化粧品がつい出しっぱなしなってしまうのですが
A.化粧品を戻しにくい収納になってしまっている可能性があります。原因としては、化粧品が倒れやすい・ギュウギュウ・戻すのに頭を使う、などがあるでしょう。倒れやすい場合は仕切りを活用する、ギュウギュウの場合は数を減らす、頭を使う場合は分類エリアを単純化する、などの対策を試してみてください。
まとめ
化粧品の収納の方法やポイントなどについてご紹介しました。化粧品は、自分で一度ルールを決めて、そのとおりに収納すれば散らかりにくくなります。また散らかってしまったり、汚れてしまったときは、すぐに対応する習慣を付けましょう。ぜひ、自分にあった収納を実践してみてください。