洋服はどう収納すればいい? 100均グッズなどを使った収納術を公開

洋服の収納は、きちんと分類して行うことが大切です。洋服にはコート・シャツ・スカート・パンツなどさまざまな種類があるため、きちんと分類できないまま保管すると、まとまりのない収納になってしまいます。しかし、いったん保管のルールを決めてしまえば、洋服の収納で困ることはありません。本記事では、洋服の収納術をご紹介します。

  1. 洋服収納の基本
  2. 洋服の収納方法
  3. 洋服の収納アイデア
  4. 洋服の収納でよくある質問

この記事を読むことで、洋服の収納方法がよく分かるでしょう。100均グッズなどを使った収納のアイデアもご紹介します。

1.洋服収納の基本

まず、洋服の収納場所や収納に関する悩みについて見ていきましょう。

1-1.種類に応じた収納が大切

コートなど厚手のものから、シャツなどの薄手のものまで、洋服にはさまざまな種類があります。季節ごとに使うものが違うため、衣替えが必要なのも洋服の特徴です。ほかには、スカート・パンツ・小物類などもあります。小物類は、下着・帽子・スカーフなどがあり、中には型崩れやたたみジワが発生すると困るものもあるでしょう。それぞれ適した収納方法が異なるので、しまい方のルールをあらかじめ決めておくことが大切なのです。

1-2.収納場所

洋服を収納する場所は、クローゼット・ラック・タンスなどが一般的です。洋服にはダニやカツオブシムシなどの害虫が発生し、虫食いの原因となるため、害虫予防を意識することもポイントになります。害虫を予防する方法は、洋服同士が密集しないようにし、防虫剤などを併用することです。特に、通気の維持はとても重要なので、なるべく詰め込まないで収納しましょう。

1-3.洋服収納の悩みとは?

洋服を衝動買いしてしまう癖がある場合、いつの間にか洋服の数が増えてしまい、収納しきれないという悩みが出てくるものです。季節ごとに春秋物・夏物・冬物などの入れ替えが必要なのも、洋服特有の悩みでしょう。また、保管時にたたみジワが発生し、なかなか取れないという問題も出てきます。

1-4.洋服収納の仕方

洋服は、きちんとたたむ・ハンガーに吊(つる)すなどの簡単な作業を実践するだけでも、スリムで美しく収納できます。たたむときは、洋服が同じサイズになるようにたたむのがポイントです。シワができると困るものは、ハンガーに吊(つる)してクローゼットやラックにかけるなどの方法がいいでしょう。ストッキングや下着などは1つずつコンパクトにたたみ、場所を取らないようにしておくと便利です。

2.洋服の収納方法

洋服の収納は、ルールを決めることが大切だとお伝えしました。収納方法を具体的にご紹介します。

2-1.何をどこへ収納するか

洋服に限らず、収納全般にいえる基本事項は、ものの定位置を決めてしまうことです。収納場所が決まっていれば、種類が異なるものが混在せず、シンプルな収納にすることができます。まず何をどこへ収納するかを考え、収納の方針を固めることが、洋服の収納術において最も重要なポイントです。

2-2.収納方法を実践してみよう

本項では、場所別の収納方法をご紹介します。

2-2-1.クローゼット

クローゼットは洋服の収納に最適です。ハンガーラックなどもあらかじめ備えつけてあるケースが多く、クローゼットの高さを生かした使い方ができます。引き出しなどを足元に設置し、長いコート類はかけるなど、アイデアしだいで収納の幅が広がるでしょう。壁にフックを取りつければ、帽子などの小物をしまうことも可能です。厚手のコート類やシワが気になるものでも、ハンガーラックに吊(つる)すだけで簡単に収納できます。クローゼット収納は空間を分割して考える方法を取り入れてみてください。たとえば、右半分はハンガーラックスペース、左半分は引き出しや小物類を整理するスペースに分けるといった方法です。空間を分割することで、より多くのものを上手に収納することができ、使いやすさが増すでしょう。

2-2-2.タンス

タンスやチェストは、洋服をたたんでしまう収納です。洋服は同じサイズにたたみ、長袖・半袖・オールシーズンと仕分けしながらしまうようにしてください。シャツ類と羽織物は別々に保管したほうが、取り出すときに手間取らずに済みます。セーターなどの厚手衣類は、コンパクトに折りたたむよりなるべく平らになるようひと折り程度に留(とど)めておいたほうがかさばりにくいでしょう。また、下着類も、人目に触れにくいタンスやチェストでの保管が理想です。毎日使うものなので、なるべく取り出しやすい位置を選んで収納してください。ネクタイやスカーフなどの小物類は分類しながら同じ段にしまい、シワを防止するため、詰め込まないことが大切です。

2-2-3.ラック

ラックは、クローゼットと機能面での差はほとんどありません。ラックの場合、扉がないので開放感があり、さっと洋服をかけることができるのがメリットです。収納ケースや引き出しなどをラックの下段に設置すれば、大容量のワードローブが完成します。メタルラックは市販のものもありますが、資材を購入して自分好みのスタイルに組み上げることも可能です。奥行きや幅も自由に選ぶことができます。部屋の広さに応じて資材を選び、自分スタイルの収納を作ってみてください。

2-3.収納は詰め込まないようにしよう

洋服の収納を考えるときは、まず不要な洋服を見極めることが大切です。収納が確保されても、目一杯詰め込むのは避けましょう。前述したとおり、洋服がぎゅうぎゅうに詰まっている状態は通気が悪く、害虫の発生などが起こります。収納は、なるべくゆとりのある空間を意識してください。

3.洋服の収納アイデア

100均グッズなどを使った収納のアイデアをご紹介します。

3-1.収納のアイデア

引き出しにしまう場合、同じサイズにたたんだ後、立てて収納するのがポイントです。見た目もすっきりし、中身も一目で分かります。靴下などの小物類も同じように整理して入れましょう。取り出しやすくしまいやすい、使い勝手のいい収納にすることができます。

3-2.グッズ活用法

100均で販売されている仕切り板やボックスを活用した収納方法もおすすめです。引き出し内のスペースを分割して使うことで、整理整頓が苦手な方でもすぐに使いやすい収納を実現できます。ボックスも、小物などをまとめて収納するのに最適です。細かく間仕切りが施されたボックスなら、ネクタイやストッキングをそれぞれのスペースに分別でき、持ち物の管理がしやすくなります。また、つっぱり棒・すのこ・ワイヤーネットなど、100均でそろえることができる資材でDIY収納を作ることも可能です。つっぱり棒を使えば、クローゼット収納内に段差を生み出し、サイズに応じたハンガーで吊(つる)す空間を増やすことができます。収納術を考えるときは、100均のグッズを上手に活用しましょう。

3-3.収納グッズを買う前は採寸すること

引き出しや収納ケースの空間を無駄なく使うためには、サイズがぴったり合うグッズを購入することがポイントになります。そのためには、あらかじめ引き出しや収納ケース内の寸法を測っておくことが大切です。高さなども注意し、仕切りがぶつからないようにしてください。

3-4.収納を考えるときはイメージを具体的に想像すること

漠然としたイメージのまま、収納グッズを購入してはいけません。サイズが合わない・意外と収納しづらかった・出し入れがしにくいなどの問題が、後々生じることになります。前述のとおり、サイズの採寸も重要です。また、イメージを具体的に想像しておくことで、無駄なグッズを購入せずに済みます。イメージすることが難しい場合は、実際に収納する場所を採寸してから、収納したいものやしまい方などを紙に書き出してください。書き出すことで、頭で考えているより、具体的に想像を膨らむでしょう。

3-5.一目で何があるか分かるようにする

収納するときは、不要なものは思いきって処分することが大切です。洋服の量を減らして、シンプルな収納を目指しましょう。必要なものを探すのに時間がかかるのは、間違った収納方法が原因と考えられます。必要なものをすぐに取り出し、使用後もすぐにしまうことができる収納を目指してください。何がどこにあるか、一目でしまっているものが分かる収納環境が理想です。

4.洋服の収納でよくある質問

洋服の収納に関する悩みや疑問を集めました。収納に困っている方は、参考にしてください。

Q.収納ケースを購入するときのポイントは?
A.クローゼットやラックの場合、足元に収納ケースを配置することが多いと思います。なるべく同一規格のものを選び、重ねやすいようにしておきましょう。

Q.靴下やストッキングのたたみ方は?
A.靴下やストッキングは、丸めずに、重ねて折り返すようにすればスリムにまとまります。立てて収納すれば場所を取らず、収納を圧迫することがないでしょう。

Q.収納環境を改善するために、新しい収納を買い足す必要はあるのか?
A.既存の収納スペースが十分あるのなら、まずは洋服の量を減らす、不要な服を減らすことをおすすめします。既存の収納とグッズを生かし、空間を有効活用する方法を実践しましょう。

Q.引き出しや収納ケースにしまう順番も意識したほうがいいのか?
A.はい、しまう順番は意識してください。使用頻度が高いものは、なるべく手前の取り出しやすい位置に入れるようにしましょう。

Q.ハンガーの数はどのくらい用意すればいいのか?
A.収納する洋服の枚数と同じ数を用意してください。多めに用意した場合、むやみに洋服を増やしてしまうことがあります。ハンガーの数が決まっていれば、衝動買いなども防ぐことができるでしょう。

まとめ

いかがでしたか? 洋服は増えすぎてしまう場所がない・収納方法が分からない・たたみジワが気になるなどの悩みが多く、収納で苦戦するケースが目立ちます。しまい方やたたみ方のルールを決めておくことが、洋服の収納術における基本です。100均のグッズを使った収納アイデアも活用しながら、使い勝手のいい収納環境を作ってください。