フィルムカメラの買取方法やポイントは? 高額査定のコツを詳しく!
今、フィルムカメラを使用する人が増えています。デジタルカメラでは表現できない色合いや風情を好む人にとって、フィルムカメラは根強い人気があるものです。さて、「古いフィルムカメラを買取に出したいけど何をすればいいのか」など、フィルムカメラの買取でお悩みではないでしょうか。不要になったフィルムカメラを買取してもらえば、新規購入の際の資金にもなりますよね。そこで、今回は、フィルムカメラの買取について詳しく解説しましょう。フィルムカメラをできるだけ高額買取してもらうためにも必見です。
この記事を読むことで、フィルムカメラの買取についてよく分かり、有利に売却できるようになります。まずは、記事をじっくり読んでみてください。
1.フィルムカメラの買取について
最初に、フィルムカメラの買取の基本を見ていきましょう。
1-1.フィルムカメラとは?
フィルムカメラとは、フィルムを記録媒体として採用したカメラのことです。別名「銀塩カメラ」と呼びます。デジタルカメラと違い、1回限定の記録方式となり、撮影のやり直しができません。また、撮影したものは現像作業をする必要があります。フィルムカメラの主な種類は、以下をご覧ください。
- コンパクトカメラ(初心者向けでレンズ交換不可)
- 一眼レフカメラ(レンズ交換が可能)
- 二眼レフカメラ(撮影用とファインダー用の2つのレンズを持つ)
- レンジファインダーカメラ(対象物の距離測定と同時に撮影用レンズの焦点を合わせることが可能)
最近は、フィルムカメラブームが起きており、デジタルカメラとは異なる風合いを好む人が増えています。
1-2.フィルムカメラの買取事情
フィルムカメラの人気と比例して、中古市場での需要が高まっています。あこがれの機種を手頃な価格で手に入れたい人や、まずはどんなものか使ってみたい人が増えているからです。そのため、フィルムカメラの買取は盛んに行われています。買取で人気のあるメーカー・機種の一例は、以下のとおりです。
- ニコン(F2シリーズなど)
- コンタックス(AXシリーズなど)
- キヤノン(New F-1シリーズなど)
- オリンパス(OM-4Ti シリーズなど)
- ペンタックス(LXシリーズなど)
1-3.買取できるものとできないもの
フィルムカメラで買取できるものとできないものをそれぞれ解説します。
1-3-1.買取できるもの
フィルムカメラで以下の条件に当てはまるものは、買取してもらえます。
- 年式が新しい
- 人気メーカー・モデル
- 付属品がそろっている
- 目立つ傷(特にレンズ)・汚れ・ひどい臭いがない
- 不具合や故障がない
1-3-2.買取できないもの
以下の条件のフィルムカメラは、買取してもらえないことでしょう。
- 不具合が故障がある
- 汚れ・傷・臭いがひどい
- レンズカバーなど主な付属品が欠品している
- 無名メーカー・ブランド
- 海外製の粗悪品
- 盗品
2.フィルムカメラの買取のコツ
フィルムカメラの買取のコツを詳しく解説します。
2-1.高額査定のポイント
フィルムカメラで高額査定を出すためには、以下のポイントに気をつけてください。
- 汚れやホコリをきちんとクリーニングしておく
- 購入時の付属品をそろえておく
- オプションのレンズなども不要なら一緒に買取に出す
- フィルムカメラを高額買取している業者に依頼する
2-2.フィルムカメラの買取タイミング
フィルムカメラの需要が特に高まるのは、新入学シーズン(3~4月)や夏・冬のボーナス時期(7月・12月)です。また、長期休暇前(ゴールデンウィーク前や夏休み前)に購入するケースも多く見られます。買取タイミングがうまく合えば、さらに高額査定となることでしょう。ただし、タイミングを待つうちに需要がなくなる可能性もあります。無理をして買取タイミングを合わせるよりも、不要になった時点で手放すほうが賢明なこともあるでしょう。
2-3.フィルムカメラの買取金額相場
フィルムカメラの買取金額相場は、1台数千円~20万円程度まで幅広いものです。実際の買取価格は、機種・状態・中古市場での需要など、多くの要素が関係してきます。詳しくは、業者からの査定結果をチェックしてみてください。
3.フィルムカメラの買取方法
フィルムカメラの主な買取方法を、メリット・デメリットを含め詳しく解説します。
3-1.中古カメラ買取専門店に売る
中古カメラ買取専門店は、不要になったフィルムカメラの買取をしており、専門店ならではの知識に基づいた査定を受けられます。まずは、フィルムカメラを業者の店頭に持ち込むか、宅配送付にて買取査定を受けてください。買取可能で提示金額に納得する場合は、正式に買取してもらいましょう。
<メリット>
- 店頭持ち込みにより、その場で買取・代金受け取りが可能
- 豊富な知識に基づいた査定を受けられる
- 信頼度が高い
<デメリット>
- 買取不可となる場合もある
- 業者の数が少ない
- 回収方法が店頭持ち込みだけの場合がある
3-2.リサイクルショップや不用品回収業者に買取してもらう
不要になったフィルムカメラは、リサイクルショップや不用品回収業者に買取してもらうこともできます。まずは、業者に連絡して買取査定を受けましょう。買取可能となり、提示金額に納得できる場合は正式に買取を依頼してください。業者がフィルムカメラを回収する方法には、以下の3つがあります。なお、リサイクルショップは店頭持ち込みだけの場合が多いので確認してみてください。
- 店頭持ち込み:業者の店頭に直接持ち込む
- 宅配回収:宅配便で業者に送付する
- 出張回収:場所・日時指定をして業者が直接回収する
<メリット>
- 持ち込んだその場で買取・代金受け取りが可能(リサイクルショップ)
- 買取不可の場合でも処分を依頼できる(不用品回収業者)
- フィルムカメラ以外の不用品も買取依頼できる
<デメリット>
- 買取不可の場合もある
- 想定より安い査定金額になりやすい
- 買取不可の場合は処分も依頼できない(リサイクルショップ)
- 別途回収費用や買取手数料がかかることがある
3-3.ネットオークションやフリマサイトで売る
不要になったフィルムカメラは、ネットオークションやフリマサイトを利用して自分で売ることもできます。まずは、専用サイトに会員登録後、出品手続きをしましょう。画像を添えて説明文を丁寧に書くと落札確率が上がります。無事落札された後は、落札者と連絡先の交換・支払いの確認・フィルムカメラの発送を行ってください。
<メリット>
- 自分が設定した価格で売ることができる
- 欲しがっている人と直接やり取りできる
- スマホからでも気軽に出品できる(フリマサイト)
- 種類やタイミングによっては高額落札もある(ネットオークション)
<デメリット>
- 必ずしも売れるとは限らない
- 精密機器のため梱包(こんぽう)や配送方法に気を遣う
- 未入金や商品クレームなどの個人間トラブルに発展しやすい
- 激しい値切りを受けやすい(フリマサイト)
4.フィルムカメラの買取に関するよくある質問
最後に、フィルムカメラの買取に関するよくある質問に回答します。それぞれ参考にし、役立ててください。
Q.フィルムカメラの買取価格に納得できない場合は?
A.業者に査定理由を聞いても納得できないのなら、買取を中止し、改めてほかの業者に査定してもらうことができます。ただし、再度同じような理由・査定金額となった場合は、相場とあきらめて受け入れることも必要でしょう。
Q.複数台のフィルムカメラを同時に買取依頼してもいい?
A.問題ありません。業者によっては、まとめて買取依頼をすることで査定金額を上乗せしてもらえることがあります。複数台のフィルムカメラを買取依頼するときは、それぞれクリーニングをしたり付属品をそろえたりして準備することを忘れないでください。
Q.未使用のフィルムも同時に買取依頼したほうがいい?
A.まずは、業者に確認してみてください。フィルムは未使用でも買取していない業者がほとんどです。買取している場合でも、使用期限が切れている・短いなどの理由で断られることもあるでしょう。
Q.業者で買取不可となったフィルムカメラはどうすればいい?
A.業者で処分してもらうほかに、ネットオークションやフリマサイトで買取先を探すことも考えてみてください。たとえば、補修用の部品を取るために古いフィルムカメラを探している人もいます。外観に多少の汚れがあっても、使ってみたい人がいる可能性もあるでしょう。
Q.フィルムカメラの買取を中止したいのですが?
A.フィルムカメラの回収前なら、業者に連絡して中止することができるでしょう。すでに回収された後でも、できるだけ早く中止したいことを伝えてください。転売先が決まっていなければ、業者によっては買取中止が可能です。ただし、返送費用や手数料などは実費負担となることでしょう。
まとめ
今回は、フィルムカメラの買取について詳しく解説しました。不要になったフィルムカメラでも、中古品として再販できるものは買取してもらうといいでしょう。高額査定を目指すためには、きちんとクリーニングしておくなどの準備が必要です。また、信頼できる業者を選ぶことで、誠実な査定をしてもらえ、安心して買取依頼できることでしょう。大切なフィルムカメラの買取で後悔しないためにも、この記事を参考にしてください。