ノーブランド服って売れるの!? 買取方法・お得に売る方法教えます!
着ていないノーブランドの服がたまっているので買取を利用したい……とお考え中ですか? ノーブランドの服は値段が安いのでつい買ってしまいますよね。その結果、どんどん増えて、クローゼットもたんすも服でいっぱいになってしまったとお悩みの人も多いでしょう。
断捨離もいいのですが、まだ着られる服を捨てるのはもったいないものです。そこで、「買取」を利用してみましょう。
ここでは、買取に出す前に知っておきたいノーブランドの基礎知識や買取方法などをご紹介します。
この記事を読んでいただければ、ノーブランドの服をどのような方法で買取に出せばいいかがわかります。ぜひお役立てください。
1.ノーブランド服の買取について
買取に出す前に、ノーブランド服に関する基礎知識や最近の買取事情などをご紹介しましょう。実際に、買取業者を利用するときに役立ちますよ。
1-1.ノーブランドとはどんなもの?
「ノーブランド」といっても、具体的にはどのような服を指すのでしょうか。まずは、3種類に分かれている「ブランドのクラスの違い」をご紹介します。
1-1-1.ハイブランド
ハイブランドとは、最高級の素材や服飾資材を使った・上質な縫製の・高価なブランドです。そして、「歴史が長く伝統的であること」も条件に含まれています。
また、ほとんどがブランド名に初代デザイナーの名前を冠しているのも特徴です。ハイブランドは「ラグジュアリーブランド」と呼ぶこともあります。
ハイブランドは、パリ・ミラノ・ニューヨークで春夏・秋冬にコレクションを開催していますが中でも代表的なのは以下のブランドです。
CHANEL(シャネル)、Hermès(エルメス)、Yves Saint-Laurent(イヴ・サンローラン)、GUCCI(グッチ)、Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)など。
1-1-2.ローブランド
ローブランドとは、量産品の素材や服飾資材を使い、工賃をかけない方法で作られた安価なブランドを指します。
一般的には「ローブランド」という呼び方よりも、ファッション誌などで使う「ファストファッションブランド」「プチプラブランド」などのほうがメジャーでしょう。
「何をローブランドというのか?」にルールはなく、業者によって違いますが代表的なものとしては以下のブランドです。
ユニクロ、GU(ジーユー)、ZARA(ザラ)、GAP(ギャップ)、American Eagle(アメリカンイーグル)、OLD NAVY(オールドネイビー)など。
1-1-3.ノーブランド
ノーブランドはいろいろな解釈があり、ルールもないので定義が難しいところです。一般的には、ハイブランドやローブランドと違って「ブランド名がない」製品のことを指します。
通常、洋服にはブランド名入りの織りネームが付いているのですが何も付いていない製品もあるのです。
また、付いていても「小さなメーカーのブランドで誰も名前を知らない」という製品もあります。それらは、すべてノーブランドです。
さらに、海外で購入した古着、倒産したブランドの製品、自作の洋服などを「ノーブランド」と呼ぶこともあります。
1-2.ノーブランド服の買取事情
ノーブランド服の買取は可能なのでしょうか? ローブランドの服は状態がよければ買取も可能です。けれども、ブランドの名前がない「ノーブランド服」は、買取をしてくれるところは少ないのが現状でしょう。ただし、「ノーブランドでも買取OK」とうたっているお店もあるのでインターネットで検索してみてください。
1-3.ノーブランド服で買取できるもの・できないもの
ノーブランド服の買取店では、買取できるもの・できないものの条件がそれぞれ異なるので比較検討してニーズに合ったお店を選びましょう。たとえば、以下のような買取条件があります。
- 「ノーブランドOK」だけれども、ユニクロやGUなどのファストファッションブランドはNG
- ノーブランド服は何でもOK、ボタンが取れていたり縮んでいたりする服でも買取OKだが「1kg=150円」など、重さによって金額が決まる
- ボロボロのノーブランド服でも買取OKだがノーブランドの子ども服やベビー服はNG
買取店では、無料で査定を行っているので「売れるかな?」と迷ったら、まずは査定に出してみましょう。
2.ノーブランド服の買取方法
ノーブランド服を買取査定に出すときのポイントや買取方法など、買取に関する情報をご紹介しましょう。
2-1.ノーブランドを買取査定に出すときのポイント
ノーブランド服は、基本的には買取金額は安いものです。けれども、ちょっとしたことに気を付ければ査定額がアップすることもあります。
2-1-1.できるだけきれいにする
汚れやシミがある場合は、洗濯したりシミ抜きをしたりしてできるだけきれいな状態にしてください。また、ポケットの中にゴミが入っていないかもチェックしましょう。ちょっとした裾のほつれなどはできるだけ自分で修繕してください。
2-1-2.まとめて売る
1点だけより、「まとめ売り」のほうが高めに査定してくれるお店も多いようです。また、「ノーブランド服は30点以上から」「ブランド品と一緒ならノーブランド服も買取可能」などの条件を付けているお店もあります。自分に合った買取条件の店を探してみましょう。
2-1-3.買取需要が高い時期に売る
お店によって異なりますが、買取需要が高まる時期(※)に売るほうが高めに査定してもらえることもあります。
※買取需要が高まる時期:たとえば、秋物なら8月の中旬〜下旬、春ものなら1月〜2月などシーズンの少し前
2-2.ノーブランド服の買取相場
ブランド服と違って、ノーブランド服の買取金額はお店によって全く異なるので「相場」を挙げるのは難しいものです。また、ほとんどのお店でノーブランドの買取金額は非公開にしています。公開をしているお店の買取金額例を挙げてみましょう。
- 洋服は1kg=150円
- 服飾雑貨や小物は1kg=100円
- リサイクル資源になる衣料は1kg=1円
上記のように、アイテムにかかわらず「重さ」で金額を決めています。
2-3.ノーブランド服の買取業者の種類
ノーブランド服の買取をしている業者はいくつかあります。
2-3-1.洋服・服飾雑貨専門の買取店や古着店
洋服・服飾雑貨専門の買取店や古着店では、お店によって条件は異なるものの「ノーブランド服の買取もOK」としているところがあります。
2-3-2.リサイクルショップ
さまざまなアイテムの買取をしているリサイクルショップでは、ノーブランド服も買取対象にしているところがあります。ただし、ノーブランド服だけの買取はNG・3年以内の製品に限るなど、業者によって規定があるので注意してください。
2-3-3.不用品回収業者
家具や家電などの大きなものから日用品、洋服などはば広いジャンルのアイテムを買取・回収する不用品回収業者もあります。ただし、ノーブランド服はほとんど値段が付かないので、ほかのアイテムとまとめて査定に出したほうがいいでしょう。
2-4.ノーブランド服の買取方法
買取業者は、一般的に店頭・宅配・出張の方法で買取を行っています。(業者によっては「宅配買取だけ」「宅配と出張だけ」などもあり)
それぞれの方法の、メリット・デメリット・注意点をご紹介しましょう。また、業者に依頼する以外にも、自分で売る方法もあるので併せてご説明します。
2-4-1.店頭持ち込み買取のメリット・デメリット・注意点
業者の実店舗に直接売りたい製品を持ち込む方法です。多くの店舗では、その場で査定をし現金で支払ってくれますが点数が多い場合は査定までに時間がかかることもあります。
メリット
- 不用品をそのまま持ち込めばいいので手軽
- 直接対面で買取交渉ができる
- その場で現金化できるお店も多い
デメリット
- 近所になければ行くのが面倒
- 店頭まで自分で運ばなければならない
- 不用品が多い場合は車が必要
注意点
出向いても無駄足にならないように、お店のホームページで、ノーブランド服の買取は可能か、買取の条件はあるかなどをよく確認してから行きましょう。
2-4-2.宅配買取のメリット・デメリット・注意点
ダンボールに売りたい製品を詰め込んで宅配便で業者に送り査定をしてもらう方法です。業者は査定後にメールや電話などで買取価格を知らせてくるので金額に「OK」であれば後日銀行振り込みとなります。
メリット
- 宅配便で送るだけなので便利
- ほとんどの業者が「着払い」で受け付けているので送料がかからない
- 洋服以外のアイテムも扱っている業者ならまとめて不用品の処分ができる
デメリット
- 業者によってはダンボールなどを自分で用意しなければならない
- こん包する手間がかかる
- 査定金額に不満なときの返送料は自己負担になることもある
注意点
送る前に、受け付け可能なダンボールのサイズや、利用できる宅配業者をきちんと確認しましょう。洋服を送るときはシワにならないように、ていねいにたたんでこん包したほうが印象はよくなります。
2-4-3.出張買取のメリット・デメリット・注意点
出張買取は、業者が直接自宅に出向いて査定する方法です。その場で査定金額を出し現金払いするケースと、後日査定金額を連絡してから振り込むケースなどがあります。
メリット
- 自宅にいるだけで買取をしてもらえる
- 洋服だけではなく家電や家具など大きなもの・重いものを一緒に処分したいときに便利
- こん包や配送する手間がいらない
デメリット
- 「最低でも○○点以上から」など条件が付くことが多い
- 出張を予約した日時には家で待機する必要がある
- 「家に来てもらった」という遠慮があるので、査定金額に不満足でも相手の「いい値」で手放してしまいがち
注意点
出張買取を依頼する前には、必ず条件を読みましょう。また、業者によっては出張対応エリアを限定しているので確認してください。
2-4-4.自分で売る方法のメリット・デメリット・注意点
オークションサイトやフリマアプリを使用して、自分で売る方法です。パソコンやスマートフォンを使い、売りたい品物の写真と説明文をアップし「買い手」が付くのを待ちます。支払いや発送方法などは、それぞれ異なるので自分に合ったものを利用しましょう。
メリット
- 自宅で手軽に出品できる
- フリマアプリの場合は売れるスピードが速い
- アプリによっては運営会社が仲介に入るのでユーザー同士の金銭やりとりが不要
- アプリによっては匿名で発送できるので安心
- オークションの場合は思ったより高値が付くこともある
デメリット
- フリマアプリの場合は買取価格が安い
- 販売手数料や利用料などがかかることもある
- 洋服はたくさんの製品が出品されるので埋もれてしまうこともある
注意点
オークションもフリマアプリもいくつか種類があり、ルールや条件などが異なるので利用する前には必ずきちんと読んでください。
3.ノーブランド服の買取〜よくある質問〜
ノーブランド服の買取に関するよくある質問をご紹介しましょう。
Q.洋服を売るときにクリーニングに出したほうがいいですか?A.ノーブランド服は買取価格よりもクリーニング代が高くなる可能性もあるので洗濯をしてアイロンをかける程度でいいでしょう。もしシミなどがあったらシミ取り洗剤を使ってシミ抜きをしてください。
Q.売りたい洋服が大量にあるのでどんな買取方法を選んでいいか迷っています。
A.持ち込みや宅配は大変なので出張買取がおすすめです。出張買取を行っている業者は、洋服以外のアイテムも扱っていることが多いのでいろいろまとめて出すと査定金額がアップする可能性があります。
Q.買取業者の中には悪質な業者もいると聞きました。どのよう見極めればいいでしょうか?
A.業者を選ぶときは、ホームページで住所・電話・メールアドレス・古物商の許可番号の有無を確認しましょう。また、買取の方法や条件、支払い方法などを明確にしているかもチェックしてください。インターネットで「業者の名前 買取 口コミ」などで検索してユーザーから評判を調べるのもおすすめです。
Q.フリマアプリのほうが気軽に利用できそうなのですがノーブランド服はいくらで売れますか?
A.製品にもよりますがフリマアプリでは高値は期待しないほうがいいでしょう。一例を挙げると、Tシャツ310円、スキニーデニム800円、スカート600円などです。
Q.どのような服が「ノーブランド」になるのか基準がよくわかりません。
A.基本的には、タグやラベルにブランドネームがない、名前はあっても誰も知らないなどの洋服を「ノーブランド」としています。しかしながら、買取店によってはユニクロなどのファストブランドもノーブランドとすることもあるのです。お店によって異なるので買取に出すときには「ノーブランド」としている基準を確かめてからにしたほうがいいでしょう。
まとめ
ノーブランド服の基礎知識や買取方法などについてご紹介しました。誰もが名前を知っている高価なハイブランド服は、少しでも安く手に入れたいと思う人も多く中古市場でも人気があります。特に人気モデルや状態のいいものなどは買取価格も期待できるでしょう。
けれども、ノーブランド服はもともと安いので高値で売るのは難しいものです。数十円〜数百円しか付かないことも多いでしょう。しかしながら、まとめて売ればそれなりの金額になります。
買取に出すときには、大量に出したりほかのアイテムと一緒に出したりすると査定アップしてくれる業者を利用するほうがおすすめです。買取業者を利用するかフリマアプリなどで売るか、条件などを比較検討してニーズに合った方法を選んでくださいね。