化粧品を高く売るコツは? 買取に出す方法と高額査定のポイント
「要らなくなった化粧品がもったいない」「化粧品は買取対象になるのか分からない」など、化粧品の処分で悩んでいる方が多いでしょう。直接肌につけることが多い化粧品関連は、買取対象にならないイメージがあると思います。しかし、条件をクリアしていれば、高額な価格で買い取ってもらえる可能性もあるのです。
本記事では、化粧品の買取方法と高額査定のポイントを解説していきます。
この記事を読むことで、化粧品の買取と処分方法が分かります。処分に悩んでいる方や高く売りたい方は必見です!
1.化粧品は買取してもらえるのか?
毎日化粧をする方にとっては必要不可欠な「化粧品」。しかし、途中で要らなくなったり、もらったものを放置したりしていませんか? その場合は、思いきって買取に出しちゃいましょう!
1-1.条件をクリアすれば買取対象に!?
「化粧品は買取対象にならない」と思いがちですが、買取対象になるものもあります。たとえば、「まだまだ使えるもの」や「新品同然のもの」です。特に、未使用品の化粧品は、買い取ってもらえる可能性が高いでしょう。査定を行う際も、まずはすでに使用したものなのか尋ねられます。未使用品かつ人気ブランドや注目されている化粧品なら、高く売れる可能性もあるのです。
1-2.開封済みの化粧品は売れる?
使用済みの化粧品も、状態や業者によっては売れる可能性があります。絶対に買い取ってもらえるとは限りませんが、1度査定を依頼してみる価値はあるでしょう。実際に、使いかけの化粧品や口紅を買い取っている業者があります。その業者は、買い取った化粧品をオークションやフリマサイトで再販しているのです。また、まとめて化粧品を買い取り、化粧品専門買取店に転売しているところもあります。
1-3.古い化粧品の買取基準は?
化粧品の買取は、「使用期限」が大きなポイントとなるでしょう。化粧品は種類ごとに使用期限があります。使用期限が過ぎていると、目にばい菌が入ったり、肌に悪影響が出たりするおそれがあるのです。主な化粧品の使用期限に関しては、以下を参考にしてください。
- スキンケア用品:6か月
- アイライナー:3か月~1年
- マスカラ:3か月
- アイシャドウ:6か月~1年
- ファンデーション:6か月~1年
- コンシーラー:8か月
- フェイスパウダー:2年
- 口紅:2年
- リップグロス:1年
- チーク:2年
- マニキュア:1年
- 日焼け止め:6か月
1-4.中古需要をチェックしよう!
査定してもらう前に中古需要をチェックしておきましょう。買取の可否や金額は、中古需要がカギとなります。廃盤になった商品やすぐ売り切れてしまうもの、手に入りにくい限定品などは特に中古需要が高く、買い手がすぐに見つかりやすいのです。しかし、使用済みの化粧品にも中古需要があります。実際に、メルカリなどネットオークション・フリマサイト等で使用済みの化粧品が売れていることが社会現象になっているのです。後ほど【3-3.使用済みならフリマサイト等で売る】にて詳しく説明するのでぜひチェックしてください。
2.買取対象になる化粧品の特徴は?
では、具体的に、買取対象になる化粧品の特徴をチェックしていきたいと思います。
2-1.買取してもらえる化粧品は人気が高い限定品
前述したとおり、買取需要の高い化粧品ほど買取してもらえる可能性があります。数に限りがある限定品、クリスマスシーズンなど特別なときにしか発売されないコフレ、人気商品で在庫が少ないものも買取対象です。たとえ、箱から出したものでも、需要があると判断されれば買い取ってもらえるでしょう。特に、ブランドものはクリスマスコフレでも単品で売れる可能性があります。
2-2.発売されたばかりの化粧品・コスメブランドも人気
化粧品は次から次へと新しい商品が出てくるため、発売年月が近いものほど人気があり高く売れる可能性があります。また、化粧水・乳液・美容液など未使用の基礎化粧品や、直接肌につけないパウダー・アイシャドウ・チークなどポイントメーク商品が人気です。中古市場で需要があるのは、百貨店の1階に入っている人気コスメブランドとなっています。たとえば、シャネル・アナスイ・ポール&ジョー・イヴサンローラン・エスティーローダー・シュウウエムラ・ジバンシィ・MAC・ランコムなどです。
2-3.買取不可になりやすいのは「プチプラコスメ」
逆に、買取不可になりやすい化粧品は、「プチプラコスメ」です。手ごろな値段で使えるのが魅力的なプチプラコスメですが、誰でも手に入りやすく大量生産型なので価値が下がります。また、未開封でも汚れがあるもの・使用回数が多い化粧品も買取不可になる可能性があるでしょう。
2-4.買取相場価格が知りたい!
化粧品の種類・状態・ブランド・人気の有無などで、買取相場が大きく異なります。あくまで目安ですが、単品の場合、数百円~5,000円以内で取り引きされることが多いでしょう。人気ブランドで未開封品、加えて何点がセットでそろっている場合は、1万円以上という価値がつくこともあります。需要がなく古いもの・使用済みのものは、あまり期待しないほうがいいでしょう。また、売りたい化粧品がどのくらいで売買されているのか調べたいときは、オークションサイトで「売りたい化粧品の名前」を検索してみてください。すると、どのくらいの価格で取り引きされているのか分かりますよ。
2-5.高く売るコツ
「できるだけ早く売ること」が化粧品の高価買取ポイントです。最初に説明したとおり、化粧品は次々と新商品が発売され、すでに発売済みのものは価値が下がります。また、使用期限があるので早めに売ったほうがいいのです。「箱やシリーズものなどはセットで売ること」もポイントとなります。クリスマスやバレンタインなど限定品コフレは単品でも売れるのですが、セットとして販売したほうが高価買取が期待できるでしょう。また、箱や専用のポーチも高額査定のポイントになるので、あわせて査定に出してください。
3.化粧品を買取に出す方法は?
それでは、化粧品を買取に出す方法とそれぞれのメリット・デメリットについて解説しましょう。
3-1.未使用品はリサイクルショップで売る
リサイクルショップでも、化粧品の買取を行っています。近くに店舗があれば、すぐに持ち込み、査定してもらえるでしょう。しかし、いろいろな商品を扱っていることもあり、適切な金額より安く買い取られる可能性があります。納得のいく金額にならない場合は、ほかの方法で売ったほうがいいでしょう。
ただし、ほとんどのリサイクルショップでは、未使用品の化粧品が買取対象となっています。すでに使用した化粧品の場合、買い取ってくれない可能性が高いので注意してくださいね。
3-2.限定品やブランドコスメは中古化粧品専門ショップに売る
リサイクルショップでは適切な買取額を提示してくれない可能性がありますが、中古化粧品専門ショップは違います。化粧品に詳しい店員が査定を行うため、より適切な金額を提示してくれるでしょう。
また、人気のある化粧品・需要のある種類を熟知し、買取実績のあるショップほど高価買取が期待できます。ただし、化粧品の知識が豊富な点、査定が厳しくなるのがデメリットです。買い手がつかないと判断されれば、買取不可となります。
3-3.使用済みならフリマサイト等で売る
ネットオークション・フリマサイトの場合、単品よりもセットにしたほうが売れる可能性があります。店舗で手に入らなかった化粧品が出品されていないか調べる方が多いため、限定品・人気商品であればあるほどすぐに買い手がつき、高く売れるでしょう。
また、売れないと思いがちな使用済みの化粧品も売れる可能性が高いのです。買取額は未使用品よりも低くなりますが、フリマサイトの「メルカリ」では使用済みの化粧品が1番売れているといわれています。なぜなら、前から試してみたかった本体を使用済みでも安く試したいという方が多いからです。サンプル代わりとして気軽に使えるのが、使用済み化粧品のメリットでもあります。
4.化粧品を処分するコツは?
売れない・買取不可になった化粧品を処分する方法とポイントについて解説します。
4-1.化粧品は燃えるゴミで出す
化粧品のほとんどは「燃えるゴミ」扱いになるようですが、念のため、自治体のホームページまたは掲示板などで確認してください。化粧品の中には、プラスチックケースや金属部分がついているものもあります。それらは燃えるゴミで出せないので、萌えないゴミなどに分別しなければなりません。
4-2.中身を分別して捨てること
化粧品をゴミとして処分する場合、必ず中身を取り出さなければなりません。中身を取り出した後に容器を素材ごとに分別し、自治体のゴミ区分に従って捨てます。中身を捨てる場合、以下のものを用意し、手順どおりに処理しましょう。
用意するもの
- ビニール袋または牛乳パック
- 粘着テープ・輪ゴム
- 新聞紙・キッチンペーパー・ティッシュなど
中身を取り出す方法・手順
- ビニール袋または牛乳パックに、新聞紙やキッチンペーパーを軽く詰める
- その中に化粧品を流し込み、紙に吸わせる
- ビニール袋または牛乳パックの口を閉じてから捨てる
アイシャドウやファンデーションなどの固形物は、中身を砕いてから捨ててください。つまようじまたは竹串などでつつけば、ポロポロと崩れてきます。後は、キッチンペーパーやビニール袋に包んで捨てるだけでOKです。
4-3.中身の少ない化粧品でも買取に出せる?
中身が少なくなっているものは買取不可になる可能性がありますが、まとめて買取に出せば、容器だけリサイクルしてくれる業者があります。しかし、買取額は数千円にも満たないことが多いでしょう。ただし、クリスマスコフレなど限定ならではの容器なら、買取が期待できます。
5.化粧品の買取と処分に関してよくある質問
化粧品の買取と処分に関してよくある質問を5つピックアップしてみました。
Q.何年前のものまで買取してもらえるのか?
A.購入から3年以上経過している化粧品は、劣化がすでに始まっているので買取不可になるでしょう。さらに、すでに開封しているものは劣化のスピードが速くなるため、3年以内のものでも買い取ってもらえないことがあります。
Q.買い取ってもらえる残量の基準は?
A.店舗や業者によってバラバラですが、8割~半分以下のところが多く見られます。半分以下の化粧品は買取不可になる可能性が高いでしょう。多くの場合、店舗のホームページなどに買取できない商品として記載されているので、1度確認してみてください。
Q.シャネルの化粧品はいくらで売れるのか知りたい
A.人それぞれ好みのブランドは異なるため、一概に査定額は○○と断言できません。あくまで目安として、発売当初の金額から5~10%の価格で売れる可能性があります。たとえば、定価が12,000円の場合、600~1,200円ということになるでしょう。ただし、限定品やレアものになると、半値以上の価値がつくこともあります。
Q.空になったケースは売れるのか?
A.大好きなブランドのケースを買い取り、詰め替え用を補充して使っているという方がいます。そのため、空のケースでも人気ブランドでオシャレなデザインなら、ネットオークション等で売れることもあるのです。また、MACでは、空のケースを10個持って行くとリップグロスに換えてもらえるというサービスを行っています。
Q.サンプルやテスターは買取対象内?
A.化粧品カウンターで使われていたサンプルやテスターでも、買取の対象となります。しかし、これらは量が少ないため、ある程度の数とボリュームが必要です。人気商品の無料配布サンプルが10個以上など、大量にあるなら買い取ってもらえる可能性があります。
まとめ
限定もの・レアもの・未使用の化粧品ほど高価買取が期待できます。使用済みのものでも、条件さえクリアすれば買取対象に入るのです。リサイクルショップ・ネットオークションなどさまざまな買取先がありますが、高価買取が期待できる「中古化粧品専門ショップ」に依頼したほうがいいでしょう。ただし、劣化し異臭を放っているものは買取不可となるので注意してくださいね。化粧品は使用期限が決まっているので、できる限り早く売ることがポイントです。