【解決】テレビのアンテナ撤去&処分方法は? 買取先や捨て方・リサイクル方法を解説
不要になったアンテナは、何ゴミに分類されるのかが分からなかったり、捨て方や撤去方法が分からなかったりして困ってしまうこともあるでしょう。使わなくなったアンテナの撤去や処分を自分でやろうと思っている方や、どのような業者に頼めばいいか分からない方のために、アンテナ処分のポイントについてまとめました。
アンテナを撤去する方法や依頼先が知りたい方はもちろんのこと、アンテナは売れるのか知りたい方や、買取先を知りたい方のため、必要になる情報もご紹介します。ぜひ最後まで読んでみてください。
1.不要なアンテナはすぐに撤去
1-1.家庭用のアンテナは地デジかBS・CSテレビ用のもの
家庭に設置されているアンテナのほとんどは、テレビを見るためのものです。
1-1-1.地デジアンテナ(地上波放送)
地上波デジタル放送(いわゆる”地上波番組”)を受信するためのアンテナです。景観に配慮されたデザインアンテナや、昔ながらの八木式アンテナ(魚の骨のような形)などがあります。
1-1-2.BS・CSアンテナ(衛星放送)
衛星放送番組を見るためのアンテナです。大きなおわん型をしていて、アンテナといえばこの形を想像する方も多いでしょう。衛星放送は、地デジアンテナとは別に、衛星専用のアンテナが必要というわけです。
1-2.アンテナを撤去するパターンとは?
アンテナを撤去するパターンは、以下のようなものがあります。
- 破損
- 経年劣化などによるトラブル
- 引っ越し
- 衛星放送の解約
1-3.アンテナの撤去方法
アンテナを撤去するには以下のような方法があります。
1-3-1.アンテナを自分で撤去する
アンテナの撤去を自分で行う場合は、以下の作業を屋根の上など高所で行わなければなりません。慣れている方以外は、専門の業者や引っ越し屋さんに頼んだほうがよいでしょう。
- ハシゴの設置
- アンテナを支える支持線(ワイヤー)の切断
- アンテナを取り外す
- アンテナの支柱の撤去
- アンテナ・支柱・支持線を下へ下ろす
- 撤去したアンテナの処分
1-3-2.引っ越し業者に依頼する
引っ越しの際にアンテナを撤去する場合は、引っ越し業者に依頼することもできます。別途料金が発生するので(5,000円~10,000円程度)事前に見積もりに入れてもらいましょう。
1-3-3.アンテナ専門業者に依頼する
アンテナの販売店・設置工事業者に、撤去を依頼することができます。撤去したアンテナは、そのまま買取査定に出すこともできるので、比較的新しいアンテナの場合にも向いているでしょう。
2.アンテナの処分方法とは?
次に、撤去したアンテナを処分する方法についてご説明します。
2-1.アンテナは何ゴミか?
アンテナを自治体のゴミ回収に出す際は、基本的には粗大ゴミ扱いとなります。ただし、室内アンテナのように小さいものは、不燃ゴミとして捨てられる場合もあるでしょう。ゴミの分類については、自治体のHPなどから知ることができます。粗大ゴミの出し方は以下のとおりです。
- 自治体のHPや役所への電話で、粗大ゴミ回収の申請を行う
- 品目・点数・サイズなどを伝え、回収日を確認する
- 指定店舗など粗大ゴミ処理券を購入する
- 回収日になったら、粗大ゴミ処理券を貼り付けたアンテナを回収場所まで持って行く
2-2.アンテナのメーカーや販売店による回収はない
アンテナメーカーには、マスプロ電工・DXアンテナ・日本アンテナなどがありますが、いずれもメーカーによる回収は行っていません。また、サイズも大きく、家電量販店などでもリサイクル回収は行っていないでしょう。
2-3.不用品回収業者にアンテナの回収を依頼する
撤去したアンテナは、不用品回収業者に回収を依頼し、引き取ってもらうことが可能です。料金は、無料/回収費用がかかる/買取してもらう、などのパターンに分かれます。無料回収は、引き取ったアンテナを再販売したり、再資源化が可能な素材としてリサイクルできるような業者が主に行っていることが多いでしょう。アンテナ以外にも不用品が出た場合は、まとめて引き取ってもらうと便利です。
3.アンテナは買取してもらえる?
次に、アンテナを買取してもらう方法についてご説明します。
3-1.買取してもらえるアンテナもある
型番が新しいものや、使用期間が短く美品のアンテナは買取に出すこともできます。年内生産品や未開封品・新品のものなら定価の30%程度の買取価格が期待できるでしょう。
3-2.古いアンテナ・壊れたアンテナは売却不可
古いもの・壊れたものを買い取ってもらうのは難しいでしょう。新品時の定価が5,000円以下の中古アンテナも、売却は難しいといえます。
3-3.アンテナを買取に出す先とは?
アンテナの売却先には以下のようなところがあります。
3-3-1.リサイクルショップ・電子機器店
中古の電子機器を扱っているリサイクルショップでは、中古アンテナを買い取ってもらえる場合もあるでしょう。買取方法には、持ち込み回収・宅配回収・出張買取などがあります。アンテナを直接持って行けない方は、宅配回収や出張買取を行っているショップに依頼するのがよいでしょう。買取価格が付かなくても無料で引き取ってもらえることもあるので、事前に型番などを伝えてチェックしておくとスムーズです。
3-3-2.不用品回収業者による買取
不用品回収業者の中には、買取業務を行っているところもあります。売却できる可能性があるアンテナを処分する場合は、買取査定ができるか事前に確認しておくとよいでしょう。また、出張買取なら、自分で運搬する面倒をかけずにすむので便利です。ただし、出張費用などの関係から、持ち込んだり宅配で送ったほうが結果的にお得になる場合もあるので、よく検討してみてください。
3-4.アンテナをネットで出品する
リサイクルショップなどで買取不可といわれてしまったアンテナは、かなり価格を下げてネットに出品すると、買い手が付く可能性があります。粗大ゴミ費用数百円が浮くと思えば、1円でも売れればよいでしょう。ただし、送料を出品者負担とする場合は価格設定に注意してください。
4.アンテナの撤去についてよくある質問
アンテナの撤去について、よくある質問にお答えします。
Q.せっかく買ったアンテナが使えなかった
A.購入日が分かるもの(領収書など)と一緒にアンテナを売れば、使用期間が短いことが分かるので、高額買取のチャンスがあります。なるべく早めに売りに行きましょう。
Q.アンテナを宅配便で送るには?
A.段ボールにこん包してOKです。中でガタガタ動かないように、新聞紙や緩衝材などを利用しましょう。業者によっては送料無料になることもあるので、配送業者や宅配方法はHPなどでチェックするとよいでしょう。
Q.アンテナを高く売るには?
A.複数のショップや業者に買取査定をしてもらうことで、買取額を比較することができます。また、前述のとおりなるべく早めに売るのもポイントです。使用感があると買取価格が下がるので、できるだけきれいに掃除しておきましょう。ケーブルや保証書など、付属品もなるべくそろえてください。
Q.買取業者や不用品回収業者を選ぶポイントは?
A.悪質な業者を避けるためには、以下のポイントを押さえましょう。
- 料金システムや説明が分かりやすい業者を選ぶ
- 無料で買取査定や見積もりを行ってくれる業者を選ぶ
- 好きな回収方法を選べる業者を選ぶ(出張・宅配・持ち込みなど)
- 古物商許可などを受けている業者を選ぶ
- 料金が分かりにくい・説明が口頭だけの業者は避ける
- 無料廃品回収車は避ける(違法営業の可能性が非常に高い)
Q.使っていないアンテナは放置しても平気?
A.サビによる屋根や壁の劣化、倒壊によって通行人などに落下する危険があるため、使わなくなったアンテナはなるべく早めに撤去・処分しましょう。アンテナが落下してけがをさせてしまった場合、治療費などを弁償しなければならない可能性もあります。
まとめ
アンテナの撤去や処分・リサイクルや買取に出す方法についてご説明しました。使っていないアンテナは、安全を考慮して早めに撤去しましょう。また、早めにアンテナを買取に出すことで、高く買い取ってもらえる可能性もあります。