木工機械の買取事情を解説! 買取対象になる木工機械の特徴は?
木工機械が不要になったが、捨てるのはもったいないので買取してほしいという人はいませんか? 木工機械は現在、国内メーカーの撤退が続いており、機械によっては中古でも需要が高いものもあります。
そこで今回は、木工機械を買取してもらう方法や中古の需要を紹介しましょう。
この記事を読めば、木工機械の査定額を高くしてもらうコツも分かります。木工機械の売却を考えている人は、ぜひ読んでみてくださいね。
1.木工機械の買取事情と中古市場
はじめに、木工機械の種類や中古の需要などを紹介します。
1-1.木工機械とは木材を加工する機械の総称
木工機械とは、木材を切断したり、木材の反りを修正したりするような、木材を加工できる機材の総称です。また、おがくずを集めたり、不要になった木材を細かく粉砕したりする機械もあります。木材を加工したり、木材を原材料として製品を製造したりする業者にはなくてはならない機械です。また、小型のものはDIYに用いられることもあるでしょう。価格は数万~10万円台が相場です。
1-2.木工機械の国内メーカーは減少中
木工機械は、かつて複数の国内メーカーが製造していました。しかし、木材加工を行う国内業者が次々と事業を撤退していき、現在は外国のメーカーのものが主流になっています。
1-3.国内メーカーの中古品は需要がある
今は製造をしていないメーカーの製品でも、使い勝手がよいなどの理由で人気があるものもあります。そのため、中古市場も活発です。状態によっては新品とそれほど変わらない値段で販売されている中古品もあるでしょう。また、「壊れているものでも買い取ります」と宣言している業者もあります。
1-4.海外メーカー製品も新しければ需要がある
海外のメーカー品でも使用感が少なく、新しいものならば高値買取が期待できます。また、元値が高いほど買取価格も高めの傾向です。
2.中古でも需要が高い木工機械
中古でも需要が高い木工機械は、以下のようなものです。
- 元値が高く、できることが多い機械:全自動オート定規など
- いろいろな工場で使える機械:自動かんな盤・プレス機・くぎ打ち機・糸のこ機
- 元値が高く使用感の少ない機械
なお、買取価格は業者によって異なりますが、人気の機械だと売値の半額ぐらいで買取してくれるケースもあるでしょう。元値が100万を超える機械ならば、状態や需要次第で30~50万の値がつくこともあります。
3.木工機械を買取してもらう前に確認すること
この項では、木工機械を査定に出す前に確かめておくことを紹介します。
3-1.機械の作動を確認する
木工機械は、問題なく作動しなければ使えません。古い機械でも丁寧に手入れされていれば、問題ないでしょう。一方、使用頻度は少なくても、長い間放置していた機械はうまく作動しないこともあります。壊れた器械でも買取してくれる業者はありますが、査定額は下がってしまうでしょう。また、査定前にホコリなど取れる汚れは取っておきましょう。
3-2.付属品を確かめる
木工機械には、付属の機器があるものが多いので、それらの状態も確認しておきましょう。紛失しているものがあれば、買取額が下がってしまいます。
3-3.製造年を確かめておく
製造年が新しいほど、木工機械は高値がつきやすくなります。ただし、すでに製造が終わっている機械は、作動の状態によって査定額が決まるので、それほど製造年にこだわる必要はありません。
4.木工機械を買取している場所
この項では、木工機械を買取してくれる場所やおすすめの理由などを紹介します。
4-1.木工機械の売買を行っている機械専門のリサイクルショップ
中古機械を専門に扱っているリサイクルショップは、木工機械の買取にも力を入れています。今はサイトを開設している業者も多いので、インターネットで業者を探してもいいでしょう。大きな機械は、従業員が家まで査定に来てくれる出張買取を行っているところもたくさんあります。業者の中でも、木工機械の売買に力を入れている業者に査定してもらうのがおすすめです。
4-2.ネットオークション
ネットオークションでも木工機械の売買は盛んに行われていますが、大型機械は輸送手段が限られています。宅配便の業者では引き受けてもらえないサイズのものは、「取りに来てくれる人限定」としてもいいでしょう。小型の機械を郵送する場合も、輸送中に壊れないようにこん包をしっかりと行ってください。ただし、ネットオークションに出品している人も、落札者も業者が多いので、出品しても値段が思ったよりつかないこともあるでしょう。業者の買取査定と並行して利用してもいいですね。
4-3.一般のリサイクルショップはおすすめできない
一般的なリサイクルショップでは、プロ用の木工機械の買取は難しいでしょう。ただし、ホームセンターで購入できるDIY用の木工機械ならば買取してくれる可能性があります。また、不用品回収業者の中には木工機械を買取してくれる業者もありますが、金属として買取することもあり、リユースする予定で買取する業者より高値がつきにくいでしょう。
5.木工機械の買取に関するよくある質問
この項では、木工機械の買取に関する質問を紹介します。
Q.木工機械はどのようなものでも買取対象になるでしょうか?
A.どのようなものでも買取してくれることはないのですが、まずは査定に出してみましょう。
Q.古い木工機械でもすでに製造が終わっていれば売却できますか?
A.はい。その可能性は高いので、まずは査定に出してみてください。
Q.買取業者が遠方の場合でも、出張買取を依頼できますか?
A.多くの場合、業者は出張できる範囲を決めているので、まずは確認してください。
Q.木工機械の付属品だけでも売却できますか?
A.ものによるので、まずは業者に問い合わせてみてください。
Q.木工機械はできるだけ早く売却したほうがいいんですか?
A.はい。不要になったら売却してください。
まとめ
今回は、木工機械の買取事情を解説しました。木工機械はある程度古いものでも作動に問題ないならば、買取が期待できます。「もう古い機械だから」と思わず、業者に査定を依頼してみましょう。