壁紙の落書きを落としたい! キレイに落とす方法とコツを教えます!
「子どもが壁紙に落書きをしてしまったけど、何とか消す方法はないか」「壁紙の落書きを効率よく消すポイントを知りたい」とお考えではありませんか? 小さな子どもは、親が何回注意しても壁紙に落書きをしてしまうものです。いくら子どもが一所懸命に描いたものでも、さすがに壁紙に描かれると困ってしまいますよね。まずは、壁紙の落書きを消す方法を理解し、なるべく早く対処することが大切です。
そこで今回は、壁紙の落書きについて詳しく解説します。
この記事を読むことで、壁紙の落書きをキレイに消すポイントがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。
1.壁紙の落書きは消すことができる?
最初に、壁紙の落書きは消すことができるかどうかについて見ていきましょう。
1-1.壁紙の材質と落書きの種類による
壁紙の落書きを消すことができるかどうかは、壁紙の材質と落書きの種類によります。たとえば、耐水加工済みの壁紙なら、水拭きだけでも消えることがあるでしょう。しかし、耐水加工されていないものは、落書きが内部までしみ込んでしまうことが多く、無理やり消そうとすると、壁紙の材質を傷めてしまいます。
1-2.水性の落書きは比較的消しやすい
壁紙の落書きでも、以下のような水性のものは比較的消しやすくなります。
- 水性色鉛筆
- 水性マジック
- 水性ボールペン
- 水性絵の具
水性の落書きは、基本的には水拭きで消すことが可能です。ただし、時間が経過したものや筆圧が高くて内部まで深く浸透してしまったものなどは、消せないことがあります。
1-3.油性の落書きは厄介なことが多い
壁紙の落書きのうち油性のものは、水性のものより厄介なことが多いでしょう。たとえば、以下のようなものです。
- 油性色鉛筆
- クレヨン
- 油性マジック
- 油性絵の具
油性の落書きは、水拭きだけでは消すことができません。中でも、油性絵の具は固まると壁紙に密着して消すのが難しくなるので注意しましょう。
2.壁紙の落書きを消すのに必要な道具
壁紙の落書きを消すのに必要な道具と注意点を詳しく見ていきましょう。
2-1.壁紙の落書きを消すのに必要な道具は?
壁紙の落書きを消すには、以下のような道具を用意してください。
- 消しゴム
- 古歯ブラシ
- 歯磨き粉
- メラミンスポンジ
- サンドペーパー
- 除菌用アルコール
- ぞうきん
- ゴム手袋
2-2.壁紙の落書きは身近な道具で素早く消す
壁紙の落書きをキレイに消すのは、時間勝負になります。わざわざ遠くの店舗に専用の道具や洗剤を買いに行くのなら、身近な道具で早く対応するほうがおすすめです。実際に、壁紙の落書きを消すための道具や洗剤は特別なものを用意する必要はなく、普段から家庭で使用しているものが多くあります。身近な道具や洗剤を活用して、スピーディーに対応しましょう。
3.壁紙の落書きを消す方法
壁紙の落書きを消す方法を種類別に詳しく解説します。いずれも、作業をする前にゴム手袋を着用しましょう。
3-1.水性の落書きを消す方法
水性の落書きを消す方法は、以下を参考にしてください。
- ぞうきんかメラミンスポンジに水を含ませてよく絞り、落書きの部分を拭く
- 落書きが消えたら水拭きし、から拭きで仕上げる
なお、水性の落書きで時間が経過したものは、水拭きだけでは消しにくいので、以下の方法を試してみてください。
- 古歯ブラシに歯磨き粉を付けて落書きの部分をこする
- 落書きが消えたら水拭きし、から拭きで仕上げる
3-2.油性の落書きを消す方法
油性の落書きを消す方法は、以下のとおりです。なお、油性の落書きは完全に消せないものもあります。
クレヨン・油性色鉛筆
- 消しゴムでこする
- 消しゴムで消えない場合はメラニンスポンジに水を含ませてからよく絞ってこする
- さらに消えない場合は、古歯ブラシに歯磨き粉を付けてこする
- 落書きが消えたら水拭きし、から拭きで仕上げる
油性マジック
- 除菌用アルコールをメラミンスポンジに含ませて落書き部分をこする
- キレイなぞうきんで拭き取る
- 1と2を繰り返す
- 落書きが消えたら水拭きし、から拭きで仕上げる
油性絵の具
- 絵の具が乾ききっていない場合は、なるべく広げないようにぞうきんなどで拭き取る
- 除菌用アルコールをメラニンスポンジに含ませてこする
- 油性絵の具が乾いてしまっている場合は、メラニンスポンジや古歯ブラシ・サンドペーパーなどでこする
- 落書きが消えたら水拭きし、から拭きで仕上げる
4.壁紙の落書きが消えない場合はどうする?
壁紙の落書きが消えない場合の対処法を詳しく解説します。
4-1.壁紙と似た色で上塗りする
壁紙の落書きが消えない場合は、壁紙と似た色で上塗りする方法もあります。うまく上塗りすれば、無地の壁紙なら一目見ただけでは落書きの跡が分からないものです。上塗りによって落書きを消すときは、なるべく自然なタッチで行い、周囲と違和感が出ないようにしてください。修正液などを使う場合は、真っ白のままだと目立つので、なるべく壁紙の色に近づくよう絵の具などを混ぜて使うといいでしょう。
4-2.プロのハウスクリーニング業者に依頼する
自分で壁紙の落書きが消せなかった場合は、プロのハウスクリーニング業者に依頼するのもおすすめです。プロならではのテクニックにより、汚れが落ちることがあります。お気に入りの壁紙などで、できるだけ交換せずに落書きを消したいといったときにもおすすめです。なお、落書きの範囲や種類・難易度などで料金が異なるので、まずは、業者に連絡して現場確認および見積もりを依頼するといいでしょう。
4-3.壁紙を交換する
落書きが広範囲にわたったり消すのが難しかったりする場合は、壁紙を交換することが最良の方法です。一部だけ交換すると安く上がりますが、周囲と新旧の差が出やすくなります。また、柄ものの壁紙は、同じものが入手できるとは限りません。見た目にこだわるのなら、壁紙をすべて貼り替えることをおすすめします。
5.壁紙の落書きに関するよくある質問
最後に、壁紙の落書きに関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。
Q.落書きの種類が水性か油性か分からないときはどうする?
A.まずは、水性の落書きだと仮定して、水拭きしてみてください。水性の落書きなら、水拭きをしただけでも薄くなるはずです。水拭きしてもまったく消せないのなら、油性の落書きである可能性が高いので、除菌用アルコールなどをスプレーしてからメラミンスポンジなどで拭いてみてください。
Q.何回注意しても子どもが壁紙に落書きしてしまうのですが?
A.子どもが落書きをしなくなる年齢になるまで、落書きができる壁紙に交換することをおすすめします。落書きされても簡単に消すことができる材質のものにすれば、親も子どももストレスを感じずに済むでしょう。
Q.壁紙の落書きを掃除していたら色抜けしてしまったのですが?
A.壁紙の材質や色によっては、掃除中に色抜けすることがあります。色抜けした部分は元に戻らないので、壁紙を貼り替えるなどで対応してください。
Q.賃貸物件で壁紙の落書きが消せない場合はどうなる?
A.実費負担での壁紙交換が一般的です。通常使用による壁紙の色あせなどは問題になりませんが、落書きは入居者が故意に行ったと見なされます。退去の際、敷金から壁紙の交換費用を差し引かれることになるでしょう。
Q.業者に落書きの掃除を依頼したら壁紙に傷を付けられたのですが?
A.まずは、傷が付いた部分をスマホなどで撮影して証拠を残しましょう。次に、業者に連絡して現場を確認してもらってください。業者の作業ミスによるものなら、補修もしくは弁償してもらえるはずです。
まとめ
今回は、壁紙の落書きについて詳しく解説しました。子どもがいる家庭では、壁紙の落書きが悩みの種になるものです。しかし、壁紙の材質や落書きの種類によっては消すことができるので、あきらめずに掃除してみてください。水性の落書きなら、水拭きだけでも比較的簡単に消すことができるはずです。さらに歯磨き粉と古歯ブラシなどを使ってこすれば、想像以上にキレイに消せるでしょう。油性の汚れは、水性の汚れと比べて消しにくいので根気よく作業してください。なお、壁紙の落書きを消すことができなかった場合は、上塗りで消す、プロのハウスクリーニング業者に依頼する、壁紙を交換する、などの方法を検討してみるといいでしょう。