夏服はどうしまうべきか? 収納時のコツや注意点などを詳しくご紹介

衣替えをした後に困るのは、夏服の収納についてです。夏服は薄手な素材が多いため、たたみ方によってはしわができてしまうことがあります。また、収納を圧迫しないように、なるべくコンパクトにしまうことが大切です。夏服の収納方法やコツなどをご紹介します。

  1. 夏服から秋服に衣替えするタイミング
  2. 衣替えと同時に不要な夏服を処分する
  3. 夏服収納のコツ
  4. トランクルームを活用する方法も考えよう
  5. 夏服収納でよくある質問

衣替えはなるべく効率よく終えたいものです。夏に着ていた服をスリムに収納することで、秋に着たい服を必要なときに取り出す手間を省くことができます。収納のポイントなどをしっかり覚えておきましょう。

 

1.夏服から秋服に衣替えするタイミング

夏服から秋服への衣替えは、いつごろ行うのが理想なのでしょうか? 時期やタイミングなどを考えていきます。

1-1.3段階に分けて考える

夏服から秋服に衣替えするタイミングは、3段階に分けて考えましょう。真夏の間に薄手の長袖を用意し始め、朝晩に涼しさを感じるようになったら、厚手の長袖を出すようにしてください。残暑が和らいできたころに夏服とコート類などを入れ替えるといいでしょう。

1-2.寒暖差がポイント

衣替えは、朝晩の寒暖差がポイントとなります。気温差が大きくなると、体調を崩しやすくなるため、薄手の長袖を用意するなどして寒さ対策を整え始める時期です。肌寒いと感じるようになったら、衣替えを考えましょう。

2.衣替えと同時に不要な夏服を処分する

衣替えは、不要な服を処分するのに適しています。処分する基準などを考えていきましょう。

2-1.劣化が激しい

劣化が激しいものは、すぐ処分しましょう。穴・虫食い・ほつれ・色あせなどがあるものは、見栄えや印象が悪く、着用する機会も少ないものです。抱え込んでいても収納を圧迫するため、必要な服だけを残すようにしたほうがいいでしょう。

2-2.1年着ていない

1年着ていない夏服は、今後も着る機会がないでしょう。服は流行(りゅうこう)の移り変わりが早いため、思いきって処分することをおすすめします。

2-3.サイズアウトしたもの

サイズアウトした夏服も処分対象となります。ダイエットをしてから着ようと思っても、目標を達成するまでに時間がかかるものです。痩せてから自分の体系に合う夏服を新たに購入することを目標にしたほうが、ダイエットのモチベーションを維持することができます。

2-4.合わせにくいデザイン

デザインが奇抜・色や柄が派手など、合わせにくいデザインのものも処分したほうがいいでしょう。夏服の組み合わせに困るより、ベーシックなデザインを着まわしたほうが、おしゃれな印象に見えるものです。

2-5.クローゼットや引き出しの中身はいったん全部出す

処分対象を見極める際は、クローゼットや引き出しの中身をいったん全部出し、1つずつ状態をチェックしてください。保管したまましまい込んでいた場合、持ち物を把握できていないケースが多いでしょう。中身を取り出すことで、持ち物の点検も同時にできます。

3.夏服収納のコツ

夏服をコンパクトかつきれいに収納するコツをご紹介します。

3-1.圧縮する

圧縮して保管したら、収納を圧迫することがありません。市販の圧縮袋を利用し、夏服がかさばるのを防ぎましょう。圧縮袋は、100均でも購入できます。圧縮する前に防虫剤などを入れ、害虫対策をしておくと安心です。

3-2.きちんとたたむ

雑多に詰め込まず、きちんとたたむことが大切です。収納ケースや引き出しのサイズに合わせてたたみましょう。麻・レースなどのシャツ類は、台紙を挟んでからたためば、しわになりにくいので便利です。

3-3.立てて入れると出し入れしやすい

収納ケースや引き出しに入れる際は、服を立てて入れると出し入れしやすいでしょう。また、見栄えも良く、ひと目で何が入っているか分かるのもメリットです。立てて入れる場合、高さをそろえてたたむのがポイントとなります。

3-4.丈が長いものはたたんでから丸める

丈が長いワンピースなどは、たたんでから丸めるのがコツです。裾が広がっている場合は、左右を内側にたたみ、長方形にしてから三つ折りにし、くるっと丸めてください。丸めたものは立てて収納ケースや引き出しにしまいましょう。

4.トランクルームを活用する方法も考えよう

自宅に夏服を保管する場所がない場合は、トランクルームを利用する方法も検討してみましょう。

4-1.トランクルームは自宅以外の収納庫

トランクルームは、自宅以外の収納庫として活用することができます。夏服だけでなく、季節外の家電・スポーツ用品・アウトドア用品などをしまうこともできるのです。トランクルームに保管することで、自宅を広々とした空間にできるのがメリットでしょう。

4-2.保管環境をよく見て決めること

トランクルーム選びでは、保管環境をよく見ることが大切です。夏服など衣類は、湿気などが多いとカビが発生するため、空調がきちんと整っていなければなりません。また、ものの出し入れがしやすいこともポイントです。敷地内に駐車場がある・24時間出し入れが可能などの点を重視して選びましょう。

4-3.セキュリティー面にも注意しよう

警備会社と連携し、セキュリティー面を強化しているトランクルームなら、盗難や紛失が起こりにくくて安心です。管理人が常駐しているなど、それぞれの特色をしっかり把握してから利用しましょう。

5.夏服収納でよくある質問

夏服収納に関する質問を集めました。

Q.夏服を収納する前にやるべきことは?
A.必ず、洗濯やクリーニングで汚れや皮脂を落としましょう。汚れや皮脂は、害虫やカビの栄養源となります。保管中のトラブルを防ぐためにも、きれいな状態にしてからしまってください。洗濯後は、しっかり乾かすことも大切なポイントです。

Q.夏服の処分で迷ったらどうすべきか?
A.なるべく直感で決めるようにし、迷わないことが大切です。迷うものはいったん保留にし、一定期間を過ぎたら処分しましょう。もしくは、迷うものは着ないと判断し、すぐに処分対象とすることをおすすめします。

Q.収納ケースや引き出しを開けずに中身を把握する方法は?
A.ラベリングをすることです。種類別に収納し、ケースや引き出しの表面に、内容を記載したラベルを貼っていきましょう。

Q.省スペースな収納を実現するために意識すべきことは?
A.収納ケースや引き出しの規格を統一することです。バラバラな大きさのものを使うと、デッドスペースが生まれてしまいます。なるべくすき間ができないよう工夫しましょう。

Q.クローゼットや押し入れ内に夏服を収納する場合は?
A.季節外となって夏服をしまう場合は、クローゼットや押し入れの上部に配置しましょう。上部に配置することで、普段使うものの出し入れに支障が出ないのがメリットです。ただし、重みがあるものは安全を考慮し、下部に配置してください。

まとめ

夏服をしまう場合は、圧縮袋などを使ってコンパクトにするか、たたみ方を工夫して場所を取らないようにするのがポイントです。収納ケースや引き出しに入れる際は、立てて入れると中身を把握しやすいでしょう。自宅での保管が難しい場合は、トランクルームも選択肢に入れてみてください。トランクルームは、空調やセキュリティーがしっかりしたところを選ぶことが大切です。