汚部屋を作る人の心理を解説! 誰でも汚部屋を作る可能性はあるの?
汚部屋の住人は特別だらしがない人と思ってはいませんか?特に、身内がゴミや式を作って困っているという人は、そう感じてしまう傾向が強いことでしょう。でも、それは間違いです。誰もが汚部屋の住人になる可能性はあります。では、なぜ人は汚部屋の住人になってしまうのでしょうか?
今回は、汚部屋を作ってしまう人の心理や汚部屋を片付ける方法などを紹介します。
この記事を読めば、汚部屋を作らない方法などもよく分かるでしょう。汚部屋を片付けたい方や予防したい方はぜひ読んでみてください。
1.汚部屋を作る可能性が高い人の心理
始めに、汚部屋を作りがちな人の心理を紹介します。
1-1.余裕がない
仕事や介護など自分の生活より優先すべきことがあると、人は余裕がなくなります。部屋を片付けるのにはエネルギーがいるので、やることがたくさんあれば後回しになるでしょう。また、心に余裕がないと「面倒くさい」という気持ちが先立って体が動かないケースもあります。
1-2.完璧にできないからやらない
「ほどほど」ができない人にとって、部屋の片付けは終わりのない苦行のようなものです。片付けるなら完璧にしたいと考えてしまうと、かえって手がつけられなくなって汚部屋を作ってしまいます。
1-3.うつ病などの可能性もある
今まで問題なく片付けていたのに、急にやる気がなくなった場合はうつ病の可能性があります。また、ADHDやADDなど発達障害の場合は片付けるという行為そのものが難しく、子供のころから片付けが苦手で教えられても実践できないというケースもあるでしょう。
2.汚部屋を作りやすい行動や考え方
では、汚部屋を作りやすい考え方やくせ、趣味などはあるのでしょうか? この項ではその一例を紹介します。
2-1.コレクションすることが好き
ものをコレクションするくせがある人は、ものを捨てられずにため込む習慣がついているケースが多いのです。ものは多いほど管理が大変になります。また、趣味を始めるときに道具を一式そろえてから始める人も同じようにものをため込みがちです。
2-2.あとでまとめてやろうと考える
何事も後回しにしがちな人も、汚部屋の住人になる可能性があります。物事をまとめてやるには、手間と時間がかかるものです。部屋の片付けの場合、少しでも後回しにすると1日がかりでも片付かない状態になり、余計面倒くさくなって放置するという悪循環に陥ることもあるでしょう。
2-3.汚部屋で育つと汚部屋が気にならなくなる
片付いた部屋が当たり前だった環境で育つと、部屋が散らかっているのががまんできなくなります。一方、散らかった状態が当たり前の環境で育つと、部屋が汚くてもそれほど気にならなくなるケースもあるでしょう。つまり、「汚部屋に慣れてしまった」状態です。このような人は、片付け方も分からないというケースも珍しくありません。
3.汚部屋の悪影響
汚部屋を作ってしまうと以下のような悪影響が出る可能性があります。
- ゴミによって健康状態が悪化する
- 害虫や害獣が発生し、周囲に迷惑がかかる
- 賃貸物件の場合だと退去を求められることがある。
- 賃貸物件の場合、原状回復のために多額の修繕料を請求されることがある
- 家の寿命が短くなる
- 放火や不法投棄など犯罪現場となるケースもある
最悪の場合、行政も巻きこんで汚部屋を片付けることになるケースもあるでしょう。また、汚部屋を残して住人が亡くなると遺族に迷惑がかかることもあります。
4.汚部屋の片付け方
では、汚部屋を作ってしまったらどうやって片付ければいいのでしょうか? この項ではその方法を紹介します。
4-1.自分で片付けられる汚部屋の限界
以下のような汚部屋は人数さえ確保できれば自分で片付けができます。
- 水回りは機能しており、日常生活は送れる部屋
- ゴミに埋もれた部分が、1R~1LDK程度
- ゴミの量がひざ下まで
水回りも機能していない汚部屋や、片付けを手伝ってくれる人がいない場合、業者に依頼して片付けてもらった方がいいでしょう。
4-2.汚部屋の片付けは単純
恩部屋の片付けはそれほど難しくありません。貴重品だけを取っておき、そのほかはすべて分別してゴミ袋に詰めていくだけです。汚部屋になった時点で、持ち物の大部分が汚れて使いものにならなくなっている可能性が高いので、取っておくことは考えずに捨てることを選びましょう。
4-3.ゴミを直接処分場に持って行く
汚部屋を片付けるとゴミが大量に出ます。可能ならば、直接ゴミ処分場に持って行きましょう。それだけを業者に依頼することもできます。どうしても回収日までゴミを保管しなければならない場合、ゴミを保管する部屋を確保してください。
4-4.業者に汚部屋掃除を依頼するメリット
業者に汚部屋の片付けを依頼すると、ほぼ1日で片付けてくれるうえ、ゴミも回収してくれます。ですから、ゴミを片付ける手間もありません。また、家電リサイクル法対象家電など、自治体では回収できないゴミも回収してくれます。費用はかかりますが手間は格段にかかりません。汚部屋を片付けられない方は早めに業者に連絡して片付けてもらいましょう。
5.定期的に片付けを業者に依頼すると汚部屋防止になる
汚部屋になるのを防ぐ方法はいろいろありますが、一番確実なのは定期的に業者へ掃除を依頼することです。今はハウスクリーニングだけでなく日常の家事を依頼できる家事代行業者も増えています。ゴミ捨てと掃除だけでも依頼できれば、汚部屋になるのを防止できるでしょう。また、ものを増やさないようにすることも大切です。
6.汚部屋の片付けに関するよくある質問
Q.汚部屋の状態を見られるのが嫌で業者に依頼したくありません。
A.業者は汚部屋を見慣れているので大丈夫です。放置しておく方があとで大変になります。
Q.汚部屋は一般的なハウスクリーニング業者では片付けてくれませんか?
A.水回りが機能していないなど、生活に支障が出るほどの汚部屋は断られる可能性があります。
Q.汚部屋とゴミ屋敷の違いはなんですか?
A.明確な差はありませんが、ゴミ屋敷は家全体がゴミで埋まり庭にもゴミが積み上がった状態を指すことが多いでしょう。
Q.汚部屋でも生ゴミがなければ生活に支障はないですか?
A.いいえ。ゴミに床が覆われている時点でホコリがつもり、湿気が床を侵食しだします。
Q.汚部屋の片付けにはどのくらい費用がかかるでしょうか?
A.家の広さやゴミの量で変わりますが、10万円前後が一般的です。
この項では、汚部屋の片付けに関する質問を紹介します。
まとめ
今回は汚部屋を作ってしまう心理状態や片付け方について解説しました。汚部屋は、ちょっとしたきっかけで作ってしまうこともあります。ですから、家が散らかってきて自分では収拾がつかない場合は、できるだけ早く業者に依頼することも大切です。