Surfaceの処分方法は? お得に素早く処分するコツや注意点など解説
「Surface(サーフェス)を処分する方法は?」「どうすればお得に捨てられるの?」など、Surfaceの処分でお悩みの方は多いでしょう。Surfaceは、マイクロソフト社が開発したタブレット端末で、タッチパネルを用いた独特の操作感が人気です。まだ使える状態であれば、処分ではなく買い取ってもらえる可能性があります。本記事では、Surfaceをお得に処分する方法や買取のポイントなどについて解説しましょう。
- SurfaceはPCリサイクル法の対象?
- Surfaceの処分前にすべきこと
- Surfaceを買い取ってもらう方法
- Surfaceはメーカー回収してもらえない?
- SurfaceをPC専門業者で処分してもらう方法
- Surfaceの処分に関してよくある質問
この記事を読むことで、Surfaceのリサイクル方法や処分前にすべきことなどが分かります。悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
1.SurfaceはPCリサイクル法の対象?
まずは、SurfaceとPCリサイクル法の関係についてチェックしておきましょう。
1-1.Surfaceはタブレット端末の一種
Surfaceは、マイクロソフトが開発・販売しているWindows OS搭載タブレット端末の総称です。本体はタブレットですが、スタンドとキーボードをつけるとノートパソコンのような外観になります。ディスプレイを取りはずしてタブレットとして使えるノートパソコン「Surface Book」も登場し、Surfaceはタブレット端末としてではなく、ノートパソコンとしての役割を担うようになりました。一般的に、Surfaceはタブレットの一種ですが、使い方によってはノートパソコンとしての使用もできるのです。
1-2.PCリサイクル法の対象外だが、小型家電リサイクル法の対象
タブレットはPCリサイクル法の対象外となりますが、小型家電リサイクル法の対象です。小型家電リサイクル法は、スマートフォンやタブレット端末など、小さめの家電に含まれている貴重な資源を有効活用しようという法律で、自治体ごとに取り組んでいます。自治体回収で処分する際は、小型家電リサイクル法に基づいて、公共施設や家電量販店などに設置されている小型家電回収ボックスへ投かんすることになるでしょう。
1-3.自治体回収での処分は粗大ゴミまたは小型家電回収ボックス
自治体回収で処分する場合、タブレットは粗大ゴミになる自治体が多いようです。特に、一辺が30cm以上となるタブレットは、粗大ゴミ扱いになる可能性が高いでしょう。粗大ゴミの場合は、自治体の窓口に事前連絡をしたうえで、地元のスーパーやコンビニ等で粗大ゴミ処理券を購入し、貼りつけて指定回収場所へ持ち込む方法となります。ほとんどの自治体では、200~500円で処分が可能です。小型家電リサイクル法の対象としている自治体では、専用の回収ボックスが設置に投かんするだけなので処分費用はかかりません。
1-4.まだ使えるものは買取という選択肢も
処分するだけが、Surfaceを捨てる方法ではありません。まだ正常に稼働できる状態であれば、買取という形で手放すことができます。また、リサイクルショップ・買取専門店・PC専門店など買取先も多種多様です。買取してもらう方法のほかには、不用品回収業者へ依頼する・自分でネットオークションを利用し売るという方法もあります。
2.Surfaceの処分前にすべきこと
Surfaceを処分する前に、必ずやってほしいことがあります。それでは、詳しく説明していきましょう。
2-1.データ・個人情報を消去する
Surfaceなどタブレット端末には、名前・住所・電話番号・連絡帳などの個人情報からクレジットカード情報・写真・動画といったデータがたくさん入っています。処分前にこれらのデータを必ず消去することが大切です。消去せずに処分してしまうと、データが流出し悪用される恐れがあります。実際にデータが外部へ流出した事例もあるため、絶対に完全消去してください。
2-2.マイクロソフト社のフリーソフトでデータを消去しよう
専用ソフトを使用した論理的消去法などがありますが、Surfaceの場合は、マイクロソフト社が提供しているフリーソフトをダウンロードするだけでデータが消去できます。ただし、フリーソフトはWindows 8.1または10だけの対応です。フリーソフトを使用すると、Surfaceのデータを完全に消去するためのUSBメモリを作成できますが、4GB以上のUSBメモリが必要になるので注意してください。
2-3.初期化だけでは不十分
データ消去=初期化で十分と思っている方が多いようですが、初期化だけでは不十分です。初期化をしてもタブレットの端末にはデータが残っています。復元ソフトを使用すれば、簡単にデータが元どおりになるため、消去専用のソフトを使用するのがおすすめです。自分で行うデータ消去が不安な方は、データ消去のサービスを行っている業者へ依頼するといいでしょう。
3.Surfaceを買い取ってもらう方法
それでは、Surfaceを買い取ってもらう方法をいくつか紹介します。
3-1.中古需要が高いSurface
SurfaceはタブレットPCと呼ばれているように、タブレット端末でもパソコンと同じような性能で利用できるメリットがあります。また、購入したくても新型や新品モデルは高くて手を出しづらいという方も多いので、リーズナブルな価格で購入できる中古は需要が高いのです。Surfaceは古いモデルでも十分便利に利用することができるため、買い取ってもらえる可能性があります。もちろん、発売から年数があまり経過していない新型モデルほど高く売れるでしょう。
3-2.自分で売る・買取業者に売るなど方法はさまざま
Surfaceの売却方法は、自分で売る・買取業者へ依頼するなどさまざまです。自分で売る場合は、ネットオークションを利用する方法があります。ネットオークションの場合は登録するだけで出品できますが、お得な値段で購入したい方が落札する傾向があるため、買取業者に売却するよりも安値がつく可能性があるでしょう。なるべく高く売りたい方は、タブレット端末の買取実績がある業者へ依頼してください。
3-3.買取不可の場合は、ほかの方法で処分しなければならない
Surfaceは中古市場における需要が高いですが、壊れていて使えないものは買い取ってもらえません。また、ひどキズや汚れがあると、正常に稼働していても買取不可になる可能性があるため、その場合はほかの方法で処分する必要があります。なるべく手間をかけたくないという方は、買取と処分を行っている業者へ依頼するといいでしょう。
4.Surfaceはメーカー回収してもらえない?
Surfaceはメーカー回収してもらえるのでしょうか。ここでは、メーカー回収の詳細について解説します。
4-1.マイクロソフト社は回収していない
基本的に、メーカーによる回収とリサイクルが義務づけられているのはPCリサイクル法の対象品目です。タブレット端末は対象品目ではないため、マイクロソフト社はSurfaceの回収を行っていません。しかし、Surface RTなど、モデルによってはPCリサイクル法の対象になる可能性があります。PCリサイクルマークがついているか確認し、マークがあればマイクロソフト社に回収手続きなどを問い合わせてみてください。
4-2.まずはSurfaceサポートに問い合わせる
PCリサイクル法の対象となるSurfaceをメーカー回収してもらいたいときは、サポートセンターに問い合わせてください。そこで、回収手続きはどうするか・処分費用がいくらかかるのか確認しましょう。基本的に、PCリサイクルマークがついているSurfaceの場合は、無料で回収してもらえます。
4-3.申し込み前に準備しておくもの
メーカー回収の申し込み前に、処分できるものか・PCリサイクルマークの有無・データの移行と消去は事前に済ませておく必要があります。メーカーはデータ消去を請け負ってはいないため、あらかじめ自分でデータ消去しなければなりません。その点は十分に注意してくださいね。
5.SurfaceをPC専門業者で処分してもらう方法
メーカー回収以外の方法としては、PC専門業者へ処分を依頼する方法があります。ここでは、PC専門業者へ依頼する際のポイントなどを解説しましょう。
5-1.壊れている・ほかに処分したい不用品がある場合はPC専門業者へ
Surfaceが壊れていて買い取ってもらえない・ほかにも処分したい不用品がある・無料で回収してもらいたいという方は、PC専門業者がおすすめです。
5-2.主な流れをご紹介!
PC専門業者へ回収を依頼する際の大まかな流れは以下のとおりです。
- ホームページまたは電話から無料見積もり・回収を依頼する
- 見積書を確認し、回収日を決める
- 当日に業者が訪れ、回収してもらう
- 買取対象品目がある場合は、その場で査定してもらう
上記の流れは、出張回収の場合です。宅配回収や持ち込み回収の場合は、多少流れが異なるため、事前に確認しておきましょう。
5-3.業者選びのポイント
どの業者へ依頼すればいいのか分からないときは、以下のポイントに注目してください。
- 回収方法の種類が充実しているか
- 無料回収の理由が記載されているか
- Surfaceをはじめとした家電の回収実績があるか
- スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
- 無料見積もりや無料相談を受けつけているか
- 買取サービスを行っているか
- データ消去サービスを受けつけているか
- 古物商や産業廃棄物収集運搬業の許可を取得しているか
6.Surfaceの処分に関してよくある質問
Surfaceの処分に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.Surfaceの種類は?
A.2019年3月現在でSurface Go、Surface Pro 6、Surface Laptop 2、Surface Book 2、Surface Studio 2の5種類があります。この中でも最新機種のSurface Goはシリーズの中で最も軽く、中古市場における需要がとても高い商品です。スリムなボディながらパフォーマンス性能に優れているため、学生やビジネスマンから人気を得ています。
Q.タブレットかパソコンか判断できる基準は?
A.私たちが判断できるのは、PCリサイクルマークの有無です。PCリサイクルマークがついているSurfaceはパソコン扱いになるため、メーカー回収が依頼できるでしょう。PCリサイクルマークがついていない場合は、タブレット端末扱いとなります。
Q.高価買取のポイントは?
A.購入時と同じ状態にすることです。特に、取扱説明書・外箱・充電ケーブルなどの付属品は、買取額を大きく左右する大事な要素となります。なるべく付属品をそろえて査定に出してください。また、人気機種や新しい機種は高値で売れる可能性があるため、要らなくなったらすぐに売却したほうがいいでしょう。
Q.買取不可になりやすいのは?
A.液晶割れや故障で起動しない・電源が入っても画面が表示されないなどのSurfaceは買取不可になる可能性があります。買取不可になる場合はほかの方法で処分することになりますが、液晶割れでもデータは残っているので注意が必要です。データ消去や初期化ができない状態の場合は、専門業者にデータ消去を依頼しましょう。
Q.無料回収業者に依頼する際の注意点は?
A.なぜ無料で回収できるのか、理由を確認することです。無料回収業者の中には、無料と偽り、回収後に追加費用を請求する悪徳業者が存在しています。悪徳業者は無料回収の理由を明確にしません。スタッフの対応など業者選びのポイントを踏まえた上で、優良業者と悪徳業者を見極めてください。
まとめ
Surfaceの主な処分方法は、自治体が設置している小型家電回収ボックスに投かんするか、PC専門業者へ依頼する方法などがあります。中古市場で需要が高いタブレット端末なので、正常に稼働できる状態であれば買取に出すことができるでしょう。特に、発売されたばかりの新モデルほど高く売れる可能性があります。買い取ってもらえるものは買取に出し、買取不可になったものは無料回収を利用するとお得に処分できるでしょう。スピーディーかつお得に手放すためには、処分方法ごとのメリットやデメリットを把握することが大切です。