古着は買取可能? 買取対象となるものや買取先などを詳しくご紹介

古着は、買取を利用して処分する方法がおすすめです。特に、ブランドものの古着は中古需要があり、高値で売れる場合があります。買取を利用する前に、買取対象となる古着の特徴や買取方法などを覚えておきましょう。

  1. 古着の中古需要や買取相場などについて
  2. 古着の買取方法
  3. 古着の買取先はどのように選ぶべきか?
  4. 古着の買取でよくある質問

この記事を読むことで、古着の買取についてよく分かります。古着の買取で損をしないためにも、買取先の選び方などもしっかり理解しておきましょう。

 

1.古着の中古需要や買取相場などについて

どのような古着に中古需要があるのか、買取相場の調べ方などもご紹介します。

1-1.古着は買取してもらえる

ゴミの削減につながるとして、リサイクルが推進されている今は、洋服のリサイクルも増えています。サイズアウトしたものや着る回数が少ないものなどは、買取を利用しましょう。ただし、買取可能かどうかは、古着の状態によって変わるので、買取対象となるものの特徴を覚えておくことが大切です。

1-2.ブランドものや状態のいいものは買取対象になりやすい

古着の買取基準は、劣化や摩耗などで決まります。年数が経過し、色あせ・破れ・ほつれ・毛玉などが起きているものは買取対象外です。ファストファッションやノンブランドのものでも、状態がよければ買取価格がつきます。しかし、ブランドものの洋服に比べ、買取価格は大幅に下がる傾向があるため、古着のまとめ売りなどをする方法がおすすめです。

1-3.人気ブランドやヴィンテージ品は高額買取になりやすい

高額買取になりやすいのは、人気ブランドです。高額買取に結びつきやすいブランドの一部をご紹介します。

  • ユナイテッドアローズ
  • ビームス
  • ディーゼル
  • ヒステリックグラマー
  • ZUCCa
  • ポールスミス
  • アディダス
  • ノースフェイス
  • パタゴニア
  • フルラ
  • Supreme
  • STUSSY

シャネル・エルメス・ルイヴィトンなどのハイブランドだと、高額買取になる可能性が高いでしょう。Supremeの場合、ルイヴィトンとコラボしたアイテムが世界的に人気を博しており、中古市場でも高値で売買されています。ただし、ブームが高まっている間は高額買取になりますが、人気が下がると買取がしにくくなるので売り時には注意してください。また、古着の中には、希少価値のあるヴィンテージ品も含まれている場合があります。デニムなどはコレクターもいるため、プレミア価格がつくようなレアアイテムはきちんと鑑定をしてもらうことが大切です。

1-4.買取価格は古着の状態やブランドによって変わる

業者ごとに査定基準や買取方法が異なるため、複数の業者で査定を受けて平均値を探り、買取相場を調べることが大切です。チェーン展開している衣類のリサイクルショップなどでは、衣類1kgに対して150円など、重さで買取価格を決める場合があります。ただし、人気ブランドのものやハイブランドのものは、重さで買取を行う場合には適していません。きちんと価値を認めてもらえる業者に依頼しましょう。

2.古着の買取方法

業者の買取やネットを介した買取と併せ、自分で売却する方法も覚えておきましょう。

2-1.気軽に利用したいならリサイクルショップ

リサイクルショップでは、衣類もたくさん取り扱っています。衣類専門のリサイクルショップも多くなっているため、気軽に利用したい場合はおすすめです。ただし、リサイクルショップでは再販時の価格を抑える目的で、買取価格が低く設定されており、高額買取が難しい場合があります。また、古着の買取を依頼するときは、店頭への持参が必要です。数が多い場合やかさばるものがたくさんある場合は、運搬手段を確保しましょう。

2-2.古着買取サイトは返品時の送料負担をチェックすること

インターネットを介して古着の買取が利用できるサイトが増えました。宅配便で業者に送り、査定してもらう方法となっています。こん包資材などを提供してもらえるところが多く、申し込みから査定まで短期間で済むのがメリットです。しかし、古着の買取を利用するにあたり、身分証明書の提示やサイトへの登録など、事前の準備が必要になります。また、サイトによっては、返品時の送料を利用者負担としている場合があるため、利用規約をあらかじめチェックしておきましょう。

2-3.不用品回収業者は割高になるケースが多い

不用品回収業者は、衣類の買取や処分も行っています。自宅まで訪問してくれるため、運搬やこん包などの手間がかからないのがメリットです。しかし、出張費用を請求される場合があり、買取費用から出張費用を相殺しても、マイナスになってしまうケースもあります。ほかの不用品も同時に買取してもらい、なるべくマイナスにならないようにするなどの工夫が必要です。

2-4.ネットを使った個人売買は時間がかかる

ネットオークションやフリマサイトを使い、個人売買で古着を処分するケースも増えています。価格設定が自由で、誰でも利用できるのがメリットです。ノンブランドのものやサイズアウトした子ども服なども出品できます。ただし、個人売買は売れる時期を読むことができません。また、画像と商品紹介文だけで買い手を募る方法であるため、価値観の相違も生まれやすく、クレームなどに発展するケースもあります。顔の見えない相手と取り引きをするので、リスクがつきまとうことを想定しておきましょう。

3.古着の買取先はどのように選ぶべきか?

古着の買取先を選ぶときのポイントなどをご紹介します。

3-1.ブランドものの場合

ブランドものは、鑑定がきちんとできる専門業者に依頼することが大切です。不当な価格で買取をされないためにも、ブランドの取扱数が多い業者を選びましょう。リサイクルショップより、古着買取サイトのほうがおすすめです。

3-2.ノーブランドの場合

ノーブランドの場合、買取価格がつかないことがほとんどです。衣類専門のリサイクルショップにまとめ売りをすることで、わずかでも利益を得ることができます。なるべく買取に出す点数を増やすことと、年数が経過する前に査定を受けることが、少しでも買取価格を上げるポイントです。

3-3.数が多い場合

古着の数が多い場合、人気ブランドのものやハイブランドのもの以外は、まとめてリサイクルショップや衣類専門のリサイクルショップに買取を依頼しましょう。もしくは、運搬が難しい場合、自宅訪問をしてくれる不用品回収業者に依頼し、まとめて買取してもらったほうが楽です。リサイクルショップで買取価格がつかなかったものでも、不用品回収業者だと買取可能な場合があります。数が多くて処分に困っている方は利用してみましょう。

3-4.仕分け後、それぞれの買取先を決める方法がおすすめ

ブランドもの・ノーブランドのもの・まとめ売りしたいものなどを混在したまま、1つの業者で買取を依頼した場合、ブランドものなど価値があるものでも、買取価格が下がる可能性があります。手間はかかっても仕分けをし、それぞれの買取先を決める方法がおすすめです。価値ある品を値切られてしまい、損をしないように注意しましょう。少しでも高く買取してもらうコツです。

4.古着の買取でよくある質問

古着の買取に関する質問を集めました。買取を利用する前にご一読ください。

Q.買取価格がつかなくても、無料で引き取りをしてくれる場合もあるのか?
A.ノーブランドのものなどは、買取価格がつかない場合がほとんどです。しかし、無料で引き取り可能という業者もあります。古着が売れずに残ってしまうより、無料でも引き取ってくれるほうが楽なら依頼しましょう。

Q.業者ごとに買取可能な品目は異なるのか?
A.はい、異なります。ファストファッションなどリーズナブルな価格のものでも買取可能という業者もあり、査定額も業者ごとに違うものです。いろいろな業者を比較し、ニーズに見合うところを見つけるようにしましょう。

Q.返品時の送料が無料の業者もあるのか?
A.はい、あります。古着買取サイトを利用するときは、返品時の送料が負担になるケースがあるため、業者が送料負担まで行ってくれることが理想です。業者ごとのサービスや利用料などの違いをしっかり理解し、クチコミや評価などを参考に、業者探しをしてください。

Q.高額査定につながるポイントとは?
A.業者では、キャンペーンの1つとして、一定期間買取強化をしている場合があります。事前にリサーチし、買取価格がアップする時期を狙って買取に出す方法がおすすめです。

Q.記名入りのものや肌着などは買取対象外なのか?
A.はい、買取対象外となります。ただし、記名が入っているものでも、タグの部分への記名であれば切り取ることができるため、マイナス査定になっても買取可能という業者もあるでしょう。記名入りのものや肌着以外では、スーツやスラックスなどにお直しがあるものは、標準体型の人でもフィットしにくいため、買取価格が下落する恐れがあります、査定時に確認してみましょう。

まとめ

古着の中には、買取可能なものもあります。状態にも左右されますが、ブランドものや希少価値があるものは、高額買取になる可能性があるでしょう。高額買取に結びつく可能性があるものは、仕分けをして専門業者に依頼して買取を依頼する方法がおすすめです。一方、ファストファッションなど買取価格がつきにくいものは、まとめ売りなどで買取しやすくしておく工夫をするようにすることで、わずかでも利益を得ることができます。買取先とそれぞれの特徴を覚えておき、古着の買取に役立ててください。