物が捨てられないときの踏ん切りのつけ方とは? こうすれば捨てられる!
「スッキリ片付いた部屋に住みたいと思っているのになぜか物が捨てられない」と悩んでいる人は少なくないでしょう。
物を捨てられない人と片付けの上手な人の違いはどこにあるのでしょうか?
そこで今回は物を上手に片づけられるコツをご紹介します。
物を捨てられない心理には何か原因があるのでしょうか?
物を捨てる踏ん切りをつけたい人はぜひこの記事を読んでみてください。
物を片付けるきっかけがつかめるかもしれません。また、ものを保存する方法も現在はいろいろあるんですよ。
目次
1.なぜ、物が捨てられないのか?
この項では、物が捨てられない心理を解説しましょう。
実は捨てにくい物にはある種の共通点があるのです。
1-1.不要だけれど捨てにくい物とは?
- 高価な物
- 思い出の品
- 記念品
- 生産が終わってしまい、二度と手に入りにくい物
- お守り、お札など捨てるのに抵抗がある物
このような物はたとえ整理整頓が上手な人でも捨てにくいです。
しかし片付けられる人は「3年使っていないから捨てよう」というように、どこかで踏ん切りが付けられます。
片づけられない人はそれができません。「高かった」「もう手に入らない」など、捨てられない理由ばかりが頭に残り「とりあえず取っておこう」としまい込んでしまうのです。
1-2.年を取るほど捨てられなくなる?
現在の70代、80代の人は物がない時代を体験しています。
ですから、不要だけれどまだ使えるものを捨てるのに抵抗がある方が多いでしょう。
また、年を取ると判断力や行動力が鈍ってきます。
持ち物を整理しようと思っても気力がわかなかったり、ごみの分類の仕方が分からずに不要なものを溜め込んでしまうことも多いでしょう。
1-3.心の病気の可能性もある?
整理整頓は体力や気力がある程度ないとできません。
仕事や育児が忙しいとどうしても片づけは後回しになってしまいます。
また親しい人の死など大きなショックを受けた場合は、すべてのことにやる気がなくなり無気力状態になることもあるでしょう。
片づけをする暇がないという場合は、とりあえず散らかさないようにだけ注意をしてください。
特にペットボトルや弁当の空箱などの生活ごみを放置しておくと、ゴミ屋敷や汚部屋になってしまいます。
今は短時間からハウスキーパーを頼めるサービスなどもありますので、利用してみるのも良いでしょう。
また何をする気力もないという場合は、医療機関を受診して治療を受ける必要があります。
家族がいる場合は家族に、ひとり暮らしの場合は自治体の福祉課に助けを求めましょう。
対処が早いほど回復も早いです。
2.物を捨てる決心のつけ方とは?
では、物を捨てる踏ん切りはどうやってつければよいのでしょうか?
この項では、物を捨てる決心のつけ方をご紹介します。
2-1.捨てられない物を身につけたり、使ったりしてみる
高かった服など一大決心をして買ったものは捨てにくいですよね。
しかし、物には寿命があります。
いくら高価なブランド品であろうと古い服はやぼったく見えるもの。
捨てる決心がつかない場合は、それらを身につけて鏡の前に立ってみましょう。
その姿で外に出られますか?出られないのなら、その服はもう寿命なのです。
「流行は時折リバイバルブームが起こる」という意見もありますが、以前と全く同じ形が流行するわけではないでしょう。
また、高価な物でも年月とともに劣化していきます。
大切にしまい込んでいたものを、いざ使ってみたらあっという間に壊れてしまうこともあるでしょう。
これもまた寿命です。
もう使えないと納得できれば、捨てる踏ん切りもつけやすいでしょう。
2-2.形を変えて取っておけないか考えてみる
思い出の品や記念品などは、形を変えて残せないか考えてみましょう。
たとえば写真に取っておけば、「あの時はこういうものをもらった」など現物がなくても思い出話ができます。
また絶版になってしまった本は電子化すると、何千冊もの本を1枚のSDカードに記録できるでしょう。
自分で本を電子化することを「自炊」といいますが、今は自炊をする道具をレンタルさせてくれる業者もありますので、本がたくさんあって困るという人は利用してみるとよいですね。
また、古いアルバムも同様に電子化してCD-ROMに移せば場所も取りません。
フィルム写真を電子化するサービスはカメラ店などで行われており、申し込みも簡単です。
家に何冊も古いアルバムがある人はぜひ利用してみましょう。
こうやって形を変えて保存すれば、場所も取らない上に捨ててしまった後に後悔することもありません。
2-3.不用品を保管しているスペースに払っているお金を計算してみる
家に住むにはお金がかかります。賃貸住宅ならば家賃がかかりますし、持ち家の人もローンを払っている方が多いでしょう。
もちろん収納スペースも同様です。
物を捨てられないという人は、収納スペースに1カ月当たりどのくらいのお金がかかっているか、計算してみましょう。
収納スペースがたくさんあるほどお金がかかります。
捨てられない不用品を保存するためだけにどれだけお金がかかっているのかわかれば、整理整頓をしようという気持ちにもなりやすいでしょう。
3.不用品を片付ける方法や注意点とは?
では最後に不用品を片付ける方法や注意点をご紹介します。
今はごみ捨てのルールも厳しくなり、不用意にごみを捨てるとトラブルになる可能性もあります。
3-1.ごみの分別はしっかりと
不用品はしっかりと分別したうえで、ごみ捨て場に捨てましょう。
現在はごみ捨てのルールも厳しくなり、うっかり捨て方を間違えるとトラブルになるかもしれません。
ごみの捨て方は自治体から配られるポスターや、ホームページに記載してありますので、よく確認してください。
また、粗大ごみが有料という自治体も多いですから気をつけましょう。
3-2.ひとりで無理をしすぎない
長年ため込んだ不用品を片付けるのは手間と時間がかかります。
ひとりでやっていると嫌になり、挫折することもあるでしょう。
ですから不用品がたくさんあるという場合は、無理をせずに誰かに助けを求めましょう。
家族や友人に頼れないという場合は便利屋や不用品回収業者に依頼するという方法もあります。
3-3.業者に依頼する際の注意点とは?
一般家庭から出る不用品を回収してくれる業者を、不用品回収業者といいます。
一般家庭から出る家電や家具などは大抵回収してくれるので、「不用品を今すぐ回収してほしい」という場合はとても便利です。
しかし、「不用品回収業者に依頼をしたら高額な回収料を請求されたといたトラブルも少なくありません。
これを避けるためには、必ず事前に見積もりを作ってもらいましょう。
優良な業者ならばきちんとした見積もりを出してくれるはずです。
いろいろな理由をつけて見積もりを出し渋ったり、加算前提の見積もりを出してくる業者には依頼しないほうがいいでしょう。
さらに、最近は「押し買い」といっていきなり家にやってきて貴金属などを不当に安い値段で買い取っていく業者もいます。
「不用品を高く買い取ります」という飛び込み営業が来ても、ドアを開けずに対応しましょう。
4.おわりに
いかがでしたでしょうか。今回は物を捨てられない心理や不用品をうまく捨てるコツをご紹介しました。
まとめると
- 高いものは実際に着たり使ってみたりすると踏ん切りがつけやすい
- 思い出の品などは形を変えて保存できるか考えてみる
- 不用品を一度に片づけたい場合は買取サービスや不用品回収業者を利用しよう
ということです。不用品は時間がたつほど片付けが大変になります。収納スペースがいっぱいになる前に片づけを開始しましょう。