玄関掃除の手順やコツを詳しくご紹介! 汚れ防止策も覚えておこう!

玄関は、人が出入りする場所であるため、汚れが目立ちます。頑固にこびりついた汚れなどは、ほうきで掃くだけでは落とすことができず、掃除方法で悩むことも多いものです。玄関はタイルやたたきなど凸凹した面があるため、正しい掃除の仕方を覚えて実践しましょう。

そこで、本記事では、玄関をきれいに掃除する方法や掃除する際の注意点などをご紹介します。

  1. 玄関につく汚れの種類は?
  2. 玄関掃除に役立つアイテム
  3. 玄関をきれいに掃除する方法
  4. 玄関掃除をする際の注意点
  5. 玄関の汚れ防止策
  6. 玄関掃除でよくある質問

玄関掃除の手順と併せ、普段からできる汚れ防止策も覚えておきましょう。 

 

1.玄関につく汚れの種類は?

玄関には、どのような汚れが付着するのでしょうか? 汚れの種類についてご紹介します。

1-1.土・砂・泥・小石

玄関の汚れは、靴に付着した土・砂・泥・小石などです。雨天時は靴底が濡(ぬ)れているため、特に汚れが付着しやすいでしょう。

1-2.ホコリ

玄関は、衣類の繊維などがホコリとなって残りやすいものです。排気ガスや花粉などのアレルゲンが含まれることもあります。

1-3.髪の毛・ペットの被毛

玄関を出入りする際、髪の毛やペットの被毛も残りやすいものです。ホコリや湿気と絡み合い、頑固に付着してしまうケースもあります。

1-4.落ち葉

玄関の開閉時、落ち葉が舞い込んで残ることもあります。虫の死骸やクモの巣なども絡まっているケースがあるでしょう。下駄(げた)箱の下などに入り込みやすいため、細かな箇所までチェックすることが大切です。

1-5.手垢(てあか)

下駄箱やドアには、手垢が付着して頑固な汚れになります。汗や皮脂は早めに落とさなければ、変色などを招くので注意してください。

2.玄関掃除に役立つアイテム

玄関掃除に便利なアイテムをご紹介します。

2-1.デッキブラシ

デッキブラシは、たたきの掃除をするのに適しています。柄が長いため、屈(かが)まずに掃除できるのがメリットです。ただし、たたきの材質が大理石や御影(みかげ)石などの場合、傷がついてしまう恐れがあるので使わないようにしましょう。

2-2.メラミンスポンジ

メラミンスポンジは、ツルツルした素材のたたきを掃除するのに適しています。水に浸(ひた)して軽くこするだけで、きれいに仕上がるのがメリットです。ただし、ザラザラした素材に使ってしまうと、メラミンスポンジのカスがこびりついてしまうので注意してください。

2-3.セスキ炭酸ソーダ水

セスキ炭酸ソーダ水は、汚れ落としの効果が高い洗剤です。市販の粉末を溶かしたものでも、液状になっているものでも構いません。

2-4.重曹

重曹は、汚れを浮かして落とす効果があり、天然素材で安心して使うことができます。粉末をペースト状にする・水に溶かしてスプレーにするなど、汚れに応じて使い方を変えてみましょう。

2-5.バケツまたはホース

たたきを掃除した後、洗剤成分を洗い流すのに、バケツもしくはホースがあると便利です。汚れと洗剤成分を一気に流すことができます。

3.玄関をきれいに掃除する方法

玄関掃除の手順やコツなどをご紹介します。

3-1.ほうきで掃く

砂・土・ホコリなどは、ほうきで掃いて取り除きましょう。四隅は特に溜(た)まりやすいため、歯ブラシなどをほうきの代用品として使うと、楽に掃除ができます。

3-2.下駄箱内のホコリも同時に掃除しよう

たたきだけでなく、下駄箱内のホコリや砂なども同時に掃除すると、玄関全体をすっきりした状態にすることができます。下駄箱内のホコリを掃き出した後、たたきの掃除をすると、効率よく進めることができるでしょう。

3-3.汚れをこすって落とす

汚れが目立つ箇所を、メラミンスポンジや雑巾などを使ってこすり洗いしましょう。セスキ炭酸ソーダ水や重曹水を使うときれいになります。大理石などの天然石はデリケートであるため、柔らかい布で掃除しましょう。

3-4.ドアや壁の手垢なども拭き取る

たたきだけでなく、ドアや壁の手垢も掃除しましょう。重曹水などをスプレーし、拭き掃除をするときれいになります。洗剤成分が残らないよう、乾いた布で仕上げ拭きもしてください。

3-5.たたき全体をデッキブラシで掃除する

細かな部分を掃除したら、デッキブラシでたたき全体をこすり洗いしましょう。バケツやホースで軽く水をまくと、洗剤成分と一緒に流すことができます。水は、満遍なく行き渡るようにするのがポイントです。

3-6.乾いた布で仕上げ拭き

水でしっかり洗剤成分や汚れを流した後は、乾いた布で仕上げ拭きをしてください。水分が残っていると、カビなどが発生しやすくなります。

3-7.窓やドアを開けて乾かす

仕上げ拭きをしたら、窓やドアを開放し、たたきをしっかり乾かしましょう。下駄箱も開けておくと、内部の湿気や臭いを逃す効果があります。

4.玄関掃除をする際の注意点

玄関掃除をする際に注意したいことをまとめました。

4-1.たたきの材質を確認する

掃除をする際は、たたきの材質を必ず確認しましょう。材質に合わないものを使うと、傷がつく恐れがあるためです。特に、大理石などのデリケートな材質は注意してください。

4-2.水をまく前にホコリを取ること

玄関掃除は、手順を守ることが大切です。水をまく前に、ホコリや砂を取り除いてください。ホコリの上から水をまくと、たたきにへばりついて落としにくくなってしまいます。効率よく進めることを意識してください。

4-3.玄関掃除に酢とクエン酸は使わない

汚れ落としや消臭効果がある酢とクエン酸は、タイルや天然石を溶かす恐れがあるため、玄関掃除には使わないでください。重曹やセスキ炭酸ソーダなど、刺激が少ないものを使いましょう。

4-4.来客目線で掃除をすること

玄関は家の顔です。来客目線で掃除をすると、自然に汚れが目立つ場所やきれいにしたい場所が浮かんできます。玄関内だけでなく、外回りからチェックしてみてください。

5.玄関の汚れ防止策

玄関をきれいな状態で維持するために、汚れ防止策を覚えておきましょう。

5-1.こまめに掃除をする

玄関の汚れは放置せず、こまめに掃除しましょう。特に、雨天時は泥が入り込んで付着するため、乾く前に掃除をすることが大切です。天候がいいときでも、2日に1回は掃き掃除を実践してください。

5-2.雨天時は新聞紙を敷くと汚れ防止になる

雨天時は、たたきに新聞紙を敷いておけば、泥や水分を吸収して汚れ防止に役立ちます。敷きっぱなしにせず、汚れたら新しいものに交換してください。

5-3.なるべくものを置かないようにする

玄関は、なるべくものを置かないようにしましょう。ものを置くと、ホコリや砂などが溜まりやすくなってしまうからです。すっきりした印象になるよう工夫してみてください。

6.玄関掃除でよくある質問

玄関掃除に関する質問を集めました。

Q.ほうきで掃き出すことができないホコリなどはどうすべきか?
A.掃除機で吸引してみましょう。小さなホコリや砂なども、掃除機なら簡単に吸い取ることができます。先端が細いノズルを使えば、四隅のホコリも吸引可能です。

Q.玄関の臭いを取る掃除方法は?
A.仕上げ拭きをする際、エタノールを吹き付けてみましょう。エタノールは殺菌効果があるだけでなく、消臭効果も発揮するため、玄関の不快な臭いを抑えるのに役立ちます。

Q.玄関掃除をしてもすぐ汚れてしまう場合はどうすべきか?
A.玄関掃除と併せ、靴底を拭き取ることも習慣にしてみましょう。玄関の汚れは、靴底に付着した土や泥などがほとんどです。靴底の汚れを取り除くだけで、玄関の汚れを防ぐことができます。

Q.雑巾の繊維が玄関に残ってしまう場合の対処法は?
A.着古したTシャツなどを裂いて使いましょう。タオル生地よりも繊維残りが目立ちません。使って汚れたら処分するだけで掃除ができます。

Q.ドアの手垢が落ちやすい洗剤は?
A.重曹です。重曹水を布に取り、ドアを拭きましょう。仕上げに乾(から)拭きすると、よりきれいになります。重曹は、100均でも購入できる安価な洗剤です。玄関掃除以外にも役立つでしょう。

まとめ

玄関は、家の顔となる場所であるため、常にきれいな状態を維持したいですよね。土やホコリが蓄積すると、見栄えが悪くなるだけでなく、臭いも発生します。玄関掃除の手順やコツを覚えて、すっきりした環境を作ってみてください。掃除方法と併せ、普段からできる汚れ防止策も実践してみましょう。