除湿機を処分したい! そんなときに知っておくべき4つの方法とは?
不要になった除湿機はどのようにして処分すればよいのでしょうか。湿気の多い時期や屋外に洗濯物を干すことができない家などでは、除湿機が大活躍します。しかし、「引っ越しで不要になった」「買い替えるので廃棄したい」という場合はどうしたらよいのかご存じですか? 除湿機は小型家電に該当するため、正しい捨て方を知っておく必要があります。この記事では、除湿機を手放す方法をご紹介しましょう。
この記事を読むことで、除湿機の処分にかんする方法やメリットが分かるはずです。ぜひ参考にして、ベストな処分方法を選んでください。
1.自治体回収を利用して除湿機を処分する
まず思いつくのが、自治体のゴミ回収を利用する方法でしょう。
1-1.ゴミの分類について
「除湿機は何ゴミになるのか?」と疑問に思う人も多いでしょう。除湿機は、小型家電リサイクル法の対象になります。2013年に施行された法律で、家庭から排出された小型家電をリサイクルに回す、という内容のものです。小型家電に含まれている有用資源を再利用することを目的として、自治体が回収することになっています。ただし、小型家電リサイクル法の取り組みを行っていない自治体もあるため、まずは事前に確認する必要があるでしょう。
1-2.方法
除湿機を小型家電リサイクル法に基づいて回収している自治体では、回収ボックスを設置しています。設置場所は大型スーパーや家電量販店、公共施設などさまざまです。事前に自治体のホームページで確認しておきましょう。このボックスに除湿機を投かんするだけで処分が可能になります。回収ボックスの設置が行われていない自治体の場合は、指定の回収場所を確認しておいてください。
1-3.メリットとデメリット
自治体回収を利用するメリットは、費用の安さです。回収ボックスが設置されている場合は、無料で処分できます。粗大ゴミの場合も料金は数百円です。また、相手が自治体という安心感も大きなメリットでしょう。ただし、自分で運ぶのが難しい場合は、ほかの方法を検討する必要があります。
2.買い替えで除湿機を処分する
除湿機を買い替える場合は、下取りや引き取りがおすすめです。
2-1.販売店により下取り、引き取りについて
下取りとは、新しい除湿機の購入を条件に古い除湿機を買い取るという方法です。新しく購入する除湿機の代金から下取り金額分を差し引いてもらえるため、お得に購入できます。下取りが不可能でも無料で引き取ってくれる販売店もあるため、ぜひ確認してみてください。
2-2.方法や料金など
下取りや引き取りを利用する場合は、直接販売店に足を運ぶ必要があります。このようなサービスを行っているかどうか事前に電話などで確認しておくとよいでしょう。新しい除湿機を購入し、処分したい除湿機の査定をしてもらってください。販売店や除湿機の状態によっては、引き取りに回収費用がかかる場合もあります。料金は販売店によって異なりますので確認しておきましょう。
2-3.メリットとデメリット
新しいものを購入したとき、古いものの処分に頭を抱える人も多いでしょう。下取りや引き取りを利用した場合、新しい除湿機の購入と古い除湿機の処分が同時にできる、という点が大きなメリットです。ただし、除湿機の状態によって下取りが可能か決まる場合もあるため、すべての除湿機が対象になるわけではないということを覚えておきましょう。
3.リセールやオークションで除湿機を処分する
状態のよい除湿機は、リセールやオークションで処分するのがおすすめです。
3-1.中古需要について
除湿機は高値で売れる可能性もあるため、廃棄する前に検討してみましょう。
3-1-1.売れる除湿器の条件
売れやすい除湿機の条件は以下のとおりです。
- 発売から3年以内のもの
- 状態がきれいで新品に近いもの
- 人気メーカーのもの
傷や汚れが目立つ除湿機は売れる可能性が低いでしょう。また、付属品や外箱がそろっていると買値がつきやすくなります。
3-1-2.売れやすい季節を知ろう!
除湿機には「売れやすい季節」というものがあります。除湿機が活躍するのは梅雨時期です。梅雨時期に入る前の3~5月は、需要が高くなります。買い取りを強化するリサイクルショップなども増えてくるため、しっかりとチェックしておきましょう。
3-2.方法
除湿機をリセールする方法には、リサイクルショップやネットオークションがあります。近所にリサイクルショップがある場合は持ち込んでみるとよいでしょう。その場で査定して現金化できるため、すぐに売りたい人におすすめです。リサイクルショップが近所にない場合や、もっと高く売りたいという人は、ネットオークションを利用する方法もあります。
3-3.メリットとデメリット
リセールのメリットは、何と言ってもお金を得ることができるという点です。思った以上に高額で買い取りしてもらえる場合もあるでしょう。ただし、除湿機の状態によっては再び持ち帰らなければならないということを覚えておきましょう。ネットオークションの場合も、買い手が見つかるまで除湿機を手元に置いておかなければならないのです。急いで処分したい人にはおすすめできません。
4.回収業者を利用して除湿機を処分する
家庭から生じた不用品の回収を行っている業者に依頼する方法もあります。
4-1.回収方法
主に、店頭持ち込み・宅配回収・出張回収の3つがあります。店頭持ち込みであればその場で査定してもらえますが、お店に行く時間がない場合や自分で運ぶのが難しい場合は、宅配回収か出張回収を利用するとよいでしょう。
4-2.料金
同じ除湿機でも業者によって回収料金がまったく異なる場合もあるのです。できれば、事前に複数の業者に無料見積もりを依頼し、比較しておきましょう。また、中には無料で不用品の回収を行っている業者もあります。そのような業者を利用する場合は、なぜ無料で回収できるのか、その理由が明確になっているか確認することを忘れないでください。明確な理由もなく無料回収を宣伝している業者を利用すると、トラブルに巻き込まれる可能性があります。
4-3.業者選びのポイント
回収業者選びのポイントをまとめてみました。
- 一般廃棄物収集運搬業の許可を得ている
- 実績が豊富である
- 無料見積もりを受け付けている
- 見積書の内容が明確である
- スタッフの対応が丁寧でスピーディーである
上記のような業者は信頼できるでしょう。
4-5.注意点
特に注意が必要なのは、所在地を明らかにしない業者です。トラック1台で近所を回り、領収書の発行を拒むような業者は利用しない方がよいでしょう。電話番号が携帯電話の番号になっている業者、業者名やロゴが制服やトラックに入っていないような業者にも注意が必要です。いざというときに逃げられてしまう可能性が高いでしょう。
5.除湿機の処分にかんするよくある質問
「除湿機の処分について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめてみました。
5-1.除湿機を粗大ゴミとして捨てるときは、どのような手順になりますか?
A.ホームページか電話で申し込みを行い、回収料金と回収日を確認してください。コンビニや郵便局で料金分の粗大ゴミ処理券を購入し、除湿機に貼り付けて回収日に回収場所まで持って行きましょう。
5-2.買い取りしてもらいにくい除湿機とはどのようなものですか?
A.海外製のものや無名メーカーのもの、動作に不具合があるものは買い取り不可になる可能性が高いでしょう。また、付属品がそろっていないものも買い取りが難しくなります。
5-3.小型家電リサイクル法の対象品目にはどのようなものがありますか?
A.除湿機のほかにも、パソコンやカメラ・ゲーム機・映像機器・カーナビ・電子レンジ・掃除機などさまざまなものが対象になります。自治体によって回収品目が異なるため、事前に確認してください。
5-4.無許可の回収業者を利用すると、どのようなトラブルが発生する可能性がありますか?
A.見積もりと違う高額な料金を請求される、回収した不用品を不法投棄されるといったケースが多数報告されています。
5-5.回収業者とのトラブルはどこに相談したらよいですか?
A.消費者生活センターに相談すると、今後の対処法についてアドバイスをもらえます。また、脅されたなど身の危険を感じた場合は、警察に連絡しましょう。
まとめ
除湿機の処分方法について詳しくご紹介しました。梅雨時期に大活躍する除湿機ですが、不要になったときの処分方法には困りますよね。除湿機の状態をよく見極めた上で、自分にとってベストな処分方法を選択するべきです。ぜひこの記事を参考にして、賢い処分方法を見つけてください。