ダイニングテーブルって何ゴミ? ダイニングセットの正しい処分法!
新しいダイニングセットを購入して買い換えようと考えている方が困るのが、ダイニングテーブルの処分方法だと思います。「燃えるゴミ」なのか「燃えないゴミ」なのか、はたまた「粗大ゴミ」なのかと悩んでいる方も多いでしょう。また、実際にどのような手順で処分すればいいのか、という点も悩みどころの1つです。そこで、今回はダイニングテーブルの処分方法についてご紹介します。
- ダイニングテーブルの処分について
- ダイニングテーブルの処分、自治体の回収による場合
- ダイニングテーブルをリサイクルして処分する場合
- 不用品回収業者にダイニングテーブルの処分を依頼する場合
- ダイニングテーブルの処分にまつわるQ&A
この記事を読むことで、ダイニングテーブル・ダイニングセットの処分方法について知ることができます。また、売却する際に知っておくと得する情報もご紹介していますので、ぜひお見逃しなく!
1.ダイニングテーブルの処分について
1-1.ダイニングテーブルとは?
1-1-1.ダイニングテーブルってどんなテーブル?
ダイニングとは食事、テーブルとは卓のことですので、「食卓」ということですね。ただし、使い勝手の良さから、最近では食卓という用途だけに限らず、さまざまな場面で使われるようになってきています。
1-1-2.テーブルの種類
テーブルと一口にいっても、実はさまざまなテーブルがあります。自分のテーブルの種類がどれなのかを、まずは確認しましょう。
- ダイニングテーブル
- リビングテーブル
- サイドテーブル
- コンソールテーブル
- エクステンションテーブル
- カフェテーブル
- ネストテーブル
- デスク
ダイニングテーブルは食事の際に使われ、キッチンに置かれます。リビングテーブルは居間(リビング)に設置するタイプのもので、ソファーの高さに合わせて背が低いのが特徴です。サイドテーブルは補助用のテーブルで、ソファーやベッドの横(サイド)に設置することからこの名前がつけられました。コンソールテーブルは18世紀のフランス上流階級で流行したもので、主に花瓶などを飾るために使います。エクステンションテーブルは、伸縮可能なテーブルです。カフェテーブルはダイニングテーブルと同じ用途でありながら、ややコンパクトなサイズのものを指します。サイズがちょうど良いので、カフェなどでよく採用されたため、この名前が一般的に浸透しました。ネストテーブルとは、その名のとおり入れ子構造(ネスト)になっているテーブルのことです。デスクは、厳密にはテーブルではありませんが、仲間ということでご紹介しました。デスクは学習や仕事に使いやすいように、複数の引き出しや棚などが取り付けられたものを指します。
1-1-3.ダイニングセットとは?
ダイニングセットとは、主にダイニングテーブルとチェアがセットとなったもののことです。デザインが統一されていますので見た目にキレイですし、専用のテーブルとチェアなので、使いやすいように設計されています。
1-2.ダイニングセットは何ゴミ?
基本的に、ダイニングテーブルもチェアも粗大ゴミとして扱われます。しかし、分解して、小さくすることでほかの処分方法も選択可能です。たとえば、木製のダイニングテーブルの場合は、分解すれば燃えるゴミとして出すことができるでしょう。ただし、天板部分もノコギリ等で小さくカットする必要があります。また、ガラス製のダイニングテーブルでしたら、ハンマー等で割ってしまえば資源ゴミなどとして出すことが可能です。
1-3.注意点
ダイニングテーブルは多くの場合大型です。そのため、粗大ゴミ以外の方法で出す場合は破壊したり分解したりしなければいけません。特に破壊をする際には、しっかりと安全確保をしておかないとケガをする原因となります。十分に注意しましょう。
2.ダイニングテーブルの処分、自治体の回収による場合
2-1.自治体による回収方法
粗大ゴミとして処分をする場合は、まずお住まいの地域の粗大ゴミセンターに連絡することから始まります。粗大ゴミセンターはインターネットか電話から依頼することが可能です。依頼をしたら、オペレーターの指示に従って指定の日時・場所にダイニングテーブルを出しましょう。出す際には、「粗大ゴミ」と書かれた紙を指定の位置に貼り付けることが多いので、忘れないようにしてくださいね。
2-2.メリット・デメリット
メリットといえば、費用の安さでしょう。行政によって行われている回収方法なので、有料の処分方法の中では最も安いのです。デメリットは、対応の遅さが挙げられます。民間業者のように、素早い対応は期待できません。また、自治体によっては日曜日は対応してくれないこともある点も大きなデメリットでしょう。
2-3.料金について
自治体やサイズによって異なりますが、一般的には300円~1,800円の間ぐらいでしょう。最大辺が1メーター以下なら300円程度で、1メーター~1.5メーター(1.6メーターの場合も)以下のものなら700円、それ以上になると1,800円となるのが相場です。
3.ダイニングテーブルをリサイクルして処分する場合
3-1.リサイクルのメリット
テーブルというのは非常に頑丈に作られています。長年愛用して色褪(あ)せたり傷がついたりしても、テーブルとしての機能は衰えていないことも珍しくありません。まだまだ使えるものを廃棄してしまうのは忍びないですよね。そのようなときに、リサイクルは非常に役立ちます。また、使えるものをリサイクルするのは、環境にとってもいいことですよ。
3-2.リサイクルできるもの、できないもの
大前提として、テーブルとしての機能を果たせることが重要となります。つまり、しっかりと足がついており、安定して設置できるものです。足が折れているものや、天板にヒビが入っているもの、ガタガタしていてバランスが悪いものなどはリサイクルすることはできません。また、テーブルとしての機能が果たせても、見た目があまりにひどい場合は買い手がつかないため、リサイクルはできないでしょう。傷や汚れはできるだけ少ない方がリサイクルできる可能性が高くなります。また、人気メーカーのものだとより良いでしょう。ただし、無名でもデザインが良ければ買い取りの可能性はあります。
3-3.リサイクルの方法
3-3-1.リサイクルショップに持ち込む
真っ先に思い浮かぶ方法といえば、やはりリサイクルショップへ持ち込む方法でしょう。特に、家具専門のリサイクルショップがあれば、より高く買い取ってもらえるのでおすすめです。
3-3-2.ネットオークションで売却する
ネットオークションを使う方法もあります。ネットオークションの特徴は、高く買い取ってもらえる可能性が最も高い方法であるという点です。なぜかというと、ネットオークションは競売なので、入札者が多いと入札者同士で競い合うため値段が高騰します。さらに、出品者と落札者と直接取り引きすることとなるため、中間マージンがないのです。
ただし、ネットオークションもメリットばかりではありません。むしろ、デメリットも多い方法です。たとえば、出品手続きには写真をとったり傷の状態などを事細かに知らせたりなどの手間があります。また、落札された後も、落札者と値段交渉が行われたり、発送準備をしたりと大変です。さらに、クレームが発生してしまうと、これまた交渉や返品などで手間がかかります。大変な思いをしたのに結局処分できずに戻ってきてしまっては本末転倒です。リターンは大きいですが、ハイリスクであることも心にとめておきましょう。
3-3-3.寄付
寄付、というとお金のイメージが強いですが、実は物品も寄付をすることは可能です。テーブル類はポピュラーな寄付品なので、もしも興味があれば寄付をしてみてください。
3-4.高額査定のポイント
一番重要なことは「美品」であることでしょう。美品というのは、新品に近い中古品のことです。目立った傷や汚れがないものであれば、美品という扱いになります。ですので、傷がある場合は傷消しで傷を隠し、汚れがあるようならしっかりと掃除しておくと高額になりやすくなるでしょう。さらに、美品のブランド品は特に高く売れます。北欧やイタリアの高級ブランド品であれば、万単位での売却も夢ではありませんよ!
3-5.注意点
リサイクルショップを利用する場合は、「買い取り拒否もありうる」ということを念頭に置いておきましょう。リサイクルショップはリセールを前提としています。つまり、売れる見込みのないものは引き取ってくれません。売れなければただのゴミとなり、結局処分費用を負担することになるのですから当然のことですね。あまりに状態が悪い場合は買い取りを拒否され、せっかく苦労してショップに持ち込んだ努力が水の泡になってしまいます。買い取ってもらえるかもらえないかの判断はなかなか難しいと思いますが、迷った際にはほかの方法を検討するのも1つの手ですよ。
4.不用品回収業者にダイニングテーブルの処分を依頼する場合
4-1.不用品回収業者のメリット
不用品回収業者を利用する一番のメリットは「利用者の負担が少ない」という部分でしょう。インターネットや電話から依頼をすれば、自宅まで出張回収してくれるからです。一方、自治体に粗大ゴミとして出す場合などは、指定の場所まで持ち出さなければいけません。普通のリサイクルショップを利用する場合にも、店頭まで持ち込む必要があります。ダイニングテーブルは基本的に大きく重い家具です。マンションやアパート、団地などにお住まいの方、特にエレベーターのない物件にお住まいの方には大変でしょう。外に持ち運ぶ必要がないというのは大きなメリットです。
また、状況に応じて、「有料回収」「無料回収」「買い取り」の3つの方法があるのも大きなメリットでしょう。価値のないものはゴミとして有料回収し、価値は高くないもののリサイクルできるものは無料回収、価値が高いものに関しては買い取りという3つの処分方法があるのです。つまり、リサイクルショップのように、引き取り拒否が起きません。処分に失敗するということがないので、とても安心です。
4-2.回収方法
主な回収方法は出張回収となりますが、そのほかにも郵送回収(宅配回収)や持ち込み回収に対応している業者もあります。
4-3.料金について
不用品回収業者の料金は『基本料+品物ごとの単価+追加料金(オプション料金)』という形態となっているのが一般的です。業者にもよりますが、基本料は3000円~5000円となっています。ただし、業者によっては基本料を非常に低くする代わりに品物ごとの単価を上げたり、逆に高くする代わりに単価を下げたりしている場合もあるでしょう。品物ごとの単価、つまり、ダイニングテーブルの単価については、サイズによって300~1,800円程度まで変動します。最後に追加料金(オプション料金)についてです。これは、大きな家具や家電製品を階段から下ろしたり、ベランダ等から吊(つ)り下ろしをしたりする際に発生します。特に、吊(つ)り下ろしでは特殊な道具やクレーン車が必要になりますし、作業に危険を伴うこともあるため、1万円以上の料金になることもあるでしょう。ダイニングテーブルが非常に大きい場合には、追加料金について事前に聞いておくとトラブルを避けることができます。
4-4.業者選びのポイント
4-4-1.許認可を確認する
業者を選ぶ際に最も重要なポイントは、業者が「違法業者じゃないかどうかを確認する」ということです。不用品を買い取るには「古物商」の許可を得ている必要があります。つまり、古物商許可がないにもかかわらず、不用品を買い取っている業者は違法業者ということですね。古物商の許可を得ているかどうかは、ホームページの会社概要、または会社案内などから確認できます。会社概要・会社案内に記載されている古物商許可が本物かどうかを調べたい場合には、一緒に記載されている古物商番号を検索することで判別可能です。なお、古物商番号が記載されていない場合は、実際には古物商を取得していない可能性があるので注意しましょう。
4-4-2.複数業者を比較する
業者を1つに絞ってしまうと、その業者が果たして適正な料金を提示しているかの判断をすることが困難です。ですから、できるだけ複数の業者から見積もりを取るようにしましょう。飛び抜けて安い業者(何でも無料で回収、など)は、押し買いなどの悪徳商法をするような悪徳業者の可能性があります。注意してください。
4-4-3.ブログやSNS、Twitterなどで情報発信しているか確認する
業者はホームページのほかに、ブログやSNS、Twitterなどを開設していることがあります。もしも開設しているのであれば、どのようなことが書かれているか確認してみましょう。しっかりと内容のある情報を発信しているようであれば、信頼度がぐっと上がります。なぜなら、自ら情報を発信するということは、自分たちに自身があることの裏返しだからです。
4-5.注意点
どのような業種にもいえることではありますが、不用品回収業者の中にも悪徳業者は存在しています。そのため、あまり適当に業者を選んでしまうと、思わぬトラブルに見舞われてしまうことがあるのです。ですので、業者を選ぶ際には複数業者と比較するなどをして、信頼できる業者を探しましょう。また、訪問営業をしてくる業者には注意してください。このような業者は「押し買い」などの悪徳商法をする可能性が高いからです。しっかりとした業者は、基本的に訪問営業はしません。
5.ダイニングテーブルの処分にまつわるQ&A
5-1.ダイニングテーブルを粗大ゴミに出す際の注意点はありますか?
ダイニングテーブルは総じて大きく重いですよね。ですから、指定の時間に近づいてから運び出そうとしても、予想外に時間がかかってしまうことがあります。指定の時間に間に合わないと二度手間ですし、回収に来た職員の方にも迷惑です。回収当日は、早めに外に出してしまうようにしましょう。ただし、早めに出せばいいだろう、といって前日から外に出すのはやめてください。地域のルールでゴミは前日に出してはいけないと定められていることが多いため、いらぬトラブルを引き起こす原因となります。
5-2.押し買いとは何ですか
押し買いとは、貴金属などの価値が高い物品を、法外な安値で強引に買い取っていく悪徳商法のことをいいます。たとえば、「この値段で売ってくれるまで帰りません」などといって脅す方法が代表的な手口です。押し買いは金の価値が暴騰し始めた2010年ごろから増加しました。金の価値は現在も上がり続けており、2020年には2000年ごろの約10倍にまで膨らむことが予想されています。しかし、これを知らない人も多く、買値と値段が変わらないから大丈夫だと思って売ってしまうことがあるのです。買った当初はその値段でも、今も同じ値段だとは限らないということを心に刻んでおいてください。もしも押し買いをしてくるような業者がいれば、すぐに警察を呼びましょう。
5-3.女性でも安心して回収業者に依頼できますか?
一人暮らしの女性にとって、自宅に知らない男性を上げるというのは不安に感じるものですよね。しかし、ご安心ください。業者によっては女子スタッフが所属していることもあります。事前に女子スタッフの派遣を依頼することで、対応してもらえることがあるでしょう。ただし、不用品回収業界は男性が圧倒的多数です。予約状況などによっては、必ずしも女子スタッフが対応できるとは限りません。また、そもそも女子スタッフが在籍していない業者もあります。ですので、女子スタッフに対応してもらえるか、事前に尋ねておくと良いでしょう。
5-4.不用品回収業者は土日や祝日でも利用できますか?
業者にもよりますが、年中無休の業者が多いようです。もちろん、弊社も年中無休で対応しています。
5-5.査定後にキャンセルすることは可能ですか?
もちろん可能です。ただし、業者によってはキャンセル料が発生することもあるので、事前に確認しておきましょう。ちなみに、弊社ではキャンセル料は一切頂いておりませんので、安心してご依頼ください。
まとめ
いかがでしたか? 今回はダイニングテーブルの処分方法を中心にご紹介しました。ダイニングテーブルとは、キッチンに設置する食卓のことです。また、ダイニングセットとは、ダイニングテーブルとチェアのセットのことを指します。ダイニングセットは基本的に粗大ゴミです。粗大ゴミとして処分する以外には、リサイクルをしたり不用品回収業者に回収してもらったりすることもできます。中でもおすすめなのが不用品回収業者です。不用品回収業者は自宅まで出張回収しに来てくれますし、大きく重いダイニングセットの処分にはうってつけでしょう。しかし、不用品回収業者の中には、押し買いなどの悪徳商法を行う悪徳業者も存在します。依頼の際にはほかの業者と比較したり、許認可を得ているかを確認したりして信頼できる業者を選びましょう。今回ご紹介した情報をもとにして、ぜひとも快適に処分をしてください。