洋服の処分方法が知りたい! 買取ができる洋服&リサイクル方法は?

「次から次へと増える洋服を何とかしたい」「処分したいけど捨てるのがもったいない」など、洋服の処分に頭を抱えている方が多いのではないでしょうか。「洋服は捨てるしかない」と思われがちですが、譲る・寄付・売る・リサイクルなど手放す方法はたくさんあります。洋服の処分方法を把握しておけば、そのときの状況や洋服の種類に適した方法で処分できるでしょう。本記事では、洋服の処分方法とそれぞれのメリット・デメリットを説明します。

  1. 洋服処分の基礎知識
  2. 洋服の処分方法
  3. 洋服を買取に出す方法
  4. 洋服をリサイクルする方法
  5. 洋服の処分に関してよくある質問

この記事を読むことで、洋服の処分方法と、それぞれのメリット・デメリットが分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1.洋服処分の基礎知識

まずは、洋服を処分するメリットと、大まかな処分方法をチェックしておきましょう。

1-1.洋服を処分するメリットは?

洋服でいっぱいになったクローゼットをそのままにしていると、部屋がどんどんゴチャゴチャになってしまいます。しかし、きちんと断捨離をすれば、部屋がスッキリし収納スペースができるでしょう。クローゼットやタンスなどの中のものが減れば、何がどこにあるのか一目瞭然で、探しものをすぐに見つけることができます。さらに、必要のないものを処分すると、不思議と気持ちもスッキリするものです。自分にとって必要な洋服だけで生活することができれば、コーディネートも楽になるでしょう。このように、洋服を処分するメリットはたくさんあるので、まずは、「必要なもの」と「要らないもの」に分けて、必要ないものを処分することが大切です。

1-2.どんな処分方法があるのか?

洋服の処分方法は、「捨てる」「譲る」「寄付」「売る」「リサイクル」など、さまざまな方法があります。自分の状況や処分したい洋服の量・状態・種類などに応じて方法を選択すると良いでしょう。たとえば、まだ着ることができる洋服を捨てるのはもったいないですよね。そこで、欲しがっている人に譲ったり売ったりリサイクルすれば、楽な気持ちで手放すことができます。

2.洋服の処分方法

自治体で洋服を処分する場合の方法とポイントを紹介します。

2-1.何ゴミになるのか?

ほとんどの洋服は布でできているので、「燃えるゴミ」として処分可能です。ただし、自治体の中には、「資源ゴミ」として扱っているところがあります。ゴミの分別は、自治体で異なるので事前の確認が必要です。また、各自治体でゴミの回収日が決まっているため、日にちもチェックしておきましょう。さらに、地域によって、布類は決められた小さいサイズに裁断しなければならないところもあります。必ず自治体のルールを確認してから処分しましょう。

2-2.業者へ依頼する方法

処分したい洋服の量が大量にある場合、運搬が大変になるでしょう。また、洋服以外の不用品が出ることもあります。そんなときは、不用品回収業者または無料回収業者に回収を依頼してください。ほとんどの業者では、出張回収を受けつけています。出張回収は、直接家に業者がやってきてその場で回収してくれるため、自分で運ぶ必要がありません。また、急を要する場合も処分が可能なので、安心して依頼できるでしょう。ただし、業者へ依頼する際はお金がかかります。洋服の量や業者によって費用が異なるため、見積書を細部まで確認することが大切です。

2-3.無料回収業者の利用に要注意!

洋服を無料で処分してくれる「無料回収業者」がありますが、依頼前にチェックしておきたいことがあります。それは、「なぜ無料回収ができるか」です。最近は、「回収後にお金を請求された」など、業者との間でトラブルが起きています。無料回収ができる理由をきちんと提示している業者なら、安心して依頼できるでしょう。追加料金の有無や、産業廃棄物運搬許可証を取得しているかなど、確認してくださいね。

3.洋服を買取に出す方法

まだ、着ることができる洋服は、買取に出すことができます。ここでは、具体的な買取方法とポイントを解説しましょう。

3-1.買取ができるものは?

基本的に、穴が開(あ)いていない・目立つ汚れやシミができていないなど、着られる状態の洋服が買取対象となります。特に、ブランドものは人気があるので高額買取が期待できるでしょう。ただし、ブランドものの場合は「タグがついていること」が買取条件になっているケースがあります。また、需要がある「子ども服」も、強化買取の対象になっていることが多いのです。洋服の状態・種類で異なりますが、ノーブランドもので数百円~、ブランドものは定価の10~20%が買取相場となります。

3-2.リサイクルショップなどに依頼する

近場にあるリサイクルショップに査定を依頼し、洋服を売るのも処分方法の1つです。それでは、リサイクルショップの具体的な方法とポイントをチェックしていきましょう。

3-2-1.具体的な方法は?

リサイクルショップのほとんどは、持ち込み買取を行っています。近場に店舗があれば、直接持ち込み、その場で現金化できるでしょう。中には、ダンボールに詰め込んで店舗に送るという宅配買取サービスを行っているところもあります。店舗の買取方法を確認してから、洋服の量・種類に応じた方法を選んでくださいね。

3-2-2.メリット・デメリット

リサイクルショップに依頼するメリットは、幅広い種類の洋服が買取可能という点です。ブランドものはもちろんのこと、ノーブランドもののTシャツ・ズボン・ブラウスなど、さまざまな種類の洋服を買い取っています。汚れやシミが目立たない程度なら、買取可能なところもあるでしょう。ただし、リサイクルショップの場合は、重さ別で買取を行う可能性があります。1kgで100~150円、10kgで1,000~1,500円など買取金額が決まっているため、個別の買取では非常に安価な買取額になる可能性が高いのです。

3-3.自分で売る方法は?

ネットオークションやフリマアプリを利用する方法があります。また、新品よりも古着は安く購入できることから、ネットオークションとフリマアプリを利用して洋服を購入する方が多くなってきました。利用方法は簡単な登録だけで、売りたい洋服の写真と説明文をアップすれば出品が可能です。需要が高まっているネットオークションだからこそ、良い状態の洋服やブランドものは買い手がつきやすくなります。
ただし、必ず希望金額で売れるとは限りません。また、買い手がついた場合、自分で梱包(こんぽう)し送るという手間が発生します。ネットオークションのデメリットもきちんと把握してから利用してくださいね。

3-4.高く売るポイントは?

洋服を売る前に洗濯することです。長い間クローゼットに放置されていた洋服は、防虫剤のニオイなどが染みついている可能性があります。また、汚れがついている可能性もあるため、洗濯で汚れとニオイを落としてから売りに出しましょう。また、「売る時期」を考えるのもポイントの1つです。たとえば、春服・夏服は1~8月ごろ、秋服・冬服は9~12月に売ると高価買取が期待できるでしょう。店舗側はシーズン前に在庫をそろえておきたいため、売りたい衣類のシーズン前が高価買取強化期間となります。

4.洋服をリサイクルする方法

「買い取ってもらえないなら捨てるしかない」と思われがちですが、「リサイクル」「寄付」という形で衣類を処分することができます。では、具体的な方法を解説していきましょう。

4-1.こんな場合におすすめ!

ネットオークションやリサイクルショップなどで売れなかった洋服は、ぜひリサイクルをしてください。「まだ着られるのに捨てるのはもったいない」と悩んでいる方も、寄付という形で手放すことが可能です。要らなくなった洋服が活用できる方法で処分すれば、気持ちも楽になるでしょう。

4-2.寄付先は?

要らなくなった洋服の寄付を受けつけている団体はたくさんあります。以下に、主な寄付先をピックアップしたので、ぜひ参考にしてください。

これらの団体では、全国で回収した洋服を資源リサイクルし社会支援活動への寄付募金として活用したり、貧しい国に送り再利用するなどの活動を行っています。寄付の方法は、宅配回収がほとんどです。具体的な方法に関しては、それぞれのホームページで確認してください。不要な洋服が処分でき、社会貢献にもつながる方法といえるでしょう。

4-3.メーカーなどの回収

ユニクロ・H&M・無印良品など、有名メーカーでは洋服の回収を行っています。たとえば、ユニクロ・GUでは全商品リサイクル活動を実施中です。全国の店舗で常時受けつけており、店内の回収ボックスに入れるか、スタッフに声をかけると回収してくれます。回収後の洋服は、難民など支援のために利用されたり、工業用繊維にリサイクルされるという仕組みです。

4-4.注意点

寄付の場合、専用キットを購入したり、送料が自己負担になったりすることがあります。また、メーカーの回収を利用する際は、各メーカーによって「引き取りブランド」「引き取りアイテム(点数)」が決まっている場合もあるのです。たとえば、無印良品の場合は、洗濯ネームに「株式会社良品計画」と記載されている商品が対象となります。後でトラブルにならないためにも、ホームページ等で事前に確認しておきましょう。

5.洋服の処分に関してよくある質問

洋服の処分に関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.業者に依頼する場合の費用はいくらぐらいか?
A.品数・種類によって大きく異なるため、相場を把握するのが困難です。高く請求されても気づかない可能性もあるので、複数の業者を比較してください。複数の業者を比較すれば、最も安い費用で処分できる業者が見つかりやすくなります。ただし、中には悪徳業が存在しているので、信用できるか見定めることも大切です。悪徳業者は、「お得に処分できるのは今だけ」などの謡(うた)い文句で客引きをする傾向があります。また、具体的な見積もりを出さない・産業廃棄物収集運搬許可などを取得していないなどが特徴です。

Q.捨てずに洋服を整理したい場合は?
A.どうしても処分したくない・捨てたくない洋服がある場合は、「洋服保管サービス」を利用するのも方法の1つです。ダンボールに保管してもらいたい洋服を詰め込み、業者に送るだけという簡単な方法で別の場所で保管してくれます。収納場所がもう1つできる感覚ですね。また、屋内のトランクルームを利用するのも方法の1つでしょう。

Q.どんな洋服でも寄付できるのか?
A.要らなくなった洋服でも、すべてが寄付できるわけではありません。たとえば、シミ・虫くい・伸びや縮みが激しい・色落ち・破れている洋服は寄付できないところがほとんどです。また、寄付先によっては、子どもの名前が記載されているものや、企業・学校の制服・仕事場の作業着などは寄付できないところもあるので注意してくださいね。

Q.仕分けのポイントは?
A.「要る洋服」と「要らない洋服」に仕分けを行う場合は、1年以上着ていないかどうかチェックしてください。1年以上使っていない洋服は、今後も使う可能性が低いものです。洋服を整理する際に、思いきって処分しましょう。

Q.ノーブランドでも引き取ってくれるメーカーはあるのか?
A.ファストファッションブランドで有名な「H&M」では、ノーブランドの洋服でも無料で引き取ってくれます。さらに、古着に穴が開いていても引き取り可能なので、悩んでいる方におすすめです。また、引き取りを依頼すると、500円の割引クーポンがもらえるので、近くに店舗がある方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

いかがでしたか? 洋服の処分方法は捨てるだけでなく、譲る・売る・リサイクルするなど、さまざまな方法があります。破れて着ることができない洋服は処分せざるを得ません。しかし、まだ着られる洋服はネットオークション・買取専門店・古着屋などの店舗で売ることができます。古着の需要が高まっているので、ブランドものはより高く売れるでしょう。処分費用をかけずに洋服が手放せるベストな方法です。